「すごい一人会議」ワークシート #1/5 目標達成体質を手に入れる

「すごい一人会議」ワークシート #1/5
目標達成体質を手に入れる!「すごい一人会議」ワークシート
【1】 2015 年(度)に達成したい目標を、自由にいくつでも書いてみましょう。
【2】 その中で「これを中心的目標にしよう!」と思うものを1つ選び、SMART 原則に従って書き直し
てみましょう
清書
【3】 その目標を達成すると、自分の人生にどれだけのインパクトがあると思いますか?
て得られる金銭的価値、家族や仲間への貢献など、いろいろ書き出してみましょう。
それによっ
「すごい一人会議」ワークシート #2/5
【4】 逆に、それが達成できなかったら、自分の将来にどんなネガティブな影響を与えそうですか?
【5】 その目標を達成するために、どれだけの時間・お金を投資しますか?
【6】 その目標を達成する上で障害となっている残念な現実を挙げてください。
【7】 6 で挙げた問題について、すべて「どうしたら○○できるだろう?」という質問形式で書き直して
みてください。
「すごい一人会議」ワークシート #3/5
【8】 7 で挙げた質問について、それぞれパワーアップ策を考えて書いてみてください。また、それぞれ
何に関する問題か6つのジャンルに区別し、
【知識】などというように右端に区分を書きましょう。
【9】 8 で挙げたパワーアップ策のうち、もっとも核心的で最重要と思うものを2つピックアップし、
パワフルな表現で解決策を書いてみてください。
(P.65 参照)
【10】テキスト Step 8 を参考に宣言文を作ってください。
「すごい一人会議」ワークシート #4/5
◆目標設定の SMART 原則◆
【S】specific;具体的に表現されているか?
例えば「リーダーシップを発揮する」という目標はダメ。
そもそも、リーダーシップを発揮した状態がどんな状態か分かりません。
そして、リーダーシップにもレベルが様々あるでしょうし。
よく分からないものに対しては、どう行動したらいいのかも分かりません。
【M】measurable;客観的に数値として計測可能か、達成を Yes/No で判定可能か?
「売り上げをアップする」という目標は具体的に見えますが、
基準が示されていないため客観的に測定できません。
「月間売り上げ 250 万円を達成する」 、「売り上げ前年度同月比 120%を達成する」 とす
ると、誰の目からも判定可能で Ok です。
【A】achievable;冷静に考えて達成可能か?
「2015 年 3 月までに、30 万部のベストセラーを出す」というのはどうでしょう?
これは期限付き(Time-bound)で、数値目標・行動目標付き(Measurable)ですが、
自分の力量、世の中の動向などを冷静に見てどうだろう?と考えなければなりません。
そもそも 30 万部を越えるような作品といのは年間何冊も出ていないワケですし...。
【R】result-oriented;成果にフォーカスしているか?
「リーダーシップを発揮すべく、常に組織における自身の使命を考え、行動する」という目
標はどうでしょう?
ある意味で具体的ですし、行動できたか、できなかったか判定可能です。
しかし、これは何かの結果を手に入れるためのプロセスです。
【T】time-bound;達成期限が設定されているか?
どんなにリアルに目標が設定されても「ま、いつでもいいよ」という気分では
永遠に達成できません。
いつまでに達成したいかを明確にするからこそ、では、今月は何をすべきか、今週はどこま
でやるか、今日何に手を付けるかが明確になり、現実に達成できるものなのです。
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◆SMART をさらに磨き上げる、さらに 3 つの工夫◆
1.目標のさらに先にある「目的」を明確にする
目標は、それ自体が目的ではなく、さらに大きな目標あるいは人生やビジネスの目的のようなものを
実現するための通過点でしかないはずです。
ぜひ、目標の前に「~のために」という、さらに先の未来の目標、人生の目的を置いてみましょう。
そこをリアルにすることで、まずモチベーションが上がりやすくなります。また、本当にやるべきこ
ととそうでないことが見えやすくなります。
同じ「TOEIC のスコアを 100 点アップする」という目標であっても、その前に「××を専
門的に学ぶためのアメリカ留学を実現するために」と付くと何を、どう学ぶべきかが、より
明確に見えてきます。
2.目標を因数分解して、複数の行動目標&アジェンダを抽出する
大きな目標だと「何から手を付けていいか分からない」ということが起こります。
そこで、その目標を因数分解して、その成分を抽出すると、よりリアルで取り組みやすい行動目標を
取り出すことが可能になります。
☆「リーダーシップを発揮する」の分解抽出例
■総合目標■
「会社組織を拡大し、売り上げ 2 億円を達成するために、社長として必要なリーダー
シップを身につける」
■行動目標■
A.常に社会における組織の使命を理解し、行動する。
B.社会における組織の使命をメンバーに明確に伝え、その価値を共有する。
C.名著に語られるリーダーシップ論を理解するため、教養書 30 冊を読む。
■アジェンダ(To do)■
A'.×月末までに、組織のクレドをチームで作成する。
B'.クレドを週に 1 度読み合わせ、メンバーに自己評価させる。
C'.週に 2 冊読み、その内容を整理する。
3.あらかじめ評価項目、評価基準を設定し、定期的にチェックする
売り上げ目標のような数字を追いかけることができるものであれば、
その通過点(そこまでの中間達成目標)と評価の日(毎月末など)を設定しましょう。
数字に表現できず、具体的行動や周囲の反応でしか評価できないものは、あらかじめ「評価基準」を
設定しておいて、毎日あるいは毎週チェックしたいところです。
◆「常に社会における組織の使命を理解し、行動する。
」という曖昧な行動目標でも、毎日、
「今日は、組織
の使命を念頭に置いて行動できただろうか?」と振り返ることで評価と改善点を抽出することが可能。
◆結果が「できた、できなかった」になる場合は、
「プロセスの評価」という視点を持ち込む。
「面会の約束が取れた」
「商品説明を聞いてもらえた」
「フロント商品を購入してもらえた」
「バックエンド
商品の説明ができた」など具体的な成果の形で 5~10 段階の基準を作る。
◆行動計画を作る際に吟味すべき項目◆
subject:誰が:計画を実行する人、関係者は誰か?
aim:なぜ:その計画をおこなうのは、何のためか?
way:どのように:実践方法、活用するリソースは何か?
goal:どこまで:到達目標と評価をどう用意するか?
object:何を:実行の対象、変えるべき対象は?
time-bound:いつ・どこで:スケジュール(期限とタイムライン)は?