用語集 ・地域包括ケアシステム【ちいきほうかつけあしすてむ】 団塊の世代が 75 歳以上になる 2025 年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた 地域で自分らしい暮らしを最後まで続けることができるよう、高齢者に住まい、医療、介 護、生活支援を一体的に提供する仕組み。単位としては日常生活圏域(中学校区)を想定。 (「介護予防・日常生活支援総合事業の基本的な考え方」厚生労働省老健局振興課より抜粋) ・自助・互助・公助【じじょ・ごじょ・こうじょ】 自助:自分で自分の事が出来るようになること。 互助:人と人とがお互いに助け合って生きること。 公助:国が人に対して何かしらの利益を与えていくこと。 ・所得控除【しょとくこうじょ】 所得税や住民税を算出するときに、所得から差し引くことができる、課税されない金額の こと。 ・公的年金等控除【こうてきねんきんとうこうじょ】 所得課税の際に、公的年金によって得た収入をある程度所得税の課税対象から控除できる 所得控除のこと。後述する給与所得等控除に比べて控除できる額が大きい。 ・給与所得控除【きゅうよしょとくこうじょ】 所得課税の際に、給与所得によって得た収入をある程度所得税の課税対象から控除できる 所得控除のこと。前述した公的年金等控除に比べて控除できる額が少ない。高齢者が現役 世代と同じ所得水準であっても、納める所得税は高齢者の方が少なくなることが問題とさ れている。 ・リースター年金【りーすたーねんきん】 ドイツで行われている年金制度。任意加入の私的年金を基礎とし、加入して保険料を払っ た場合払った保険料分の所得税控除を受けられる。メリットとして公的年金にかかる国庫 負担を減らせることが挙げられる。 ・所得代替率【しょとくだいたいりつ】 高齢者が受け取る年金の額が現役世代の給与所得と比べて何%となっているかを示す値。現 在はこれを 50%(年金が給与所得の半分)とすることが定められている。 ・プライマリ・ケア[英: primary care] 身近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療。和訳すると「かかりつけ」。「プ ライマリ」は「主要な」という意味と「始めの、初期の」という二つの意味を持つ。 ・ケアマネージャー[英: care manager] 介護分野において依頼者の要望に応じて介護計画・介護内容の策定を行なう職。介護分野 のコーディネーター。現在は介護士の延長として位置づけられていることが多い。 ・コミュニティケア会議【こみゅにてぃけあかいぎ】 個々の介護のケースに対して介護サービス事業者や地域包括支援センター、ケアマネージ ャーなどが集まって議論することで最適な対応を行い、地域のニーズに応じた介護計画を 作成する基盤となる体制。埼玉県和光市で行われ、これによって要介護度の全体的な低下 などが達成され注目されている。 ・OJT [英: On the Job Training] 職場での実際の日常業務を通じて仕事の質を高めること。 ・保育コンシェルジュ【ほいくこんしぇるじゅ】 保育情報の提供や子育て相談などを行い、保育所と保護者のマッチングを推進する役割を 担う。横浜市などで先進的に導入され、待機児童ゼロ達成に寄与した。 ・N 分 N 乗方式【えぬぶんえぬじょうほうしき】 世帯単位での所得税課税方式。世帯員数が多いほど納税額が減少し、少子化対策の役割を 一定程度もつと考えられている。
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