平成 27 年3月2日 半田市立半田中学校 第 25 号 学 校 だ よ り 早いもので、今週木曜日(3/5)が卒業式です。 義務教育9年間の卒業を祝うこの卒業式は、中学校生活においてもっとも 大切にすべき行事です。卒業生も在校生も、この卒業式の重みを自覚して、 すばらしい式にしてほしいと思っています。 ところで、すばらしい卒業式にするために、以下のことを望みたいと思います。 <卒業生に対して> 人生の基盤となる教育(義務教育)を終了したという自覚(一歩大人に近づいたという自覚) と周りの人(家族、友人、地域の人など)への感謝の気持ちをもって、式に臨んでほしい。そ して、式に参列している人に、その気持ちが伝わるように、行動してほしい。 具体的にできることは、以下の通り。 ・正々堂々と返事をする。 ・見ていて清々しくなるような動きをする。 (起立や礼の仕方、姿勢、歩き方など) ・正々堂々と卒業証書を受け取る。 ・中学校3年間の思いを込めて、卒業の歌・校歌を歌う。 300名近くの卒業生がいますが、一人一人が主人公との考えで、卒業証書を一人一人に手 渡しします。立派に式をやり遂げましょう。 <在校生に対して> 卒業生の今後の活躍を願う気持ちと感謝の気持ちを込めて、式に臨んでほしい。そして、卒 業生とその保護者に、その思いが伝わるように行動してほしい。 具体的にできることは、以下の通り。 ・卒業を祝うにふさわしい環境を用意する。 (掃き清められたきれいな式場やきれいな教室を用意する) ・見ていて清々しくなるような動きをする。 (起立や礼の仕方、姿勢など) ・応援の気持ちや感謝の気持ちが卒業生に届くように、送る歌・校歌を歌う。 自分が送られる側になったときのことを想像し、卒業生が気持ちよく巣立っていけるように、 行動しよう。 卒業の歌「旅立ちの日に」の豆知識 卒業式で3年生が歌う「旅立ちの日に」という曲は、1991 年に埼玉県秩父市立影森中学校の先 生によって作られた合唱曲です。作詞は、当時の校長先生。作曲は、その学校の音楽の先生です。 以下のような経緯で生まれ、多くの学校で歌われるようになり、そして、半田中学校でも歌うよう になりました。 当時、影森中学校の校長先生が、荒れていた学校を矯正するために「歌声の響く学校」にするこ とを目指し、合唱の機会を増やした。音楽の先生方を中心に粘り強く努力を続けた結果、歌う楽し さによって、学校は明るくなった。 「歌声の響く学校」を目指して3年目の 1991 年2月下旬、その集 大成として、 「卒業する生徒たちのために、何か記念になる、世界に ひとつしかないものを残したい」との思いから、音楽の先生が校長先 生にお願いして作られたのが「旅立ちの日」という歌詞である。そし て、その歌詞を見て音楽の先生が創り上げたのが「旅立ちの日に」の メロディーである。 (旋律が湧き出るように思い浮かび、実際の楽曲 制作に要した時間は 15 分程度だったといわれている。 ) 出来上がった曲は、最初は、たった一度きり、 「3年生を送る会」で教職員たちから卒業生に向 けて歌うためのサプライズ曲のはずであったが、その翌年からは生徒たちが歌うようになった。そ の後しばらくは影森中学校だけの合唱曲であったが、まわりの小中学校でも使われだしたことで、 1998 年頃までに全国の学校で歌われるようになった。現在では『仰げば尊し』や『巣立ちの歌』 、 『贈る言葉』などに代わり、小中高の卒業式において全国で最も広く歌われている卒業式の歌とな っている。 (参考 ウィキペディア) 東日本大震災からもうすぐ4年 東日本大震災(平成 23 年3月 11 日 14 時 46 分、仙台市沖の太平洋の海底を震源としたマグニチ ュード 9.0 の大地震)から、4年が経とうとしています。 被災された方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復旧と健康を、心よりお祈り いたします。 <東日本大震災の被災データ> 死者・行方不明者は 18,483 人、建築物の全壊・半壊は合わせて 401,567 戸が公式に確認されて います。震災発生直後のピーク時において避難者は 40 万人以上、停電世帯は 800 万戸以上、断水 世帯は 180 万戸以上等の数値が報告されています。復興庁によると、2014 年 12 月 11 日時点の避 難者等の数は 233,512 人となっており、復興がなかなか進んでいないのが、現状です。特に、福島 原発事故による放射能汚染は、避難を長期化させています。 ところで、私たちの住む半田市においても、東日本大震災と同様な大きな地震(東海地震・南海 トラフ地震)が心配されています。過去 100 年から 150 年おきに岩盤がずれてマグニチュード8ク ラスの巨大地震が繰り返し起きていたことからすると、 「東海地震はいつ起こってもおかしくない」 と言われています。地震調査研究推進本部事務局(文部科学省研究開発局地震・防災研究課)によ ると、南海トラフの地震は、30 年以内に 70%の確率で起きるとされています。1年生が総合的な 学習の時間で、防災について学習をしていますが、 「いざ」というときに力が発揮できるような学 習を進めてほしいと思っています。 <いざというときに、備えておきたいもの> 地震はいつ何時起こるかわからないものです。 必要なものを一箇所に集め、いつでも持ち出せ るようにしておくとよいと言われています。次のようなものが必要とされています。 ■非常食、食料…最低3日分(賞味期限切れに注意) ■水(飲料水)…1人1日3リットルを最低3日分 ■食器 ■衣類、装着類(メガネ、コンタクトレンズ、入れ歯など)など ■器具(避難後)(※必ずしもすべて必要ではないですが、あると便利なもの。 ) 乾電池/時計/携帯電話/懐中電灯/携帯ラジオ (充電機能付き、懐中電灯一体型など)/ライター /マッチ/ローソク/ 固形燃料セット (サバイバルグッズ)/手回し充電器 (携帯電話用、ラジオ 用など)/工具 (ペンチ、ドライバー、ロープなど)/ポリ袋/防水シート等 ■薬、救急セット、衛生用品 ■貴重品… 預金通帳/キャッシュカード/印鑑/健康保険証/身分証明書
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