夜間尿とりパッドの適正使用によるコスト削減

-看護部門-
5.夜間尿とりパッドの適正使用によるコスト削減
座長
朝霞台中央総合病院
演者
グリーンビレッジ安行
並木 良江
元秋葉 弘子
渡辺 昌樹
初田 美智子
市川 真理恵
【目的】
ご利用者様の尿量に合った適正な尿とりパッドを夜間使用することで、皮膚トラブルを起こすことなく、
更にコストの削減に繋げることができる。
【方法】
1. 現在使用している夜間の尿とりパッド(以下夜間パッド)の種類の把握と尿量を 7 日間測定し、皮膚の観
察を行なう。
2. 平均尿量で使用する夜間パッドを決定する。
3. 決定した夜間パッドを 7 日間使用し、尿漏れの有無、皮膚の観察をおこない、ご利用様の意見等を伺う。
4. 各、ご利用者様が使用する夜間パッドを決定し、スタッフ全員へ周知徹底、継続を図る。
【結果】
平均尿量では、当然のことではあるが、ご利用者さま一人一人にバラツキがあり、目安量を基準に夜間
パットを決定した。ご利用様からは、ゴワツキや不快感なく安心して眠ることができたという声を聞くことが
でき、また、発赤、水疱、褥瘡などの皮膚トラブルは1件も起こすことはなかった。また1ヶ月で約 23000 円
のコストを削減することができた。
【考察】
今までは、私たちはご利用者様への睡眠の妨げ、または尿漏れが心配などの理由から吸収量の多い
長時間対応型を尿量に関係なく使用していた。今回の研究では一人一人の尿量の測定を行い、適正な夜
間パッドを検討したことで、介入前後での皮膚トラブルもなく経過することができた。さらにコスト削減という
大きな成果が得られた。尿とりパッドやオムツを着用すること自体が、皮膚トラブルの誘因となることから、
適した夜間パッドを選択することが重要と考えられる。
【結論】
夜間パッド使用方法の標準化を図ることで、皮膚トラブルを 1 件も起こすことなく、ご利用者様が安心し
て眠ることができた。そして、コストの削減に繋がった。
【今後の課題】
今回得られた結果を継続するとともに、今後はご利用者様一人一人にあった排泄ケアについて見直し、
可能な限りオムツをはずしていく工夫を図っていきたいと考えています。