科名: 放射線科(核医学) プログラム名: 放射線診断専門医・核医学専門医取得コース 研修期間: 6年間(必修の初期研修2年間は除く) 3 年間で以下の項目について研修を行ったのち,核医学を中心とした研修を行う。 CT、胸部単純写真 8 か月 MRI US 消化管造影、血管造影 核医学 放射線治療 6 か月 2 か月 2 か月 12 か月 6 か月 研修目標: 放射線科診断医としての,一般的な知識と技術を習得していくと同時に,専門 分野としての核医学診断および核医学治療学の研修を重ね,学位取得と下記の 公的資格の取得を目標とする. 取得可能な資格: 日本放射線科学会 認定医(3年) 日本核医学会 PET核認定医(4年) 日本核医学会 核医学専門医(5年) 第一種放射線取り扱い主任者(取得希望者に対し随時) 日本放射線科学会 診断専門医(5年) 日本核医学会認定指導医 特徴: 当院の放射線科核医学部は,核医学および放射線画像診断に関する資格を有 する指導医が充実していると同時に,核医学検査・治療件数も日本で有数の症 例数を持つ施設であり、多岐に渡る核医学治療を行っている。八王子医療セン ターでの研修もプログラム内に入っており、核医学の知識・技術を深めるのに 非常に有用な経験が得られる。東京医科大学病院と八王子医療センターは両施 設とも日本核医学会の専門医教育病院に認定されており、研修や上記資格の習 得もスムーズに行える環境である。 指導医紹介: 小泉 潔(教授:八王子医療センター放射線科部長): 放射線科診断専門医、核医学専門医、第1種放射線取り扱い主任 者、PET核医学認定医、日本核医学会認定指導医 吉村 真奈(准教授:核医学部長): 放射線科診断専門医、核医学専門医、PET核医学認定医、日 本核医学会認定指導医 学位習得および留学に関して ・学位習得は指導医の下で、大学院生は3年または4年修了時、研究医は7年目 以降での取得を目標とする。 ・放射線治療関係の研究会や学会への参加を積極的に勧め、発表する機会を設 ける。 ・留学に関して推奨しており可能である。 ・院外研修は当院職務規定に準じる。 指導医のコメント ・核医学診断では CT、MRI では検出できない脳や心臓などの諸臓器の働きや血 流の状態が分かります。また、全身の腫瘍や炎症の存在が一目で分かり、スク リーニングに役立ちます。全身像に加え、横断像の撮影(SPECT)も可能で、CT や MRI などの他の画像と融合する事により、より正確な評価が行えます。核医学的 治療では放射線内用療法と呼ばれ、バセドウ病・悪性リンパ腫・甲状腺癌の治 療および転移性骨腫瘍の疼痛緩和などに用いられています。核医学修練施設と して認定されており、放射線科専門医・核医学認定医などの取得に十分な検査 および治療を行っています。放射線科診断部・治療部との連携により、機能解 剖画像の融合や三次元的手術支援などを行っています。
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