平成27年度 大学知財活動助成事業 募集要項

平成27年度 大学知財活動助成事業
募集要項
平 成 27年 4月 28日
(一財)工業所有権協力センター
Ⅰ.助成の概要
1.目的
本事業は、一般財団法人工業所有権協力センター(IPCC)が公益目的支出事業と
して実施するものであり、大学の知財活動(知的財産の保護・活用促進につながる取
組)に対し、必要な資金を助成(無償供与)することで、大学の知財活動の活性化を図
り、ひいては知財立国を通じた我が国の産業・経済の発展に寄与することを目的として
います。
2.助成対象となる知財活動
助成対象として応募可能な知財活動は、大学において実施を予定している(継続中
を含む)知的財産の保護・活用促進につながる取組であれば、その種類は問いません。
ただし、個別の技術の研究や事業化などは対象外です。
例)○ 学生を対象とした知財教育プログラムの実施
○ 大学の特許技術を地元企業に活用してもらうための技術説明会の開催
× 特定会社Aと共同での大学の特許技術Bの事業化
一つの大学が、異なる複数の知財活動について応募を行うことも可能です。
また、複数年度(最大3年)にわたる実施を前提とした活動も応募可能です。この場
合も、応募は毎年度必要となりますが、複数年度の実施を前提に助成対象に選定され
た場合、翌年度以降の助成対象の選考において一定の考慮を行います。
3.助成対象となる大学
助成対象となる大学は、学校教育法第1条に規定する大学です。複数大学で連携し
て知財活動を実施する場合であっても、代表となる1つの大学を決め、応募の手続きは、
当該大学が行って下さい。
4.助成金の額
平成27年度の助成金の総額は2700万円です。
助成対象とされた各知財活動に対する助成金の額は、当該活動に係る経費相当額
以内で、1000万円を上限とします。(一大学が複数の知財活動について助成を受ける
場合も、助成金の合計額は1000万円が上限となります。)
1
Ⅱ.応募方法
1.募集期間
平成27年4月28日(火)~5月29日(金)
2.提出書類・提出方法
1.の募集期間内に、以下の(1)~(2)の書類を、「大学知財活動助成事業」事務局
(本事業事務局)まで、郵送して下さい(募集期間末日の消印有効)。
(1)助成申請書(応募者情報等)
(2)知財活動計画書(知財活動案・助成希望金額内訳)
(様式 1-1)
(様式 1-2)
※ 各書類の様式は、IPCCのホームページからダウンロードできます。各書類の記入
例を参考に間違いのないようにご記入下さい。
応募書類提出先:
〒135-0042
東京都江東区木場1丁目2番15号
一般財団法人 工業所有権協力センター
企画室事業推進部
「大学知財活動助成事業」事務局
Ⅲ.助成対象の選考と助成金の給付
1.選考方法
助成対象知財活動の選考及び助成額の算定は、応募書類に記載された情報に基
づき、外部有識者からなる選考委員会が行い、IPCCの理事会による承認を受けて決
定されます。
なお、選考委員会における検討にあたり、本事業事務局から応募大学に対し、応募
書類の記載内容について詳細の確認等を行わせていただく場合があります。
2.選考基準
(1)知財活動案の評価
知財活動計画書に記載された知財活動案の内容を、以下の3つの観点から選考委
員会が評価し、合計評価点(30点満点)に基づき助成対象となる知財活動案の優先順
位を決定します。
過年度において、複数年度の実施を前提に助成対象に選定された知財活動案につ
いては、合計評価点が30点を超えない範囲で一定の加点がなされます。助成希望期
2
間を複数年度とした場合でも、委員会での選考の結果、単年度の助成として選定され
る場合もあります。この場合は、翌年度の加点はありません。
項番
1
2
3
観点
独自性
内容
これまでに例のない先進性のある活動であるか、ま
た、当該大学の独自の特徴や地域性を生かした活
動であるか等を評価します。
有効性・発展 当該取組の効果の有効性や波及効果、将来の発展
性
性等を評価します。
具体性・実現 実施体制やスケジュールが具体的かつ妥当である
可能性
か等、活動案の実現可能性を評価します。
配点
10点
10点
10点
(2)助成額の評価
(1)の優先順位に従い上位の知財活動案から順番に、助成希望金額内訳に記載さ
れた助成希望金額の妥当性を選考委員会が評価し、当該知財活動案に対する助成
額を算定します。助成額は、助成金総額(2700万円)及び一大学当たりの助成額の上
限(1000万円)による制約に加え、知財活動案の活動内容に対する経費の妥当性を
考慮して算定されるため、助成希望金額を下回る場合があります。
選考委員会が算定した助成額が、助成希望金額内訳に記載された最低必要助成
金額を下回る場合には、当該知財活動案は助成対象外となりますのでご注意下さい。
(3)奨励賞の選出
助成対象とならなかった知財活動案の中から、将来に向けた発展の可能性を中心
に考慮し、奨励賞を数校選出します。
一大学当たりの奨励賞の額は50万円とし、選出数は当該年度の予算の範囲内で定
めます。
3.選考結果の通知と公表
選考結果は、6月下旬に、応募者情報に記載された連絡先に、郵送及び電子メール
により通知いたします。なお、選考時の評価点や順位などは回答できませんのでご承
知おき下さい。
また助成対象に選ばれた知財活動案については、大学名とともに、知財活動案の概
要と助成額をIPCCのホームページで公表いたします。
4.助成金の給付
選考結果の公表後、助成対象となった大学に、助成金を給付します。助成金の給付
に関する具体的な手続きは、別途、助成事務局から連絡をさせていただきます。
助成を受けた大学は、知財活動計画書に沿って速やかに知財活動を実施して下さ
い。
3
Ⅳ.報告書の提出等
1.報告書の提出
助成を受けた大学は、助成に基づく知財活動の実施結果に関する報告書(年度報
告書)を提出していただきます。また、平成27年度は、平成27年12月3日に中間報告
会を開催しますので、平成27年10月末現在の実施状況に関する報告書(中間報告書)
を提出していただく必要があります。
項番 報告書
1
中間報告書
(様式 2)
2
年度報告書
(様式 3)
内容
提出期限
平成27年10月末現在の助成対象 平成27年11月 16 日
知財活動の実施状況
平成27年度の助成対象知財活動 平成28年4月末
の実施結果及び助成金の使途
※各報告書の様式は、IPCCのホームページからダウンロードできます。
2.計画の変更等
助成を受けた大学は、知財活動計画に重大な変更が生じた場合、変更内容を説明
した書面を提出していただく必要がありますので、すみやかに本事業事務局にご連絡
下さい。
また、助成を受けた大学が、何らかの事情により知財活動を実施できない場合は、
給付した助成金を返還していただく場合があります。計画に重大な変更があった場合と
同様、すみやかに本事業事務局にご連絡下さい。
3.現地確認等
報告された知財活動の実施結果及び助成金の使途に疑義が生じた場合、本事業事
務局は、助成対象大学において知財活動の実施状況の現地確認や、費用の支払い
に関する証明書類の確認をさせていただく場合があります。
4