仕事と介護の両立事業取組結果 グローウィン・パートナーズグループでは、従業員が抱えている介護の課題の有無、自社の介護休業の制度 や公的な介護保険制度の理解度に関するアンケート調査を、従業員に対し実施いたしました。 それを踏まえた仕事と介護の両立事業に係る取組を行いましたので、以下の通り公表いたします。 企業名 グローウィン・パートナーズ株式会社 所在地 千代田区永田町 2-14-3 東急不動産赤坂ビル 8 階 業 種 会計コンサルティング 常用労働者数 事業内容 ホームページ 48 名 会計業務アウトソーシング、M&A サービス、会計・税務サービス http://www.growin.jp/ <課題1> 半数以上が介護経験はなく、まだ実感がないのが現状。しかし今後 5 年間の内に介 1.相談内容や従業 員ニーズ調査の結果 等により判明した課 題 護する可能性がある者が多いことが判明。不安を感じている者も多く、支援制度の 浸透、定着の必要さが浮き彫りに。 <課題2> 介護制度はあるものの、内容を知らない者が多い。 <課題3> 仕事と介護の両立支援制度が十分でない。 (1)検討方法 8 月 介護相談員を任命し、検討することとした。 【メンバー】:チームリーダー 介護相談員 サブリーダー 経営管理部 1 名 メンバー 代表取締役、各部署リーダー4 名 2.働き方の見直し に関する検討状況 (2)検討経過 ①8 月 19 日 第 1 回検討会 検討内容:ニーズ調査結果を踏まえ、 取り組み内容の検討に入った。 ②9 月 10 日 第 2 回検討会 検討内容:具体的な取り組み内容を議論し、決定した。 ③10 月 22 日 第 3 回検討会 検討内容:シンポジウム内容を報告し、情報を共有した。 <目標1>自社の介護制度の周知、国および自治体発信の公的介護支援情報を 年 1 回社内に発信する。 3.仕事と介護の両 <目標2>仕事と介護の両立のための支援制度(在宅勤務制度)の検討 立に関する取組計画 2016 年 8 月~導入検討、2017 年 8 月~試験導入 <目標3>介護相談員との個人面談の実施(希望者のみ随時実施。期間設けず。 ) 仕事と介護の両立に対する従業員ニーズ調査結果のお知らせ グローウィン・パートナーズグループでは、仕事と介護の両立事業の取組として従業員に対しニーズ調査を行 いました。 1.調査時期 平成 27 年 8 月 調査対象 グローウィン・パートナーズグループ社員(パートアルバイト含む) 回答率 88.4% 2.調査結果の概要 1)介護の経験および可能性 介護経験者は少ないが、今後 5 年間の介護の可能性は 7 割となった。また「介護することはない」の 回答者は 3 割弱であった。 2)介護に対する不安 介護に対する不安を少しでも感じている者も含め全体の 7 割となった。不安要因としては「勤務先の 介護支援制度がわからない」 「 「公的介護保険制度の仕組みがわからない」の回答が多く、 「仕事を辞め ずに介護と仕事を両立するための仕組みがわからない」 「介護がいつまで続くかわからず、将来の見通 しを立てにくい」が続いた。 3)介護と仕事の両立 介護と仕事を両立しながら仕事を続けられるか?の問いに「わからない」が 2 割あり、介護への意識 が漠然としていることも表れた。介護に対する不安がありながらも、 「介護休業や短時間勤務等の制度 を利用しつつ、出来るだけ普通に働き、仕事と介護を両立したい」という回答をした者も多かった。 4)介護制度の周知度、介護休業に対する考え方 公的な介護保険制度について「知っているものはない」の回答が少なく、周知度は高い。地域包括支 援センターのことについては「名称も利用方法も知らない」が 7 割結果となった。 また自社の介護支援制度については「制度があることは知っているが、内容はわからない」 「制度があ るかどうか知らない」が 8 割程度であった。 介護休業期間に対する各自の考え方は「仕事を続けながら介護するための期間」と「介護に専念する ための期間」いずれかを問うと、同数の回答となり認識が分かれた。 5)仕事や職場の状況 残業頻度について聞くと「恒常的に残業がある」 「週に半分は残業がある」が 8 割程度であった。また 有給休暇の取得については 5 割程度が希望通り取れた旨の回答であった。 自社の長時間労働削減や業務効率化の取組である「業務簡素化や要員配置の見直しなどの業務処理体 制の改善」や「ノー残業デーなど、職場全体の長時間労働を見直す取組」への回答率は高く、業務効 率化体制の認知度は高い。 社内のコミュニケーションは 9 割以上が円滑と回答しており、今後の仕事と介護の両立支援体制構築 への効果が期待される。
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