意見と事実

平成 27 年 9 月 30 日
幼保連携型認定こども園
東野田ちどり保育園
江川 永里子
ガーベラの花言葉
第七回 運動会
十月十二日(祝)を目指して各クラス張り切って練習に取り組んでいます。
「チャレンジ 2015
ハ ナ
はな
は
な
花 ハナ」~咲きほころう
202 輪 !~
〜花が咲く〜
毎日一所懸命、人が知らないところでコツコツコツコツ、
誤魔化さないで急がないでやっていったら 十年後に花が咲く 「致知」より
「希望」
~アドラーより~
意見と事実
私たちが考えたり言ったりすることは、ときに客観的な事実ですし、ときに主観的な意見です。あなたは、この
2つの区別がついていますか?
1.多くのものは意見でしかない
子どもの行動が不適切だと感じるとき、よく考えてみてください。「事実として」その子どもの行動が不適切で
あることは比較的少なくて、単にその行動があなたの好みにあわないだけだったりすることが多いのです。つま
り、「あの行動は不適切だ」という意見をあなたがもっているにすぎないことが多いのです。
「よい/悪い」「正しい/間違っている」というような価値判断は、考えてみるとすべて意見です。なかには多く
の人に認められて常識になっている価値判断もありますが、それでも客観的な事実ではなくて、人間の側の主
観的な意見であることには違いありません。これらと、たとえば科学的真理のような客観的事実とを区別しておく
ことは、とてもたいせつなことだと思います。
2.意見は意見とわかるように言った方がいい
主観的な意見にすぎないものを客観的な事実であるかのように主張すると、子どもとの関係がこじれることが
あります。そこで、客観的な事実と主観的な意見とを区別して言うようにするといいと思うのです。事実を言うと
きの言い方を<事実ことば>、意見を言うときの言い方を<意見ことば>ということにしましょう。
事実ことばの方は、特に意見だとはことわらずに、ふつうに「〜です」、「〜だ」と話していると、すべて事実こと
ばになります。
意見ことばは、「これは私の意見です」ということをつけくわえて話すのですが、次の 2 種類に分けておくと便
利です。
1.前置き型意見ことば
✓これは私の意見なんだけど〜。
✓私はこう思うんだけど〜。
2.後置き型意見ことば
✓〜と思う。〜と感じる。