第3章 日常生活圏域

第3章 日常生活圏域
第1 日常生活圏域設定の考え方
第3期計画以降、今後の高齢者の介護を地域で支える基盤整備の圏域として、
日常生活圏域を設定いたしました。これは、住み慣れた地域において、介護サー
ビスが行き届かないところに地域密着型サービスを提供し、介護空白地を解消す
ることを目的としています。
第5期までの計画においては、旧大滝村地域を1つの圏域に、旧伊達市地域に
ついては南北に細長い地形を3つに分け、合わせて4つの日常生活圏域を設定し
ておりました。
旧伊達市地域は生活に必要な施設が、まちなかに集約された「コンパクトシ
ティ」として広く知られており、買物、医療、行政サービスなど生活に必要な事
のほとんどは、まちの中心部で済ませている方が大多数である実態となっており
ます。
第6期計画の日常生活圏域の設定については、実態を最優先で考え、旧伊達市
地域については、一つの圏域で設定することとし、旧大滝村地域とあわせて2つ
の日常生活圏域を設定することといたしました。
第2 日常生活圏域の設定
1 各圏域の範囲
(1)伊達圏域
(2)大滝圏域
旧伊達市の地域
旧大滝村の地域
2 各圏域の施設整備状況
(1)伊達圏域
特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム)
2施設 定員 86名
〃 (ケアハウス)
1施設 定員 50名
介護老人福祉施設(特養)
2施設 定員110名
介護老人保健施設
1施設 定員100名
認知症対応型通所介護
1施設 定員 10名
認知症対応型共同生活介護(グループホーム) 5施設 定員 99名
介護老人福祉施設入所者生活介護(小規模特養) 1施設 定員 29名
(2)大滝圏域
介護老人福祉施設(特養)
介護老人保健施設 2施設 定員100名
1施設 定員200名
※ 介護老人福祉施設(特養)については、本計画期間中に10名の
増加(伊達圏域60名増、大滝圏域50名減)を予定しています。
第3 第6期計画における日常生活圏域のサービス
日常生活圏域の基盤整備は、第5期計画期間中において、地域密着型サービス
の介護老人福祉施設入所者生活介護(1施設、定員29名)、認知症対応型共同生
活介護(1施設、定員18名)を計画どおり整備しました。
第6期計画においては、可能な限り、住み慣れた地域において継続して日常生
活を営むことができるよう、通いを中心として、利用者の様態や希望に応じて、
随時訪問や宿泊を組み合わせてサービスを提供することが可能な、小規模多機能
型居宅介護(1施設 定員上限29名)の整備を伊達圏域で見込みます。
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