題 : 細胞死 Update:細胞から個体へ 講師: 倉永 英 奈 博

⽣命科学研究科 単位認定セミナー(9 ポイント)
理学部 ⽣物学科 集中講義「分⼦・細胞⽣物学特選科⽬ IV」
題⽬:
細胞死 Update:細胞から個体へ
講師:
倉永 英⾥奈 博⼠
(理化学研究所 多細胞システム形成研究センター チームリーダー)
⽇時:
1⽉5⽇(⽕)10:00-12:00
13:00-17:00
1⽉6⽇(⽔)10:00-12:00
(以上、@⻘葉⼭キャンパス 理学部⽣物・地学共通講義室)
1⽉6⽇(⽔)16:00-17:00
公開セミナー(英語:要旨は別紙参照)
(@⽚平キャンパス ⽣命科学プロジェクト棟 講義室)
講義要旨: 多細胞⽣物の発⽣過程にはたくさんの細胞が、増殖・分化・接着・移動・死など
の個性的なイベントを積み重ねて個体発⽣を成⽴させている。なかでも細胞死は、単なる不要
な細胞の除去だけに留まらず、多彩な機能を発揮して個体発⽣や恒常性の維持に貢献すること
が近年の研究で明らかになってきた。線⾍の遺伝学を⽤いた細胞死シグナルの最初の発⾒から、
ショウジョウバエで⾒つかってきた細胞死の多彩な機能、マウス変異体やヒト病態から学ぶ細
胞死シグナルの疾患への関与などを紹介する。また、細胞死による⼒学的影響を考える最近の
トピックを紹介し、細胞死が個体に与える、⽣理的、物理的、化学的な利点・不利点について
考察する。
成績評価⽅法(⽣物学科3年⽣ 集中講義履修者のみ):
授業中に課題を出して、ミニレポートを作成する時間を設ける。提出物の内容を評価する。
教科書および参考書:
「結末への道筋 アポトーシスとさまざまな細胞死」
(著 Douglas R. Green、監訳 ⻑⽥重⼀、メディカルサイエンスインターナショナル)
「細胞死 Update-基礎から臨床までを俯瞰して」
(編集 ⽶原伸、「別冊・医学のあゆみ」医⻭薬出版株式会社)
*倉永博⼠は 2016 年4⽉ 東北⼤学⼤学院⽣命科学研究科 教授 に 着任予定です。
*⽣物学科3年⽣は、2016 年4⽉に設⽴される倉永研究室(⻘葉⼭キャンパス)を配属先と
して希望することが可能です。
*履修登録を⾏っていない⽅でも受講できます。資料準備の都合がありますので,未登録の受
講希望者は予め世話⼈にご連絡ください。
世話⼈: 杉本亜砂⼦
[email protected]