生活面について すばらしいところ 見直してほしいところ

理 科
第1分野
第2分野
問題
知識問題
活用問題
分野
全国平均
◎
◎
全国平均
◎
◎
◎
◎
県平均
▲
◇
県平均
▲
▲
◇
△
理由を説明する問題、他者の考察を検討し改善法を述べ
る問題など記述で答える問題は全国平均や県平均よりも
高い結果となりました。知識を活用する力が身についてい
るようです。一方、知識を問う問題の正答率は低く、基本
的な学力が十分に定着していないことがうかがえます。予
習・復習の家庭での学習時間を確保したり、宿題ではでき
なかったところを再度解き直したり、理解できるまで質問し
たりして、学習に取り組む意識を高めましょう。
理科の勉強が好き、理科に興味をもっている、理科は将
来役に立つなどと考えている生徒の割合が全国や県平均
よりも低いです。また、自然体験をしたことがある生徒の
割合も少ないです。植物の葉のつき方や動物の動きなど
をじっくりと観察したり、不思議に思ったことを本やネットで
調べたりするなど、科学にふれる機会を積極的に増やし
ていきましょう。
物理的領域 化学的領域 生物的領域 地学的領域
実験を授業で多く行っていますが、実験の取り組みに対し
て積極的な生徒が少ないようです。また、実験結果を予
想し、考察することや自分の考えを発表することに苦手意
識を感じているようです。実験に取り組むときは、実験の
目的を理解し、結果を予想し、考察するなど実験本来の
楽しさを体験していきましょう。
問題に対して、時間いっぱい最後まであきらめずに取り組
んだ生徒の割合が非常に高かったです。今後も、最後ま
であきらめずに自分も持っている知識を活用し、問題に対
して、真摯に全力で取り組む姿勢を続けていきましょう。
留意点
1 調査結果から読み取れるのは、児童生徒の学力の特定の一部分、学校における教育活動の一側面です。
2 「成果」と「課題」は、学校全体の実態を示したものでなく、調査対象である「中学校第3学年」の調査時点(4月)における
状況を示したものです。
生活面について
すばらしいところ
①「朝食を毎日食べていますか」、②「毎日、同じくらいの時間に寝ていますか」、③「毎日、同じくらいの時間に起きていますか」の質問に
「している」と回答した生徒の割合(①86.1% ②44.8% ③68.7%)が県・全国平均を大きく上回りました。就寝、起床時間が一定で、朝
食をしっかり摂るなど生活習慣が身についていて良好です。
対人関係に目を向けてみると「友達の前で自分の考えや意見を発表することが得意である」「友達と話し合うとき、友達の話や意見を最
後まで聞くことができる」生徒の割合は、県・全国平均よりも高く、コミュニケーションをとるのが上手な生徒が多いようです。
「いじめは、どんな理由があってもいけないことだと思いますか。」の質問に「そう思う」と回答した数値は全国・県の平均より高くなりまし
た。さらに、「いけないと思わない」と回答した数値が0%(0名)であり、「どちらかといえばそう思わない」を含め、非常に低い割合になっ
ており、いじめに対して正しい考えが身に付ている生徒が多いです。
昼休みや放課後、学校の図書室や地域の図書館に行く割合が、県・全国の平均の3倍以上と読書が好きな生徒が多く、毎日新聞を読む
割合(ほぼ毎日10.7%)も高い傾向にあります。
見直してほしいところ
時間の使い方を見直そう
昨年同様に就寝までの時間の使い方は問題があるようです。①「家で学校の宿題をしている」、②「家で、学校の授業の予習、復習をし
ている」生徒は、全国平均と比べると上回ってはいますが、県平均と比べると5~10%下回っています。(①している:本校67.9% 県7
8.4% 全国65.8%)
家での学習内容を見直そう
「学校の授業時間以外に、平日、休日、1日当たりどれくらいの時間、勉強をしますか(学習塾で勉強している時間や家庭教師に教わって
いる時間も含む)」という質問の回答では、「平日2時間以上の割合:本校25.0% 県33.2% 全国35.7%」「休日3時間以上の割合:本
校13.9% 県17.3% 全国17.7%」と、本校の平均は県・全国平均のどちらからも低くなっています。では、何に時間を費やしているか
をみると、「映像を見る時間、ゲームをする時間、通話・通信をする時間」が県の平均よりかなり高くなっています(全国平均に近い状
態)。スマホやゲームに使う時間が今のままでいいのかを振り返るなど、もう少し時間の使い方を考えてみるべきですね。
失敗を恐れず、自分に自信を持とう
「難しいことでも失敗を恐れずに挑戦している」生徒が多い割に、①「自分にはよいところがある」、②「ものごとを最後までやり遂げて、う
れしかったことがある」の質問に「はい」と生徒は少なく、自分に自信がもてない生徒が多いようです。(①はい:本校31.7% 県32.6%)
規範意識が高く、社会事象に興味があり、地域の活動に参加している生徒の割合は高いので、自分と他人の違いを認め、今の自分がで
きること・自分の良いところに意識的に目を向け、もっと今の自分に自信を持って生活していきましょう。