灘中 10年 第1日 1 2 3 4 6

灘中算数
灘中
灘進学教室
10年
第1日
http://nadasingaku.com
(すべて類題)
6けたの整数ABCDEFで、一番上の位の数字Aを、一番下の位に移した数BCDEFAが、元の数の3倍になるものは2つある。
このような数ABCDEFのうち、大きい方
x
999999
また、
x を求めよ。
をできるだけ約分した分数を求めよ。
【解答】
①
整数BCDEF=
n
とすると
整数ABCDEF=A×100000+
整数BCDEFA=
n
n ×10+A
② ②より
n ×10+A=(A×100000+ n )×3
n ×7=A×299999
n =A×42857
③
n は5けたの整数だから
A=1または2
④
大きい方
xは
x =2×100000+2×42857=285714
⑤
999999=9×3×37×7×11×13
x =285714=9×3×2×13×11×37
だから
x
2
=7
999999
1
次の
x を求めよ。
37 8 2
31 2 9 ÷
= 0 . 375
68 x
2
N君の家は
0 . 5 ヘクタールの田んぼを所有し、いねを育てている。
その家の田んぼでは、1年間で10アールにつき 0 . 5 トンの米がとれ、N君の家はその米を10kgあたり4000円で売っている。
利益はそのうち12%であるとすると、N君の家が、とれた米をすべて売ることで1年間に得る利益は
万円である。
3
中学生の兄と小学生の弟が電車に乗って美術館に出かけた。出かけるときの所持金は、兄が弟の2倍で、往復の電車賃も、兄が弟の2倍だった。
美術館の入館料として、兄は弟より300円多く支払い、弟は100円の絵はがき1枚を買った。
帰ったときの2人の所持金は、兄が弟の5倍で、兄が弟に100円わたすと等しくなった。
弟が支払った美術館の入館料は
円である。
4
3600本の鉛筆を同じ本数のいくつかの束に分ける。
本ずつの束に分けた場合と比べると、1束の鉛筆を3本ずつ減らした場合の方が、束の数は60だけ増える。
6
4けたの整数ABCDを考える。ただし、A、B、C、Dには同じ数字があってもよいとする。
数字の並びを逆にしたDCBAがABCDより大きい4けたの整数となるようなABCDは全部で
また、DCBAがABCDと等しい4けたの整数となるようなABCDすべての合計は
である。
個ある。
灘中算数
灘中
灘進学教室
10年
第1日
http://nadasingaku.com
(すべて類題)
7
重さの異なる5種類のおもりがあり、その重さをそれぞれAグラム、Bグラム、Cグラム、Dグラム、Eグラムとする。
測定するとA+BはC+D+Eと等しく、A+DはB+C+Eより大きく、B+DはA+C+Eより大きかった。
通りの可能性がある。
この結果から、A、B、C、D、Eを大きい順に並べると
さらに測定を続けると、A+EはB+Cと等しく、B+EはA+A+Cと等しかった。
以上の結果から、A、B、C、D、Eを大きい順に並べると
となる。
8
11で割ると小数第2位が3になり、13で割ると小数第1位が6になる整数を考える。
このうち最も小さいものは
で、2番目に小さいものとの差は
である。
9
図のような平行四辺形ABCDがある。
斜線をつけた3つの三角形の周の長さの和は、
斜線をつけていない2つの四角形と2つの三角形の周の長さの和より
cm短く、
また、斜線をつけた3つの三角形の面積の和は、平行四辺形ABCDの面積の
倍である。
10
図において、三角形ABEと三角形CDEはともに正三角形で、
A、Cを結ぶ直線とB、Dを結ぶ直線は点Oで交わっている。
(1) OA=8cm、OB=5cm、OC=1cmのとき、OD=
cmである。
度である。
(2) 角アの大きさが23度のとき、角イの大きさは
11
平面上に1辺が10cmの正方形Aがある。
2
この平面上で面積2 cm の正方形Bを正方形Aの周から離れないように
動かすとき、正方形Bが通る部分の面積は
cm 2 である。
12
図は、1辺が6cmの正三角形から、1辺が1cmのひし形3つを切り取って作られたものである。
この図形を、AB、BC、CAを折り目として折り曲げ、UAとPA、QBとRB、SCとTCを
それぞれはりあわせて、ふたのない容器を作る。
この容器の容積は、どの面も1辺が1cmの正三角形でできた三角すいの体積の
13
2つの直方体をはりあわせた、図のような立体がある。
これを、3点A、B、Cを通る平面で2つに分けたとき、
点Dを含む部分の体積は
cm3 である。
倍である。
灘中算数
灘中
灘進学教室
10年
第2日
http://nadasingaku.com
(すべて類題)
1
A、B、Cの3つの容器に同じ重さの食塩をそれぞれ入れ、さらに水を加えて食塩水を作った。 ただし、加えた水は同じ重さとは限らない。
こうしてできた食塩水について、次のことが分かっている。
①
AとBの食塩水全部を混ぜると、Cの食塩水と同じ濃さになる。
②
BとCの食塩水全部を混ぜると、Aの食塩水の2倍の濃さになる。
(1) Aの食塩水の重さとBの食塩水の重さの和は、Cの食塩水の重さの
倍である。
倍である。
(2) Aの食塩水の重さは、Cの食塩水の重さの
(3) Bの食塩水に、さらに600gの水を加えると、AとCの食塩水全部を混ぜてできる食塩水と同じ 濃さになった。 Cの食塩水の重さを求めよ。
2
図のような形をした厚紙A、B、Cがそれぞれ何枚かある。
AおよびCの厚紙は点線で折り曲げ、
これらの厚紙を何枚かつなげて、立体を作る。
ここで、「つなげる」とは等しい長さの辺どうしをくっつけることである。
また、Cの厚紙の中で、等しい長さの辺どうしをくっつけてもよいとする。
つなげた辺でも必ず折り曲げ、他の部分では折り曲げないとする。
また、厚紙は裏返して使ってもよく、厚さは考えない。
(1) Aの厚紙2枚とBの厚紙1枚を使って、5つの面をもった立体を作る。
右の解答欄の図形に線や点線をかき加えて、この立体の見取図を完成せよ。
ただし、辺の見えている部分は線で、見えていない部分は点線でかくこと。
(2) Aの厚紙2枚とCの厚紙1枚を使って、7つの面をもった立体を作る。
解答欄の図形に線や点線をかき加えて、この立体の見取図を完成せよ。
ただし、辺の見えている部分は線で、見えていない部分は点線でかくこと。
(3) (2)の、7つの面で囲まれた立体の体積を求めよ。
3
数
(1)
①
(2)
x に対して、 x をこえない整数のうち、最も大きいものを [ x ] で表す。
次の計算をせよ。
20
2010
+
7
7
②
30
2000
+
7
7
次の計算をせよ。
20
30
40
2000
2010
+
+
+ ...... +
+
7
7
7
7
7
(3)
次の20個の整数の中に、全部で何種類の整数があるか。
1×1
,
20
(4)
2× 2
20
,
3× 3
, ...... ,
20
20 × 20
20
次の2010個の整数の中に、全部で何種類の整数があるか。
1×1
,
68
2× 2
68
,
3× 3
, ...... ,
68
2010 × 2010
68
例えば、
[ 3 . 3 ]= 3 , [ 4 ]= 4 である。
灘中算数
灘中
灘進学教室
10年
第2日
http://nadasingaku.com
(すべて類題)
4
図1のようにA、B、C、Dを4つの頂点とし、
3
どの面も合同な正三角形でできている三角すいがあり、その体積は40 cm である。
この三角すいの各辺の中点E、F、G、H、I、Jを結んで、
図2のように8つの面をもつ中身のつまった立体Pを作る。
立体Pの8つの面は合同な正三角形である。
(1) 立体Pの体積は
cm3 である。
(2) 立体Pが、2点I、Jを通る直線のまわりに1回転する間に通過する部分の体積は、
立体Pの体積の
倍である。
(3) 立体Pが2点I、Jを通る直線のまわりに1回転する間に、
図3の斜線をつけた三角形EFIが通過する部分の体積を求めよ。
5
ある10階建てのビルに、図1のような通路がある。 この通路は、円柱の側面を洽うようにして、
1階の地点Pからその真上の10階の地点Qまでつながっている。
円柱の側面の展開図は図2のようになっており、円柱のまわりを2周するとちょうど1階分のぼる。
A君は地点Qを出発して一定の速さで通路を下り、2分15秒で地点Pに着いた。
一方、A君の出発と同時にB君は地点Pから一定の速さで通路をのぼり始めた。
その後、B君は地点Pの真上にある5階の地点Rで立ち止まり、少し休んだ。
A君が地点Rに着くと同時に、B君は休む前よりゆっくり一定の速さで通路を再びのぼり始めた。
そして、A君が地点Pに着くと同時に、B君は地点Pの真上にある7階の地点Sに着いた。
通路の幅や、人の大きさは考えない。
(1) A君は通路を分速
mで進んだ。
(2) B君が地点Rを出発してから地点Sに着くまでの間に、
B君の真下にA君がいることが
秒おきに、全部で
回あった。
ただし、B君が地点Rを出発した瞬間と地点Sに着いた瞬間は除いて数える。
(3) B君が地点Pを出発してから地点Rに着くまでの間に、
B君の真上にA君がいることが、出発時を除いて全部で13回あった。
このとき、B君がとった休みの時間は、何秒より長く、何秒より短いか。
ただしB君が地点Rに着いた瞬間、A君はB君の真上にいなかったとする。