H27.8.26 2学期始業式 『ねばり強くがんばった芥川賞作家!又吉直樹

H27.8.26 2学期始業式 『ねばり強くがんばった芥川賞作家!又吉直樹さん』
長い夏休みも終わり、今日から2学期の始まりです。夏休みには、いろんなところに出か
けた人もいることでしょう。今日は、いろんな国の言葉で朝の『おはようございます』のあ
いさつをしてみます。英語「グッドモーニング」韓国・朝鮮語は、「おはよう」も「こんに
ちは」も同じ言い方です。「アンニョンハセヨ」中国語の「こんにちは」は「ニーハオ」で
したね。「おはよう」は「ザオシャンハオ」フィリピン語の「こんにちは」は「マガンダン
ハーポン」でしたね。「おはよう」は「マガンダンウマーガ」です。
1学期の終業式の日に、学校目標の中の一つ『ねばり強くがんばる』についての話をしま
した。夏休みの間、ねばり強くがんばって最後までやりとげてうれしかったことを、私にも
教えてくださいと学校だよりのお手紙を皆さんに配ったのを覚えていますか?書いてきた
人は、校長室の扉にこの袋を貼っておきますから、ここに入れてください。皆さんがどんな
ことをねばり強くがんばってうれしかったのか、校長先生にも教えてください。
さて、ねばり強くがんばってお笑いタレントでありながら、好きな本をたくさん読んでつ
いに芥川賞というとてもすばらしい賞をとって作家になった人がいます。皆さんもテレビで
見たことがあると思います。ピースという漫才コンビの1人、又吉直樹さんです。この人は、
守口市のとなりの市の寝屋川市の人で、小学校から高校まではサッカーをしていました。ま
た、読書が好きで、昔のとても有名な作家の芥川龍之介や太宰治という人の小説が好きにな
りたくさん読み続けました。お笑いの方では太宰治と同じくらいダウンタウンに衝撃を受け
たそうです。そのうち、自分でも小説を書くようになって、今回受賞した『火花』という小
説は、今も同じ家に同居しているお笑いのパンサーの向井さんとかに読んで聞かせて感想を
聞いて仕上げていったそうです。お笑いの人が、こんなにすごい小説家になったということ
で、今、又吉さんが書いた本はすごい勢いで売れています。私も、夏休みにこの小説を読み
ました。お笑い芸人仲間の話が書かれた本です。私の感想は、お笑い芸人って、軽い感じの
イメージだったけど、人を笑わせることにこんなに真剣に向かい合って考えているのだと思
いました。人を笑わせて幸せな気持ちにさせる漫才師ってすごいなとも思いました。
たくさん本を読む中で、自分の好きな本を見つけ、ねばり強く読み続け、自分でも小説を
書き、一番すごい芥川賞をとった又吉直樹さんはとてもうれしかったと言っておられます。
「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあります。好きなことを見つけたら、一生懸命
に熱中することができます。すると、自然とうまくできるようになるという意味です。
2学期もいろんなことがあります。又吉さんのように、お笑いでも、読書でも、運動でも、
何でも好きなことを見つけて、最後までねばり強くがんばって、できることを増やしていき
ましょう。運動会の練習も始まります。けがをしないように、一生懸命、最後までがんばっ
たら、きっとすばらしい演技や競技ができます。きっとやってよかったなぁとうれしい気持
ちになれます。今日から、また、気持ちを入れ替えて、友達と一緒になかよく、ねばり強く
がんばってうれしい経験をたくさんしてください。
今日は、お笑いタレントでもあり、芥川賞作家でもある又吉直樹さんの、ねばり強くがん
ばったらうれしかったというお話をしました。