問1 以下の問いに1000から2000字程度(あくまで目安であり、字数の

問1
以下の問いに1000から2000字程度(あくまで目安であり、字数の不足・
超過による減点はしません)で答えなさい。
説明に説得力を持たせるため、適宜表やグラフを用いても構わない(表やグラ
フは字数に含めない)。
増え続ける社会保障関係費、その約 3 分の 1 を占めるのが年金である。今後、年
金に関する痛みを伴った改革は避けられないテーマだろう。年金について考えるう
えで、加入者の職業の違いなどにより、いくつかの種類の年金があり、お金の集め
られ方や使われ方も様々であるといった基本的な仕組みを理解しておかねばならな
い。それにより初めて、少子高齢化や雇用形態の変化などの社会の変化によって起
こる年金の問題を把握することが可能となる。年金の問題に関して、政府は運用の
方法や給付額の調整などで対処しようとしているが、その方法自体にも問題がある
のが現状である。
以上の点に留意し、以下の語句を用いつつ、日本の年金制度の仕組みと問題点を
述べよ。その上で、あなたが日本の年金制度に関して最も問題だと思うものを理由
とともに説明し、その問題を解決するために参考になる海外の制度を1つ挙げ、そ
のメリットデメリット、日本に適用された際の影響を述べよ。もし参考となる海外
の制度が見つからない場合は、問題を解決するためにどのように制度を変更すれば
いいか、方向性を示し、その際の懸念点を述べよ。
基礎年金、公的年金、自営業、マクロ経済スライド、モラルハザード、第二号被保険者、
国庫負担、積立方式、在職老齢年金、定額、非正規雇用、GPIF、労使折半
<審査する能力>
・問題を整理する能力(複数ある問題に関して、各問題の本質を理解したうえで、整理で
きるかどうか。)
・論理的思考力(因果関係に論理的一貫性はあるかどうか。また、統計に基づく定性的・
定量的分析から導き出された推論は妥当かどうか。例:…なため、これが最も大きな問
題と考えた。…というデータから、…と考えられる。
)
・政策・制度を評価する能力(政策や制度のメリット、デメリットや、導入した際の影響
などを考慮する能力)
以下の問いは、任意解答です。解答しなくても構いません。
問 1 が一定以上の点数だった場合、問 2 が加点の要素となります。
(問 1 だけでも満点が取れ
るようになっています。
)
問2
問 1 の解答を、パワーポイント形式でわかりやすくまとめなさい。
スライドに関しては 5 ∼ 10 分のプレゼンテーション用資料となるように作成
してください。必要に応じてアニメーションなどを入れて構いません。