◇ブリヂストン、鉱山・農機向けビジネスの社内カンパニーを創設 -独自ビジネスモデルのグローバル展開を加速- ブリヂストンは 10 月 16 日、同社の鉱山・農業機械向け事業において、従来の商材別の事業展開にとどま らず、複数商品の組み合わせやサービス、IT サポートまでトータルで提供するソリューションビジネスの 展開をグローバルで加速するため、新たに社内カンパニーを創設すると発表した。 ブリヂストングループは、「2015 中期経営計画」で重点課題の一つに「技術・ビジネスモデルのイノベ ーション」を掲げ、現在様々な取り組みを行っている。鉱山・農業機械事業においては、「超大型サイズの 建設・鉱山車両用(OR)タイヤとコンベヤベルト」および「農業機械用(AG)タイヤとゴムクローラ」な ど得意とする商品の組み合わせを競争優位の中核として、サービスおよび IT サポートまでをトータルで顧 客に提供するビジネスモデルを推進していく。今回、地域や商材別に構成されていた鉱山・農業機械向け事 業を行う社内の機能を集約し、窓口の一本化を実現するなど顧客視点に立って組織化することで、グローバ ルでのソリューションビジネスの展開を強化する。 <組織体制について> -グローバルカンパニー- 現在の特殊タイヤ事業部門、化工品事業部門、直需タイヤ販売部門のうち鉱山・農業機械向け事業を行う ものを顧客視点で機能毎に集約・組織化し、2016 年1月1日付で、「グローバルカンパニー」としてブリ ヂストン内にグローバル鉱山・農機ソリューションカンパニーを創設する。グローバルカンパニーは、グロ ーバルでのソリューションビジネスの戦略企画、管理および営業活動を担います。なお、開発・生産につい ては当面従来通りの体制にて行う。 -リージョナルカンパニー- 上記事業を行うブリヂストングループ会社で、「リージョナルカンパニー」として鉱山ソリューションカ ンパニー/農機ソリューションカンパニーを創設し、地域ごとの戦略企画、管理およびエンドユーザーへの 営業活動を行う。まずは特殊タイヤ事業 SBU が直轄する地域であるアジアの一部・オセアニア・中南米を 対象とし、現在独立して事業を運営している OR タイヤ事業のブリヂストングループ会社と化工品事業のブ リヂストングループ会社が協力体制を取る。また、今後米州・欧州・他アジアの地域 SBU でも同様のカン パニー体制の構築を検討していく。
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