平成27年3月24日 保護者の皆様 鷹南学園コミュニティ・スクール委員会 会長 評価部会 小田切茂美 南條 勉 鷹南学園三鷹市立中原小学校 校長 白井 千晴 鷹南学園三鷹市立東台小学校 校長 内藤 和巳 鷹南学園三鷹市立第五中学校 校長 伊藤陽一郎 平成26年度鷹南学園評価アンケートについて 日増しに暖かくなり、保護者の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。日 頃より、鷹南学園コミュニティ・スクール委員会の活動にご理解とご協力をいただき誠にありがとうござい ます。 さて、皆様にご協力いただきました「鷹南学園評価アンケート」からの課題の位置づけを踏まえ、学校と ともにコミュニティ・スクール委員会は今年度の教育活動を振り返り、来年度の学園の教育計画と各校の学 校経営方針を協議いたしました。ご多用の中、学園評価アンケートにご協力いただき、誠にありがとうござ いました。 保護者向け学園評価アンケート:11月19日に配付 保護者回収数:中原小学校(331)東台小学校(291)第五中学校(235) 保護者アンケートは教育課題ごとに「重要度」と「実現度」を定量的に集計 平均値からの分布を分析することにより課題ごとの位置づけを4象限に整理 【現状維持】 重要度:低 実現度:高 重要度は平均より低いが、実現度が高い課題。内容を吟 味し、現状を維持すべく実施方法を検討していきます。 【特色・長所】 重要度:高 実現度:高 重要度も実現度も平均より高い課題。今後も継続・充 実することにより、学園の特色・長所に育てます。 少人数指導・習熟度別学習など個に対応した学習【小】 いじめは絶対にしてはならないことを教える 兄弟学年交流活動を行うこと 良いことをしたときに褒める 鷹南スタンダードに基づき児童の学び方の基本と 少人数・習熟度別学習など個に対応した学習【中】 指導法を定着させる 家庭学習に集中できる環境を作る 小・中一貫して思考力・表現力を育むことを重視 学園生が進んであいさつする した授業 挑戦心、やりとげる力、協働する力を育てる 小6と中1の算数・数学の乗り入れ 家族の一員として役割がある 家で読書に親しむ工夫をする 早寝早起きなど規則正しい生活が出来るようにする TV や新聞のニュースに関心をもつ 家族で一緒に運動を楽しむ 【構造的課題】 重要度:低 実現度:低 重要度も実現度も平均より低い課題。意図と取り組みがま だ十分に浸透していない場合もあり、次年度の実施方法を 検討していきます。 【重点課題】 重要度:高 実現度:低 重要度は高いが実現度が低いため、重点的に改善して いく必要性のある課題。家庭・地域とも連携して次年 度に向けての改善策を立て対処していきます。 小学4年~6年と中学生アンケートからの課題の位置づけ 魅力 【実現度 課題 高】 【実現度 低】 鷹南スタンダードを守って授業に参加してい 勉強をすることが楽しいと感じていない層が多い学年がある る【中】 本を読むことが好きでない層が多い学年がある【小】 学校は楽しいと感じている【小】 自分で計画を立てての勉強が出来ていない層が2割いる 自分から進んであいさつをしている【小】 3割が学校が楽しくないと感じている【中】 学校であったことを家庭で話している【小】 3割が自分から進んであいさつが出来ていない【中】 いじめは絶対にしない、させないと感じてい 4割が兄弟学年交流活動に意欲的に取り組めていない【中】 る 4割が学校であったことを家庭で話していない【中】 学校行事に積極的に参加している 5割が家で自分の役割を果たしていない【中】 運動をすることが好きだと感じている 4割が自分の悩みや問題を学校で相談できる人がいないと感 部活動に進んで取り組んでいる【中】 じている【中】 4割がボランティアに参加していない【中】 3割が早寝・早起きなど、規則正しい生活が出来ていない 白井校長先生のコメント 中原小学校では、保護者アンケートより「家庭学習の環境整備」 「鷹南スタンダードに伴う学習規律の 確立」「あいさつ」 「挑戦心ややり遂げる力、協同する力を育てること」が課題として挙げられました。こ れらを踏まえて、①東京ベーシックドリルの家庭学習での活用、②鷹南スタンダードの定着、③あいさつ プラス1運動の推進、④自己肯感や自己有能感をはぐくむ取組として、 「きょうだい学年交流」や「学校 行事」の充実を図ることを来年度の学校経営方針に取り入れました。本校としては、家庭への働きかけが 重要な要素を占めています。学校がどこまでかかわれるかが大きな課題になると思っています。まずは、 学校でできることをやっていこうと思っています。 内藤校長先生のコメント 東台小学校では、保護者アンケートより「家庭学習習慣の定着」 「あいさつの定着」が重点課題、 「鷹南 スタンダード」と「思考力・表現力の育成」は構造的課題として示されました。小学生のアンケートより 「勉強の楽しさ」に不足が示され、 「自分で計画的に勉強」が出来ていない実態が示されました。来年度 の学校経営方針には、 「家庭学習習慣の定着」「あいさつの定着」を踏まえ、家庭学習の仕方指導やテスト 期間への対策の指導と学習習慣化、学級担任によるあいさつ指導の徹底を重点として指導していくことを 明記しました。また、 「鷹南スタンダード」 「思考力・表現力の育成」 「勉強の楽しさ」を踏まえ、鷹南ス タンダードの徹底、自己申告に位置付けた確実な指導、自分の考えを「もつ」 「高める」ために問題構成 の仕方や検討の視点の持たせ方を工夫し、より主体的に楽しく学べるようにすることを重点として指導し ていくことを明記しました。 伊藤校長先生のコメント 五中学校の経営を示す一文字は、「学(まなび) 」です。生徒の様々な学びを高めていけるように、教育 課程の編成を心がけました。今年度の学園評価アンケートから、保護者や教職員も「家庭学習」が重点課 題であるとの結果をいただきました。この点は、 「鷹南スタンダードを生かした授業力の向上」を図り、 「個に対応した学習」を展開し、定期考査前の学習計画表の指導を通じて改善を図っていきます。 また、 「学(まなび)」を支える大きな要因として、「規則正しい生活」があります。この点でも学園 評価アンケートの保護者と中学生から重点課題であるとの結果をいただきました。 「み・そ・あ・じ・ 言」の指導を徹底することで、生徒が落ち着いた学校生活を送れるように導いていきます。
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