世田谷区地域防災計画 (素案) 特集号 実災害や近年の社会情勢等を踏まえ、 現在の計画の課題を明らかにし、 現実的で実効性の高い対応等を 組み立てることを目的に修正に取り組みます。 修正の視 点 関係法令・計画等との整合 ● 災害対策関連法令の改正、 上位計画となる国・都の最新の防災関 連計画等との整合を図る。 ● 実災害での教訓を生かす。 現状の変化 到達目標 最新の 防災関連計画・法令等 ず 近年の社会情勢等 区民の参画 現在の計画における 世田谷区がめざす 災害対策の到達目標 れ 世田谷区における 最新の取組状況 ● 区民の意見を取り入れた計画づくりを進める。 ● 区民の防災意識の啓発に結び付ける。 ● 27地区での地区防災計画の策定をめざす。 課題の抽出と対応策の検討 計画の構成 ● 災害予防から災害復興まで、 取組みごとに現時点での到達状況や 平常時の対応策 対応の実施態勢 課題を明らかにするとともに、今後の対応の方向性や目標、具体 的な取組内容を示す構成とする。 ● 実効性のある体制を構築するため、 区各部や関係機関の役割を明確 にする。 地 域 防 災 計 画 の 修 正( 実 効 性 の 向 上 ) 「女性の視点の反映」 及び 「ボランティア受入体制の整備」 については、 区民や関係機関の参画を得て、 部会を設置して検討しています。 修正にあたっての重点項目 女性の視点の反映 ボランティア受入体制の整備 予防対策 応急対策 地域防災計画 復 旧・復 興 男女共同参画の視点から、応急対策、復旧・復興、予防対策の順で検討し、 特に事前に取り組む必要がある事項について、予防対策として取りまとめます。 【主旨】 (仮称) 世田谷区第二次男女共同参画プランとの整合性を図りなが ら、 災害対応等に関し女性の視点を反映させる。 【背景】 東日本大震災等の実災害の教訓を踏まえ、 男女共同参画の視点から の様々な防災・減災対策の必要性が指摘されている。 【検討内容】 ● 各種マニュアル及び施策への反映・具体化 ● 避難所運営、 生活再建支援など様々な局面における女性の視点からの取 組み ● 部会での議論を踏まえた提言書作成 【取組内容】 ● 防災における男女共同参画の勉強会や研修会等の開催 ● 災害時における男女共同参画センターの役割の明確化 など 避難行動要支援者対策 【主旨】 地域防災計画の避難行動要支援者対策を具体化した 「避難行動要支 援者避難支援プラン」 の改定を通じて、 避難行動要支援者の安否確認や避難 支援の対策の充実を図る。 【背景】 東日本大震災の教訓や災害対策基本法の改正等に対応するとと もに、 避難行動要支援者の支援の実効性を高めることが求められている。 【検討内容】 ● 避難行動要支援者の対象要件の見直し ● 安否確認体制の強化 ● 在宅や避難所での避難生活の支援の強化 ● 二次避難所 (福祉避難所) の運営支援の強化 など 食料・水・生活必需品等の確保 【基本的な考え方】 〈区民〉 ● 発災から1週間は、 自ら確保していた備蓄で対応することを推奨する。 〈区・都〉 ● 東日本大震災等の教訓や都と区の役割分担を踏まえ、 発災後3日分は原則 として区内で食料及び生活必需品等を確保する。 ● 発災4日目以降は、 国・都が区内外で調達した物資で対応する。 ● 区民等による物資の備蓄について意識向上を図る。 2 災害時の対応策 【主旨】 区民の生活再建を早急に図るため、ボランティアの受入計画を策定 する。 【背景】 東日本大震災等の実災害の教訓を踏まえ、 様々な団体との相互応援 や、 特にボランティアとの連携が重要視されている。 【検討内容】 ● 区、 関係機関等のボランティア受入体制の確立 ● 各種マニュアルへの反映 ● 時系列行動目標や人材確保の取組表の作成 【取組内容】 ● ボランティアが円滑に活動できる支援体制の整備 ● 区内の大学との連携によるボランティアマッチングセンターの設置場所の確保 ● 区、 世田谷ボランティア協会、 世田谷区社会福祉協議会、 区内NPO法人の 連携による災害に備えたネットワークづくりや人材育成等の推進 ● 災害時における、ボランティア活動に係る関係者間の情報共有・連絡調整 実施体制の推進 など せたがや災害ボランティアセンター ※ 一般ボランティア 登録 情報共有・連絡調整 ボランティアマッチングセンター(世田谷・北沢・玉川・砧・烏山) ニーズの把握や整理を行うとともに、 支援活動を希望する個人や団体の 受入調整やマッチング活動を行う場所 (区内大学) 派遣要請 派遣 避難所 ※世田谷ボランティア協会内に設置し、平時から防災・災害に関する啓発活動 や訓練等を行うとともに、災害時にはボランティアマッチングセンターと連 携してボランティア活動が円滑に行えるよう支援活動を行います。 地区防災計画の策定・区民等の参画 【主旨】 出張所・まちづくりセンターの27地区で、 町会・自治会、 民生・児童委員、 PTA、 商店街、 社会福祉協議会、 事業所など多様な団体等が作成主体となり、 防 ※ 地区防災力の向上をめざす。 災塾 を通じて地区防災計画を策定し、 【背景】 東日本大震災を契機として、 地区居住者等の 「自助」 「共助」 の精神に基 づく防災意識が高まっている。 また、 地区居住者等で構成される団体が主体と なり作成する地区防災計画を地域防災計画に位置づけられるよう災害対策基 本法が改正され、 地域の防災力をさらに高めることが求められている。 【検討内容】 ● 27地区における地区防災計画の策定、 地域防災計画への規定、 地区防災計 画の検証等 ※防災塾=26年度から地区ごとに実施し、町会・自治会をはじめ多様な団 体が集まり、災害時に想定される課題や対応策を検討・共有するワーク ショップ
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