社会福祉法人 キリスト教ミード社会舘

社会福祉法人 キリスト教ミード社会舘
2015 年度(平成 27 年度)事業計画書
2015 年 4 月 1 日~2016 年 3 月 31 日
1.地域活動部
(1) 講座
・求職者支援訓練事業として介護福祉士実務者研修養成科を、定期的に指定を受け開講を目指す。
・重度障がい者向け訪問介護従事者、ホームヘルパー養成講座を開催できるよう指定申請を行う。
・実務者教員講習会、医療的ケア教員講習会を開催し、キャリアアップを計りたい方など幅広く対象を広げ受
講生を獲得してゆく。
(2) 高齢者配食サービス
一日平均43食を維持。旬の食材を取り入れたメニュー作りと調理法を工夫し、衛生面・安全面に留意しサ
ービスを行う。ボランティアの研修や交流の場をもち、協力体制の充実を図る。ケアマネジャー・地域包括支
援センター等との連携を強め、利用者の変化に対応して行く。
(3) 心理教育相談室
発達障がい、自閉症、多動の子供達に対する療育相談を行う関西の主要拠点の一つ。月平均 5~6 件の相談
がある。新規相談者を受け入れ、利用増加を目指す。
(4) 教養クラス
絵画・習字クラスは継続して会員の増加を目指す。
(5) ポレポレ倶楽部(介護予防教室)・・・大阪府共同募金会支援対象事業
介護予防教室。週 2 回、火曜日と金曜日に開催、参加者に介護予防の重要性を認識してもらい、更なる介護
予防の充実を図る。
(6) 障がい者福祉サービス事業
重度障がい者訪問介護、同行援護、行動援護、相談支援事業等を新規事業として開設準備を進める。
2.在宅福祉部
(1) 通所介護事業(ミードデイサービスセンター)
新規利用者の増加を図ると同時に、臨時利用者などを積極的に受け入れて、利用者・家族に一層の信頼を得
る事業所になるよう努める。また、ミード社会舘内各部署、外部事業所や地域との提携、協力を保ち地域に根
差した事業所を目指す。今後、緊急時に宿泊対応が出来るようにする。
(2) 訪問介護事業(ミードファミリーケア協会)
重度障がい者、難病患者、ターミナルケアなど、多様なケースに対応していくため、難病患者対応ヘルパー
の養成を進めて行く。男性ヘルパーを中心とした登録ヘルパーの確保もしていく。利用者やその家族の思いと
ニーズに寄り添った質の高いケアを提供して行く。
(3) 居宅介護支援事業(ミード居宅介護支援事業所)
近隣地域や地域包括センターからの新規の依頼を積極的に受け入れ、要介護の利用者に重点的に対応する。
居宅支援事業所として専門性や質の向上を図る。
(4) 小規模多機能型居宅介護事業(ミード愛ホーム)
地域密着型の基本に立ち返りスタッフ一丸となり、利用者の在宅介護を可能にするため、「通い、泊り、訪
問」を一つのパッケージにして地域での生活を支える。適正なスタッフ数を維持し、質の高い支援が行えるよ
うにする。
(5) 淀川区南部地域包括支援センター
地域包括支援センターの周知活動を徹底して行う。地域住民や民生委員、介護保険事業者、医療関係等と共
に地域で高齢者を見守り支援ができる体制作りをする。
3.ミード宮原センター
(1) 通所介護事業(ミード宮原デイサービスセンター)
ケアマネジャーへの事業所訪問を強化し、新規利用を促す。利用者の意欲を引き出すプログラムづくりを行
い、利用者の満足度を向上させて行く。提供サービスの質の向上を目指し、利用者及び家族、地域に必要とさ
れる事業所を目指す。
(2) 居宅介護支援事業(ケアマネジメント)
多様なケースに対応できる事業所として、ケアマネジメントの質の向上を目指し、それぞれがスキルアップ
に取り組めるよう研修プログラムを設ける。包括支援センター・生活支援ハウス・デイサービス・ケア協会等、
他機関との連携を図る。
(3) 生活支援ハウス
新しい入退所基準に沿って、当施設への入所を必要としている方に少しでも待機期間が短くなるよう努め、
受入れ状況の改善を図る。ケアプランの調整を行いながら支援ハウスでの生活をサポートしていく。
(4) 淀川区東部地域包括支援センター
地域包括ケアシステムの構築に向けて、地域関係機関との連携や地域の課題への取り組みなどを行い、高齢
者が安心して暮らせる街づくりを目指す。
4.大阪コミュニティワーカー専門学校
(1) 専門学校本科生
「働きながら学ぶ」をコンセプトに、施設で即戦力として期待される人材を養成して行く。次年度から
は今までの夜間部に加えて昼間部(3年制)も開校し、外国人留学生等も受け入れることで、介護人材の
国際化のさきがけを目指す。
(2) 介護技術講習会・国家試験対策講座
介護福祉士国家試験の制度変更により本年度で介護技術講習会は終了となるが、一人でも多くの受講者
に講習会を通じて介護の基本をしっかりと伝え、国家資格の取得をサポートして行く。
(3) 介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修
介護職員としての基礎となる資格であるので、本校の専任教員が中心となり、介護の仕事を解りやすい
授業で教える。楽しく学びながらしっかり介護職としての技術を身に付け、資格が取得できる講座にする。
5.ミード保育園
保育園理念「愛されることを知り、愛する者となるために」。今年度から 120 名から 150 名の認可定員の園と
なる。通常保育に加えて、乳児保育、延長保育、障がい児保育を行なう。園庭開放(第 3 水曜日)
、子育てサー
クル(第 2・第 4 火曜日)を、拠点の地域子育て支援センター職員と保育園職員とで共同事業とし実施する。
6.地域福祉サービス研究所
研究会が取り組んできた「保育ソーシャルワーク研究」の出版に向け作業を進めている。関西福祉科学大学に
て開催される「日本保育ソーシャルワーク学会」までに発刊する予定。2 年前より取り組んでいる「地域包括ケ
アに関する研究」は、社会舘の現状を通して課題を捉えていきたい。各部署と連携し、研究会参加を活発にする。