アルゼンチン - 資源の持続可能な活用を目指すプロジェクト プロジェクト概要 資源の持続可能な活用を目指すプロジェクト 目的: 森林資源の持続可能かつ効率的な管理と保全。生態系+ 景観の保護と小規模農業生産の両立。 • アルゼンチンでは、その広大な森林資源を積極的に保護する取り組み が伝統的に行われてきており、森林資源を「持続可能」とする努力が 永年続けられてきました。 期待される成果: 森林破壊が進むアルゼンチンのチャコ地方にお ける森林保全プログラムの強化。計画的な植林を強化し、持続可能 な「森林保全と林業の両立」を目指す。対象エリアは国立公園内の 11のエリア。 世界銀行貸出額: 6,000万米ドル 貸出実行時期: 2008 – 2015年 分野: 環境 詳しくは以下にアクセス下さい(英語) http://www.worldbank.org/projects/P100806/ar-sustainable-natural-resourcesmanagement-formerly-sustainable-forestry-development?lang=en 0 • にも係わらず、森林破壊のペースは、全南米平均の2倍に達していま す。 • とりわけ、世界第二位の規模の生態系を誇るアマゾン地区に隣接する チャコ地方の状況が深刻です。 • 本プロジェクトでは、38,000ヘクタールの森林を新たに管理下に置き、 同エリアの生物多様性と景観を保護します。 • また、同エリアの中小林業事業体の協力も得て、森林を保護しつつ、 林業も継続できるようにしています。 © World Bank インドネシア-サンゴ礁の保護・保全プログラム サンゴ礁の保護・保全プログラム プロジェクト概要 目的: インドネシア固有のサンゴ生態系の保護・保全を支援。 期待される成果: サンゴ礁に隣接した地域社会が海洋生態系を 崩さずに収入を得ること、並びに政府の海洋保全地域の効率的 な監視・監督を実現。 世界銀行貸出額: 4,738万米ドル 貸出実行時期: 2014 – 2019年 分野: 環境 詳しくは以下にアクセス下さい(英語) http://www.worldbank.org/projects/P127813/coral-reefrehabilitation-management-program-phase-iii?lang=en 1 • インドネシアの沿岸部における地域社会では、沿岸・海洋資源は小規 模な漁業従事者が収入を得るための貴重な資源となっています。 • 一方で、生物の多種多様性という観点では、インドネシアのサンゴ礁 はグレートバリアリーフに次ぐ世界で二番目に多様な生態系を誇って います。 • 魚の乱獲、環境を破壊するような漁法や気候変動はサンゴ礁の保全 にとって大きな脅威となっています。 • 本プロジェクトでは、以前成果を上げたボトムアップの手法を取り入れ、 新しい保全地域での漁業を制限します。 • さらに、小規模な漁業従事者にその他地域での持続可能な漁業権を 与えることで、環境保全と漁業従事者の収入の安定を同時に達成して います。 © World Bank ブラジル -エスピリトサント州:持続可能な治水プロジェクト プロジェクト概要 エスピリトサント州:持続可能な治水プロジェクト 目的:エスピリトサント州における持続可能な治水プロジェクト。 効率的な水資源の管理と水害対策の両立。 • 急速な都市化が、必ずしも長期的な計画性を持って進めらなかった結果、 ブラジルのエスピリトサント州では、上下水道サービスの供給と水害対 策の両立が困難な状況に直面しています。 • ヴィクトリア地区においては、増加する水需要に対応するために、今後 20年以内に新たな水源を確保しなければならないと予想されています。 • 水に対する需要の増加で流水域の水面低下により流域周辺の砂化によ る水質悪化に加え、下水処理が十分でなかった結果、深刻な水質汚染 も進んでいます。 • 本プロジェクトでは、都市部での洪水に対する備えと水資源の管理体制 の改善を主目的としています。 • 洪水が発生してしまった際の警報システムの整備も進めており、エスピリ トサント州の7割のエリアがカバーされる予定です。 期待される成果: 効率的な水資源管理により、上下水サービス の改善。下水処理システムへの融資で新システムを導入し、 16万人以上の人々への下水サービスを改善。水面低下した流 域のうち2000ヘクタールに植林を行い、同州における地表水 質全般の回復を目指す。 世界銀行貸出額: 3億2,300万米ドル 貸出実行時期: 2014 – 2021年 分野: 環境 詳しくは以下にアクセス下さい(英語) http://www.worldbank.org/projects/P130682?lang=en 2 © World Bank レバノン – 環境破壊を食い止めるプロジェクト プロジェクト概要 目的: 企業活動の環境に与える悪影響について、環境省の 総合的な管理能力を高める。 期待される成果: 地場銀行を通じて、廃棄物や汚水処理に関 するプロジェクトに対して譲許的融資を行う。対象は20-25の 官民企業。 融資対象企業に対しては、必要最低限のコストで 国が定める基準を厳格に満たすように指導。 世界銀行貸出額: 1,800万米ドル 貸出実行時期: 2014 – 2021年 分野: 環境 詳しくは以下にアクセス下さい(英語) http://www.worldbank.org/projects/P143594/lbenvironmental-pollution-abatement-project?lang=en 3 環境破壊を食い止めるプロジェクト • 人口440万人のレバノンでは、急速な都市化が進んでおり、中東諸 国の中では人口密度が最も高くなっています(407人平方キロ毎)。 • また、「スプロール現象」(住宅が無秩序に郊外に広がる現象)が人 口分布の偏りに拍車をかけており、 道路などのインフラは無駄に拡 大し、都市計画法に基づく区画整理も進まず、産業の発展を阻害し ています。 • これらが、下水処理や廃棄物処理の機能低下につながるという悪 循環が拡大しています。 • 本プロジェクトでは様々な技術支援を行い、同国環境省、銀行業界、 産業業界全般に対して包括的なし支援を行い、インフラプロジェクト に対する同国の総合的な取り組み能力の向上を目指しています。 © World Bank
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