アウトライン

ルカの福音書#10
ガリラヤ宣教パート3
(5章27節―6章11節)
Ⅰ。恵みの福音と律法主義との対決#1:レビの回心(5章27―39節)
A. 「わたしについて来なさい」と言われたレビ
1.主の招きに応えて、何もかも捨て、主に従った
2.救いの喜びの証しとして、大がかりなパーティーを開いた
3.イエス様と罪人との橋渡しとなった
B.つぶやいたパリサイ人たち
1.
「パリサイ派」
:当時のユダヤ人社会の一分派で、その名称はヘブル語の「パ
ラシュ」
(分離するという意味)に基づくと言われている
2.モーセの律法を熱心に研究し、律法を厳格に解釈し、それをできるだけ忠実
に実行しようとした
3.その熱心さの余り、彼らの独自の解釈によって多くの細かいルールが律法に
追加され、モーセの律法と同等の権威のあるものになってしまった
4.自分は義人だと自認し、同じように律法を守らない者を裁いていた
C.律法主義と恵みの福音との第一番目の違い
1.律法主義には、つぶやき、批判、裁きしかない
2.福音には喜びがある
a.救われたばかりの人は暗い顔ができない
b.15章10節、22―24節
D.二つの例え
1.布切れの例え
2.皮袋の例え
3.何の意味なのか
a.今は全く新しい時代だから、古い時代のものを引きずってはいけない
b.恵みと律法主義を混ぜてはならない
c.クリスチャンは、古いものを一部、残しながら、部分的な生活改善をする
者ではない➠根底から全く新しく造り変えられる人間である
Ⅱ。恵みの福音と律法主義との対決#2:麦畑事件(6章1―5節)
A.
「安息日」
1.6日間の創造のわざを終えられた神は休まれて、その第7日目を祝福し、こ
の日が「聖である」と宣言された
2.十戒をの4番目の戒め:出エジプト記20章8―11節
3.人間が体を休めて、神のことを覚え、霊的にリフレッシュするための、神か
らのプレゼント
4.パリサイ派の拡大解釈によって、不自由な思いをする日になってしまった
B.戒律主義と恵みの福音との第二番目の違い
1.戒律主義はあくまでもルールの厳守を優先する
2.恵みの福音は人の必要を優先する
C.
「人の子は、安息日の主です」
1.主ご自身が律法に先立ち、伝統に先立ち、安息日という創造の規定にさえ先
立つ、最高権威の持ち主であるという宣言
2.安息日の過ごし方は、主に相談して、判断すべき
Ⅲ。恵みの福音と律法主義との対決#3:手のなえた人の癒し(6章6―11節)
A. 戒律主義と恵みの福音との第三番目の違い
1.律法主義は人の苦しみに同情しない
2.恵みの福音は人をあわれむ
B.
「じっと見ていた」
1.規則を厳守する余り、苦しみの中にある人間の存在を見落としてしまう
2.イエス様の目から見れば、手の不自由な人を癒さないで帰してしまうことは、
悪である
C.ガラテヤ3:1-5