校内研究通信 No10

自他を大切にする児童の育成 ~共に学び合う集団づくりを通して~
校内研究通信
2015_09_17
No.10
具体的な児童像(授業場面や生活場面)について
7月21日(火)に研究学年部会を開き、授業場面や生活場面における具体的な児童像について、話し合って
いただきました。各学年部会で出された具体的な児童像をイメージして、2学期の指導に生かしてほしいと思い
ます。
授業場面
生活場面
① 自分の考えを発表して褒められたときに笑顔を
① 友達の頑張りに気付いたときに拍手をする。自
見せる。
② 友達の意見や発表に対して自然に声が出たり、
うなずきながら聞いたりする。
低
学
年
③ 友達の発表が終わったときに拍手をする。
分のことのように喜ぶ。
② 下級生と一緒に遊んだり、お世話したりする。
(2年生)
③ 上級生のお兄さんやお姉さんと遊んだり、お世
④ 友達の拍手や言葉掛けに笑顔を見せる。
話をしてもらったりしたときに笑顔を見せる。
⑤ 友達の作品について、よいところを見つけて話
(1年生)
したり書いたりする。
④ 友達のよさや頑張りを見付けて、書いたり、発
表したりする。(1年生:笑顔賞
らきら賞
2年生:き
きらにこの泉)
⑤ 手本となる行動をしたときに、友達や先生に褒
めてもらい、笑顔を見せる。
① 相手の話を聞くときは、相手の顔を見るだけで
なく、うなずいたり、共感的なつぶやきをした
りする。
② 友達の意見や考えのよいところを参考にしなが
ら、自分の考えをノートに書いたり、問題を解
いたりすることができる。
③ 話し合いのときに、感情的にならずに友達の考
中
学
年
えを自分の考えと比べながら聞き、理論的に自
分の考えを話すことができる。
④ 作品を見て、作品の好きなところを感じ取った
り、作った人の気持ちを想像したりすることが
できる。
① 他者に関心を持っている。
・友達が喜んでいるときに一緒に喜ぶことがで
きる。
・友達が悲しんでいるときに慰めることができ
る。
・困っている友達を助けることができる。
・相手の意図を考え、気付くことができる。
② 友達からの指摘や助言を素直に聞き入れること
ができる。
③ 叱られたから謝るのではなく、相手の気持ちを
理解して謝ることができる。
④ 友達に対して思ったことをそのまま言うのでは
なく、よく考えて、ぐっとこらえたりすること
ができる。
⑤ 間違いを恐れたり、嘘を付いたりしないで、自
分を偽らずに表現することができる。
⑥ 学級の友達や教師と信頼関係が築けている。
① 学習につまずいている友達に優しく助言した
り、教えたりできる。
② 友達の考えを聞き、それに対する自分の考えを
もつことができる。
高
学
年
③ 友達の発表内容に納得したときに、相づちを打
ったり、つぶやいたりする。
④ 友達の作品について、よいところを見つけて書
① 下級生に進んで優しく接したり、お世話をして
あげたりする。
② 友達の頑張りや成長に気付いたときに、進んで
賞賛したり、拍手したりする。
③ 困っている友達に進んで声をかける。
④ どの友達とグループを組んでも、協力して当番
活動や係り活動ができる。
くことができる。
⑤ どの友達と組んでも、しっかりとグループ学習
ができる。
⑥ 間違った考えが出されても、温かい雰囲気で受
け入れ、みんなで修正していくことができる。
石巻市立学校教職員スタンダードについて
(石巻かほく 8 月 12 日)
(1)子ども一人一人の役割や居場所を確保し、活躍の場を設ける。
(2)子どもの良さや頑張りを認め、褒め、保護者にも積極的に伝える。
(3)学習面や生活面で目標(ゴール)を明示して活動させる。
(4)1日1回は、子ども同士で話し合う場面を意図的に設ける。
(5)ユニバーサルデザインに配慮した教育環境を整える。