「正社員として月収・年収で働く人」と「アルバイト・パート、派遣など時間給で働く人」とは、「働くこと」に求めるものが違うのではないか。「仕事を生活の中核に据えている人」と「仕事以外に大切にしたいもの、しなければならないものがある人」と“違い”があるだけで、どちらが正しいということはない。にも関わらず「正規社員」という働き方が「正しい」とされてきた日本では、「非正規社員」のニーズは置き去りにされてきたのではないか――アルバイト・パートの求人メディアに長く関わる中でそう思うようになった私は、「それなら、自分が置き去りにされてきたニーズに応えよう」と決意しました。その決意は信念となり私の歩みを貫いています。藤本　勝典ふじもと　かつのり 1964年生まれ。83年、日本リクルートセンター（現・リクルート）にアルバイトで入社。リクルートフロムエーの正社員となり営業を経て「フロムエー」統括編集長に。ヤフーとリクルートとのジョイントベンチャーの設立、ディップの取締役などを経て、 2014年より現職。「まだまだ道半ば。だから健康には気を配っているつもり（笑）です」。ています。今後、働く日本人の“人数”を大きく増やすことは不可能でしょう。しかし、 “人数”ではなく“時間”に着目するなら、どうでしょうか。私は、まだ活用されずに眠っている“労働時間”があると思います。例えば、予定していたことがなくなってしまい空いてしまった時間。その時間に馴染みのある職場で仕事ができ、その労働を換金することができれば、働く人にとっても良いことですし、人材不足に悩む企業様にとってもひとつのソリュ労働人口の減少が日本の未来に落とす影が懸念され創造を加速させていきたいと思っています。払いシステム」をはじめ「時間給」で働く人のニーズに応えるサービスを創造してきた当社。まだまだ、やるべきことはたくさんあります。例えば、あらかじめ予測できないけれど働ける労働時間を「オークション」のような形式で企業に提供できるインフラの創造を思い描いています。旧い常識から見ると「非常識」かもしれません。でも、革新的なサービスの多くは「非常識」だと思われていたものです。既存の枠組みに縛られることなく給料日を待たずに給料を受け取ることができる「速株式会社エーピーシーズーションとなるのではないでしょうか。時間給で働く人の本音のニーズに応えるサービスを果敢に創造する代表取締役社長 ●会社概要 2009 年、株式会社パルマＳＶＣとして設立。2015 年に現社名に商号変更。給与仮払い福利厚生サービス「速払いサービス」、給与明細書電子支援サービス「ｗｅｂ給与明細サービス」、アルバイト、パート、派遣スタッフ向け社内コミュニケーションツール「ａｐアプリ」といった時間給で働く人のニーズや本音に応えるサービスを創造し、そうした人々を成長のエンジンにしている企業にも貢献。数多くの人材派遣会社とも顧客ネットワークを有する。 26