2015.11.28 10:00 10:30 2015.11.29 10:00 受付開始 受付開始 朝礼・始業式 朝礼・朝の肉声 11:00 10:45-12:15 10:45-11:45 28A 11:30 10:30 29A ディスカッション ワークショップ 川上未映子+華雪+古川日出男 10:45-12:15 11:00 29B ワークショップ 11:30 11:30-14:30 開沼博 12:00 柴田元幸 ワークショップ 古川日出男 豊崎由美 華雪 + レクチャー 13:00-16:00 豊崎由美 ワークショップ 13:00-16:00 28C 13:30 14:00 29E ワークショップ 12:30-14:00 28B 29D 11:30-14:30 ワークショップ 12:30 13:00 29C 11:30-14:30 28D ワークショップ 川上未映子 28E ワークショップ レアード・ハント 13:15-14:45 29F 13:15-14:45 29G ワークショップ ワークショップ 川上未映子 レアード・ハント 開沼博 + 14:30 三浦直之 13:00-16:00 柴田元幸 14:30-16:30 28F 15:00 12:00 12:30 13:00 13:30 14:00 14:30 15:00 ワークシヨップ 15:30 16:00 29H + 古川日出男 28A 28G 柴田元幸+開沼博+豊崎由美 ディスカッション 定員:140 名 耳と目と口と手のために 川上未映子+華雪+古川日出男 毛筆? いいえ、ただ口にするだけで他人に聞き書きしてもらうことだって可能です。そして聞いているだけだって、言葉はそこに存在し ています。タイプの異なる二人の小説家と一人の書家が、それぞれの立場から語り出します。まずはこの鼎談からです。 レクチャー 定員:30 名 小説の声に耳を澄ませてみる 豊崎由美 たくさん読む? 速読術? そんな本の読み方に憧れないでください。小説は速く読まれるためではなく、深く読まれるために在るからで す。「良く読む者は、良く書く」 。わたしはそんなタイプの小説家が好きですが、実はブックレビューもまたそうなのです。1冊の本を、ゆ っくり丁寧に深く読む。まずは、そこから、です。そこからしか始まらない書評の話、書評の書き方について、わたしは皆さんにしてみた いと思っています。 ワークショップ 定員:20 名 ふくらむ言葉、物語 川上未映子 はっとする短歌に出会うたびに、 「もし、これらを散文にしたら、いったいどんなものになるだろう」と夢想してきました。いくつか挙げた なかから一首を選んで、その歌をもとに、原稿用紙 5 枚程度の物語をつくってください。印象に残った言葉、感情、風景、関係……とっか かりはなんでも大丈夫です。言葉と物語が動きだす瞬間を、様々にふくらんでゆくさまを、みんなで体験したいと思います。 28D ワークショップ 定員:15 名 小説を読む、訳す レアード・ハント+柴田元幸 小説『優しい鬼』(レアード・ハント著、柴田元幸訳)の一節を選んで、原文・訳文の両方を訳者が提示し、どうしてそのように訳したかを解説・ 弁明し、それに著者・受講者がコメント・質問し、原文に対する理解を深めた上で、受講者それぞれが新しい訳文を作成する。授業は基本 的に日本語で行なう。通訳(柴田の予定)を介して著者にも自由に質問できる。 28E ワークショップ 定員:35 名 歴史年表をつくる 開沼博 その場の参加者全員の記憶をもとにしてその場でしか立ち現れえない「歴史」を自分たちの手でつくります。参加者の記憶や思い出を、可 能な限り具体的に年月日と当時の文脈を具体的な「歴史記録」として記述する。さらにそれらに参加者全員で厚みを持たせていく。自分た ちの手を動かし、話をしながら実際につくる体験をし、その中で、自分たちが生きてきた社会がいかなるものなのか振り返ることで、歴史 に親近感を感じたり、歴史から学んだり歴史ができていくプロセス自体を体験したりできればと思います。当然、震災前後の歴史も、誰か に与えられているような単純な話ではない、豊かなものとして意識されるようになります。 28F ワークショップ 定員:30 名 筆跡の声、声の波紋 華雪+古川日出男 文字はどんなふうに書かれて、言葉はどんなふうに響くのか。実際に小説家の古川日出男が声に出すテキストを、書家の華雪が文字化します。 そこに立ち会う時、あなたは何を思うのか。その「思ったこと」をどんどんと掘り下げていき、講師たちにフィードバックし、みんなで共 有しましょう。おしまいには全員の声が「織り込まれている書」を産み出すことが、このワークショップの目的です。学び、聞き、見て、 交わりましょう。 28G 16:30 17:00 17:30 ホームルーム もそも著者になれば、その本を「書いてしまった」ことにだってなる。でも、書き方だってさまざまです。パソコン? スマホ? 万年筆? 28C 16:00 ディスカッション 言葉の不思議を真剣に考えてみましょう。たとえば1冊の本がここにある。それをあなたは黙読もできるし、読み上げることもできる。そ 28B 川上未映子(朗読)+古川日出男(朗読・ディスカッション) ホームルーム・終業式 16:45-17:45 17:30 18:00 朗読とディスカッション +レアード・ハント(ディスカッション)+柴田元幸(司会)ほか 16:30 17:00 15:30 15:15-16:45 華雪 ディスカッション 定員:140 名 本とのいろいろな関わり 柴田元幸+開沼博+豊崎由美 18:00 29A ワークショップ 定員:25 名 批評を書いてみる 開沼博 批評を書いてみます。インターネットの登場以来、誰もが自分の意見を文章にして全世界に向けて発表することが可能になってきました。 その中で、何かを批評する文も様々に生み出されています。批評とは何か。定義は様々にありえるでしょうが、少なくとも「否定」とイコ ールではないことは確かです。潰し合い、揚げ足取りではない、素晴らしい批評は、批評する対象が抱える「誰も気づいてない魅力」を掘 り起こすことにあるでしょう。対象はなんでも良いです。文芸作品や音楽、美術の批評でもいいですし、ゲームでも植物でも本でも飲み屋 でもなんでも。事前に書いてきてもらい講義の中で皆で批評文を批評し合います。テーマは自由。分量は数百字から数千字(ただし、講義 時間が限られているので長すぎるのは困ります。) ※宿題に関しては事前の提出が理想的ですが、事情のある方は当日持参も可能です。そ の旨をただようまなびや事務局にお知らせください。 29B ワークショップ 定員:15 名 翻訳「文体練習」 柴田元幸 翻訳は基本的に「創造」であるよりもはるかに「再現」の営みだが、今回はあえて、その「創造」的な面を実感できるような練習をしてみたい。…… と書くと物々しいが、ある文章や概念がいろんな形に翻訳されうることの不思議を実感してもらえる場になればと思う。……と書くとかえ ってわかりにくいが、要は、レーモン・クノー『文体練習』朝比奈弘治訳(朝日出版社)のようなことをやろうと思っている。……といっ てもこの本、やや高価で図書館にもないかもしれないので、まずはウェブ上のアンサイクロペディア「文体練習」のなかなか創造的な記述 を見てきてほしい:http://ja.uncyclopedia.info/wiki/ 文体練習 準備はひとまずそれだけで、参加には英語などの語学力も不要。 29C ワークショップ 定員:10 名 エモーション・ブースター・プロジェクト 古川日出男 たとえば 10 人のプロの小説家がいたとして、同じアイディアを提供されたら、同じような小説を書き上げるか? 答えはノー。ほぼ確実に 10 作の別々の小説が誕生する。けれども、プロの小説家でもなんでもない人間が、とても面白い出来事に直面して、それを 20 字以内で「面 白い」という言葉を使わずに表現しろとの課題を出されたら、どうなるか? この課題を悩まずにこなせるか?そもそも感情(エモーション) とは。ライティングの出発点を見出すためのワークショップ。少数精鋭、がっつり行きましょう。 29D 観劇付きワークショップ 定員:30 名 小説の声に応えてみる 豊崎由美 ゲスト・三浦直之 課題本をもとに実際に書評を書き、それを参加者全員で合評する場になります(課題本ならびに提出ルールは、後日、事務局のほうから詳 細をお知らせいたします)。提出は「絶対」ではありませんが、書いて参加したほうが楽しいので、余裕のある方は課題本を読んでくるだけ でなく、書評も提出してみてください。また、劇団「ロロ」の主宰者である三浦直之さんに、課題本をもとにした一人芝居を上演していた だきます。小説の声に応える三浦さんの声を聞くのが、わたしはとても楽しみです。 29E ワークショップ 定員:15 名 「息」を書く 華雪 そのふるまい自体を強く意識せず、わたしたちは日々声を出し、文字を書いているように思います。まして〈息〉をすることなどはなおのこと、 ほとんど意識もなく「生きて」いるかもしれません。「息」という漢字の象形文字はどんなものだと思いますか。そしてこの字の意味を、み なさんはどんなふうに捉えていますか。声を出すにも文字を書くにも〈息〉がそこにあります――生きているということがどういうことか を考えるとき、呼吸はとても大事です。では、それらすべてを意識してみるとどんなことが起きるのか。あなたが感じ、思い、考える〈息〉を、 かたち=書として、その文字の象形や意味を、発語する、書くことを意識して、あらわす試みの時間です。 ※「息」の文字を書いてみたい と思うもの――もちろんこちらでも紙はさまざまな種類を用意しておりますが、自分にとって思いがあるもの、たとえば紙であってもなに かの切れ端であったり、ポスターやチラシ、段ボールや木っ端、葉っぱでも、なにか思いつく方はご持参ください。また、ご自身が使いた い筆をお持ちの場合もお持ちいただければと思います。なお、当ワークショップには汚れてもよい服装でご参加ください。 ワークショップ 定員:30 名 文学を翻訳している翻訳家も、社会を的確に見据えてそこに暮らす人々の声を拾う社会学者も、がりがりと本を読んで書評をする書評家も、 29F やっぱり各自がそれぞれに本を作っていたりします。しかも強力に機能する「最強のツール」としてです。いったい社会にとって、この世 言葉にふれるとき、耳と目にはいったい何が起きているのでしょうか?「たけくらべ」の原文と現代語訳を音と文字で同時に体験し、そこ 本を作る人を作家と言います。ついつい小説家やノンフィクションの物書きなどを作家の代表としてイメージしがちです。けれども、英米 界にとって、本とは何なのでしょう? そんな疑問に迫ってみる鼎談です。 ただようまなびや 文学の学校 2015 時間割 & プログラム にあらわれる張りつめと調和を味わいます。また、印象的な一文を抜粋し、みんなで現代語訳します。 29G 福島県郡山市駅前二丁目 11-1 ビッグアイ 6 階・7 階 ワークショップ 定員:10 名 英語で物語を書く レアード・ハント 授業名どおりの授業であり、一人ひとりが英語の小さな物語を作ることをめざす。授業は通訳を介さず英語で行なわれるが、講師は元 NOVA 教師で英語が苦手な人への対応は慣れているし、人柄も優しい。準備としては、写真や絵など、「これを元に物語を書きたい」と思う ものを一点持ってくるように、とのこと。(柴田記) 29H 於:ビッグアイ郡山市民プラザ 耳と目で読む「たけくらべ」 川上未映子 朗読とディスカッション 定員:160 名 想像力はどう学べるか? 川上未映子+古川日出男+レアード・ハント+柴田元幸 他 私たちは既存の学校で正解の出しかたは学べます。さまざまな規律も学べます。でも、想像力に関してはどうでしょう? 私たちと違う価 値観に生きて、私たちとは異なる環境・状況の中にある人々への、共感の力はどうでしょう? このプログラムでは日米のボーダーを越え た小説家たちが、その朗読する声から、その語り合う声の内側から、直接に想像力の多様なありようを伝えます。当日、特別ゲストも登壇 予定です。
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