“会社、辞めようかな・・・”から考えたこと

坂戸市立入西小学校
学 校 だ よ り
おもしろいこといっぱい!うれしくなる学校を目指して
平成 27 年6月1日
校長
土井雅弘
“会社、辞めようかな・・・”から考えたこと
私事で恐縮ですが、民間企業に勤める末の息子の話です。
「友達が会社を辞めたい」とよく口にするそうです。理由は、先輩からいろいろ怒
られることが嫌なようです。息子に言わせると、怒られているのではなく、「教えら
れているだけのようなのに」だそうです。本人が気にしすぎるからではないか、敏感
すぎるからではないかという分析です。私が、息子に「お前は怒られたと感じないの
か?」と尋ねると、確かに言い方はきつく、厳しい口調ではあるようですが、「仕事
だからね。俺は、あまり気にならないな・・・」ということです。そして一言。「母
ちゃんは、問答無用だったからな」だそうです。子供の頃よく怒られたことや、剣道
をずっと続けていて、厳しく指導されたことが結果として功を奏しているのかもしれ
ません。いずれにしても、仕事をするということは嫌なことや自分の思い通りにはな
らないことが多いと思います。その中でも、相手の言ったことや言い方にとらわれず、
自分の心をコントロールしながら仕事に励んでいる息子に、職場の人間関係に関して
だけは安心しているところです。
教育・子育ては本当に難しいですね。親や教師は みんな子
供のためにと思って、優しく、丁寧に接したり、指導したり
しているのです。しかし、その結果は10年後、20年後に
しか見えてきません。教育、子育ての最終目標は子供を自立
させることです。自立させるための教育、子育てはどうあれ
ばいいのでしょうか。改めて考えさせられた次第です。
“ごめんね”の一 言 があれば・・・ 言 葉 が足 りないのではないか!?
着任して2か月が経ちました。本校の様子を見ていると、子供同士の人間関係のト
ラブルが多いような気がします。何が原因なのでしょうか。まだよく分かりませんが、
これからいろいろ見て考えていかなければならないと思っているところです。
その原因の1つとして、私は、子供達の言葉が足りないことが気になっています。
特に、「ごめんね」の一言がしっかり言えれば、少なくとも大きなトラブルに発展し
ないのではないかと思っています。
例えば、通学班の集合場所に行ってみると、時々集合時刻に遅れてくる子供を待っ
ている班に出くわします。遅れている一人の子をみんなで待っているのです。5分、
時には10分も遅れてくる子がいます。待たされている子は、実際の5分、10分よ
りも長く感じるものです。そこへ、遅れてきた子がやってきます。中には無言でやっ
てきて、何もなかったかのように班に混じっていく子がいます。やはり、「ごめん!
遅くなっちゃった。明日は気を付けるね」とはっきり言うことが大切だと思います。
通学班の遅刻が本校の子供達の人間関係を悪くしているということではありません
が、この光景に象徴されるような、言葉が足りない場面が長く積み重ねられる中で不
満のようなわだかまりが生まれてしまうことがあるのではないかと心配しているの
です。
また、休み時間に一緒に遊ぼうと思っているのなら、「一緒に遊ぼうね」とか「昇
降口で待っててね」とか、自分から声をしっかりと掛ける必要があると思います。
「待
ってね」と声を掛けたのに待っていてくれなかったのなら、「どうして待っててくれ
なかったの?一緒に遊びたかったのに」と聞いてみることです。声を掛けないことで
すれ違いが大きくなり、不満が大きくなって蓄積され、何かのはずみで大きなトラブ
ルに発展するような衝突を起こすこともあるように思います。仮に、うっかり他の子
と遊んでしまったのなら、「ごめんね。今度一緒に遊ぼうね」と応
えればいいのです。自分の思いや気持ちをしっかりと言葉にして伝
えることで、トラブルは必ず少なくなるものと思います。
ご家庭でも、お子さんに、声に出して言葉で伝えることの大切さ
をお話しいただきたく思います。
「子ども110番 の家 」を確 認 ください!
先日保護者の方から「子ども110番の家」について、どうなっていますか?と質
問をいただきました。今年も、PTA役員(校外指導委員)の皆さんに「子ども11
0番の家」に登録いただいている方々の家や店舗等を回り、あいさつをしていただい
たところです。
「子ども110番の家」は、不審者対応など緊急に子供達が救いを求めて飛び込め
る家として登録いただいているわけです。時には、体調が悪くなった時や、トイレを
お借りするような時にも、気軽に子供達が助けを求めることができる家です。
しかし、保護者の皆さんの中には、子供の安全にご協力いただいている「子ども
110番の家」がどちらのお宅なのかを知らない場合もあるようです。自分の子供が
登校・下校時に、いざという時に助けていただくお宅や店舗ですので、一度お子さん
と一緒に通学路を歩き、どこに「子ども110番の家」があるのか、どのお宅なのか
をご挨拶を兼ねて確認いただくと、お子さんもいざという時に助けを求めやすくなる
のではないかと思います。
ぜひ安全配慮上、お子さんの通学路にある「子ども110番の家」について、ご確
認いただきたく思います。
“忘れ物はないか!” お声掛けください!
交通指導員さんから伺ったことです。最近、登校時に忘れ物に気付き取りに戻る子
供が目立つとのことです。
学校では、まず「忘れ物をしないように!」と繰り返し指導しています。その上で、
安全を配慮して、「忘れ物は取りに戻らない」というきまりを子供達にも伝えていま
す。しかし、交通指導員さんの話によると、学校に着くまでの間に忘れ物に気付き、
戻る子がいるようです。通学班や通学途中で友達に会い、忘れ物に気付いたのでしょ
う。取りに戻りたい気持ちは分かりますが、交通事故の心配を考えたら、やはり「取
りに戻らない」を徹底させなければならないと思います。
そもそも忘れ物をしなければ取りに戻る必要はありませんので、ご家庭でも、
・忘れ物はしないように
・その上で、仮に忘れたとしても、取りに戻らないように
お声掛けいただきたく思います。どうぞよろしくお願いします。