大学の推薦は誰がするのか?

佐賀県薬剤師会薬剤師奨学金制度 QA集
条項
第1-3
項
対象者
目
質
疑
対象者は、5年生及び6年生とあるが、5年
生又は6年生の単年度でもよいか。
回
答
・奨学金の対象者は、原則として5年生からの2か年継続を予定している。
県内出身の確
認
奨学金貸与希望薬学生の県内出身の確認は
どのようにするのか。
・基本的には、エントリーシートの記載内容により確認する。
・また、親又は親権者の確認も同様です。
・なお、最終的には要領第6の貸与申請書の添付書類の住民票等で確認する。
原則として親
等が県内在住
元々は県内出身とみられる親等が転勤等の
理由により、奨学金貸与申請時点で県外在住
の場合はどうすればよいか。
・聞取り等により、明らかに県内出身とみなされる場合は、たまたま親等が県
外在住であっても、対象として構わない。
・なお、この場合は、奨学金審査会において審議を経て決定する。
大学の推薦書
大学の推薦は誰がするのか?
・大学の推薦は、原則として大学学長とするが、これが困難な場合は薬学部長
の推薦でも良い。様式は大学の様式でかまいません。
第1-4
-5
奨学生の人数
奨学生は、どれぐらいの人数を予定している
のか。
・奨学生は、新規で概ね年10人程度を予定している。
・翌年度は、新規(10人)及び継続(10人)含めて合計年20人程度を予
定している。
・ただし、継続の増減により新規を増減することもある。
第2-1
毎年度の指定
申請
薬局開設者の指定申請は、毎年度申請が必要
か。
・毎年度申請が必要である。
・一度申請した同一薬局開設者でも毎年度申請できる。
・ただし、1奨学生が継続して2年目のときは申請する必要はない。
県外の薬局開
設者の申請
県外の薬局開設者でも指定申請ができるか。 ・奨学金決定薬局を県内に開設している薬局開設者は、県外の薬局開設者でも
申請できる。
薬局の正会員
奨学金決定薬局の薬剤師は、正会員でなけれ ・この奨学金制度は、薬剤師会が実施する事業であることから、指定薬局開設
ばならないのか。
者又は奨学金決定薬局の管理薬剤師が県薬の正会員でなければならない。
-1-
第2-1
薬局開設者の
指定申請件数
原則として1薬局開設者に1件とされてい ・この奨学金制度は、できるかぎり会員の皆様に広くご利用いただきたいと計
画しており、原則として1薬局開設者で1薬局としている。
るが、例外はあるのか。
・しかし、応募が予定数に満たない場合は、同一薬局開設者が開設する異なる
薬局を2件まで申請できる。
・申請は、薬局毎に優先順位を付けて別葉で申請する必要がある。
・ただし、同一薬局(店舗)で2件は申請できない。
・また、奨学生だった薬剤師が貸与年数の 1.5 倍の勤務期間中は、原則として、
同一薬局に2人以上の重複勤務は認められない。
スコア表
指定申請者は、スコア表を提出するようにな
っているがどうしてか。
スコア表の自
己申告
スコア表は申請者が記載して申請するのか。 ・スコア表は奨学金決定薬局について薬局開設者が記載するようになってい
る。
・なお、スコア表に記載された内容については、審査会において薬局機能情報
及び必要があれば現地調査などにより精度を高める予定である。
薬局開設者の指定の選定順位はあるのか。
・この奨学金制度は、できるかぎり会員の皆様に広くご利用いただきたいと計
画しており、次の場合は選定の選定順位が下がる。
①1薬局開設者が2件の指定申請をする場合の2件目
②指定を受けて一度奨学金の貸与を実施した薬局開設者の次年度以降
薬局開設者の指定は毎年概ね20件だが、奨 ・奨学金は毎年概ね10件だが、指定薬局開設者が必ずしも奨学金を貸与する
学金貸与は概ね10件であるがどうしてか。
薬学生が見つかるとは限らないことから、多めに指定を予定している。
指定の選定順
位
・薬剤師の確保が地域医療体制の充実のために本当に必要であるのか、県の補
助目的に沿っている薬局であるのかをスコア表を参考に判断します。
・薬局開設者の指定は毎年概ね20件程度を予定しており、20件を超す申請
があればスコア表を参考に審査会で審査し、指定をする。
第2-2
指定の数
第2-3
指定薬局開設
者の一覧表
指定薬局開設者一覧表はどのように活用す
るのか。
・指定薬局開設者一覧表は、奨学金を希望する薬学生に配布して、薬局開設者
及び奨学金決定薬局の選定の参考にしてもらう。
第3-1
エントリーシ
ート
エントリーシートはどのように活用するの
か。
第3-3
薬学生との相
談
薬学生への最初のアプローチはどうすれば
よいか。
・エントリーシートは、奨学生としての要件に適合しているかどうかを審査会
で審査する。
・また、指定薬局開設者が薬学生の選定の参考にしていただくための資料とす
る。
・薬学生からは指定薬局開設者へのアプローチはいつでもできるが、指定薬局
開設者からのアプローチはマッチングセミナー開催後でなければこれをして
はならない。
-2-
第4-1
マッチングセ
ミナー
マッチングセミナーはどのようなものか。
・マッチングセミナーでは、以下の内容の実施を計画している。
・奨学金制度の説明
・指定薬局開設者と薬学生のマッチング(出会い)の場の設定
・奨学金に関する全体的な相談等
マッチングセ
ミナーの開催
マッチングセミナーは何回ぐらい、何処で開
催するのか。
・年2回ほど、福岡市及び佐賀市で予定している。
第4-2
県薬の関与
県薬は指定薬局開設者と薬学生とのマッチ
ングにどのように関与するのか。
・県薬は、指定薬局開設者と薬学生の出会いの場としてマッチングセミナーの
開催などを実施する。
・また、指定薬局開設者と薬学生のマッチングのために仲介、双方の思いや相
談を受け、双方へ伝達するなどの関与を行う。
第5-1
奨学生として
の適格性判断
指定薬局開設者は奨学生としての適格性判
断はどのようにするのか。
・指定薬局開設者は、エントリーシートを参考にしながら次の項目について本
人に確認を取り、適格性の判断をする。
(判断項目)
・成績は優秀か(本人が同意すれば成績書を見せて貰うことも可)
・CBT/OSCEに合格の見込み
・薬学生5・6年生であるか
・県内の高校を卒業し、親又は親権者が県内在住であるか
・卒業後薬剤師として県内の薬局に勤務を希望するか
・連帯保証人(2名)はいるか
県薬への推薦
指定薬局開設者は奨学生として推薦はどの
ようにするのか。
・指定薬局開設者は、奨学生として推薦するときは電話又はFAXなどで県薬
に連絡すればよい。
マッチング済
み登録
学生の意向確認はどうするのか。
・推薦の際、指定薬局開設者は、推薦した旨学生に伝えるが、県薬からも当該
学生に対し意向確認することで、学生が安心又は否定すると考えられるため、
電話等で確認を行う。
奨学金貸与の
決定
奨学金貸与の決定はどのようにしてするの
か。
・貸与希望薬学生の申請書に基づき奨学金審査会で審査を行い、適格者と判断
された場合は奨学金貸与の決定をする。
・適格者が予定者数を超える場合は、適格者の中から貸与希望薬学生自身、両
親・親権者又は薬局開設者のいずれかによる抽選とする。
第6-1
-3-
第6-1
第6-2
C B T / O S CBT/OSCEに合格したことを証する ・CBT/OSCEに合格したことを証する書類は、特定非営利活動法人薬
C E の 合 格 を 書類とはどういうものか。
学共用試験センターが交付する「基準点到達証明書」をいう。
証する書類
・この証明書のコピーを添付すればよい。
成績証明書
成績証明書は何年分必要か。
貸与決定の抽
選に漏れた者
貸与決定の抽選に漏れた者はどうなるのか。 ・抽選に漏れた者は、奨学金貸与不合格となる。
「残念」というほかありません。
親等の住民票
元々は県内在住であって、申請時点で、転勤
等により県外に在住していた場合はどうな
るのか。
・たまたま親等が県外在住となった場合は、県外への転居となった理由、住民
票等により元々は県内在住であったことが確認できれば対象となる。
・なお、この場合は、奨学金審査会において審議を経て決定する。
保証人の印鑑
証明書
契約書の印鑑証明書の添付は保証人だけと
なっているがどうしてか。
・保証人が印鑑証明書を提出することによって、保証人としての自覚を確実に
していただくためのものである。
両親での連帯
保証人
連帯保証人のうちの一人の3親等以内につ
いて、もう一人の親を立てることができる
か。
・両親二人ガ連帯保証人となることは好ましくありません。
・成績証明書は、1~4年生の成績証明書とします。
親 族 の 連 帯 保 ・3親等以内の親族がいない場合は、どうす
証人
ればよいのか。
・3親等以内で連帯保証人となる親族がいない場合は、連帯保証人を立てるこ
とが困難である。
・この場合は、確実に連帯保証をしていただく方について県薬に相談いただき、
奨学金審査会で審議して可否を決定します。
第6-3
返還免除
奨学金決定薬局開設者の負担金で返還免除
となった場合はどうなるのか。
・奨学金決定薬局開設者の負担金は、奨学生からの返還免除になったものにつ
いては、県薬からの返済はない。
第7-1
奨学金振込手
数料
奨学金の振込手数料はどうなるのか。
・振込手数料は、県薬の負担において行う。
第7-2
貸与の重複
他の奨学金との重複が認められるか。
・基本的には重複貸与は認められる。
・ただし、他の奨学金貸与に卒業後薬剤師になった場合に就業先等に縛りがあ
る場合は認められない。
・また、他の奨学金の規定に他の奨学金との重複が認められていない場合は当
然認められない。
-4-
第8-1
奨学金の返済
免除
奨学金貸与期間の1.5 倍に相当する期間と ・奨学金を1年間受領した奨学生は1年半以上、2年間受領した奨学生は3
は、具体的にどういうことか。
年以上である。
・この場合、国試合格(3月)後の4月を起点とする
やむを得ない理由により業務に従事できな ・業務に従事できなかった期間を計算する場合において、当該期間中に休職
かった期間とはどう計算するのか。
又は停職の期間があるときは、休職又は停職の期間の初めの日の属する月か
ら停職又は休職の期間の終了の日の属する月までを計算する。
卒業延期
国家試験不合
格後の1年半
6年生で卒業延期となったらどうなるのか。 ・6年生で卒業延期となった場合は、正規の修学期間は6年生の1か年であり、
奨学金貸与廃止後1年半以内に薬剤師免許取得の可能性があるので、猶予が認
められる。
国家試験不合格した場合はどうなるのか。
・国家試験不合格でもその後1年半以内に国家試験(2回目の受験)に合格し
て薬剤師免許取得の可能性があるので、奨学金の返還は猶予される。
・すなわち、奨学金の返還は、奨学金貸与終了してから1年半以内に薬剤師免
許取得の見込みがある場合は、猶予が認められる。
・しかし、退学等で薬剤師資格取得が不可能と認められる場合は、そもそも国
試受験がありえないので、猶予は認められない。
金融機関の休
業日
返還期限の設定で、1か月後が金融機関の休
業日である場合はどうなるのか。
15%の加算
金
15%の延滞加算金はどのように計算する
のか。
返還すべき金
額
・実施要領で1か月以内とされているが、休業日直後の営業日とする。
・延滞加算金は、奨学金(120万円/年)に年利15%の加算金となる。
・返還期限日の翌日から返還日までの日割り計算となる。(円未満切捨て)
・よって、120万円×年利10%+120万円×年利15% とする。
返還すべき奨学金及び加算金とはどういう ・貸与を受けた奨学金の額(元金)に当該奨学金の貸与を受けた日の翌日か
ことか。
ら貸与期間が満了した日までの期間の日数に応じて計算した加算金を加え
た額をいいます。
うるう年の計
算
うるう年の場合はどうなるのか。
・利率等の表示の年利建て移行に関する法律第 25 条により、閏年を含む期
間についても、365 日当たりの割合で計算します。
勤務期間の起
点
勤務期間の起点は、何月か。
・国試合格(3月)後の4月を起点とする。
・したがって、国家試験(3月)に合格して5月ごろ免許申請するが、その間
は薬剤師の資格はないが勤務の算定に入れる。
国家試験不合
格後の勤務
国家試験不合格後の指定薬局への勤務は算
定に入るのか。
・国家試験不合格後の1年間は薬剤師としての勤務にならないので、勤務期間
からは除外される。
-5-
第8-3
休学の返還の
猶予
休学の場合は、やむを得ない事由で返還の猶
予が認められるが、やむを得ない事由とはど
ういうことがあるのか。
・やむを得ない事由とは、怪我や病気で就学することが困難と判断される事由
がある場合などである。
第 1 0 貸与決定薬局
-2
開設者の債権
管理
貸与決定薬局開設者の債権管理とはどうい
うものか。
・貸与決定薬局開設者の債権管理とは、薬学生からの返還が遅延したときは、
督促をするなど県薬へ協力をしなければならない。
-6-