第3学年 算数科学習指導案 1 単元名 2 単元の目標 ○未知数を□として数量の関係を式に表すことのよさを知り、□を用いて問題を解決する能力を高める。 関 ・未知数を□として表した式のよさに気付き、問題解決に進んで用いようとする。 □を使った式に表そう (東京書籍 3年 22年度用補助教材) 考 ・式を数量の関係や場面を簡潔に表すものとしてとらえることができる。 表 ・未知数を□として問題の場面を加減法や乗法の式に表すことができる。 知 ・未知数を□とすると文章どおりに式に表すことができることを理解する。 3 単元指導計画(全2時間) 時 目 (1)□を使った式 1 本 時 標 学習活動 22年度用補助教材 P40∼43 授業形態 おもな評価規準 2時間 ・お話の順序にしたがって、こ ○未知数があっても□を用い とばの式に表し、それと対応 ると、文章どおりに式に表す させながら未知数を□とし ことができることを理解す て、たし算やひき算の式に表 る。 す。 教えて考 えさせる 授業 知未知数を□とすると文章ど おりに式に表すことができ ることを理解している。 表未知数を□として問題の場 面を加法、減法の式に表す ことができる。 2 ○未知数を□にして、文章どお りに式に表すことができる。 ・お話にの順序にしたがって、 教えて考 ことばの式に表し、それと対 えさせる 応させながら未知数を□と 授業 して、かけ算の式に表す。 知未知数を□とすると文章ど おりに式に表すことができ ることを理解している。 ・表した式について、テープ図 を使ってお話の場面と対応 させ確認する。 表未知数を□として問題の場 面を乗法の式に表すことが できる。 4 本時の学習 (1)本時の目標 ○未知数があっても□を用いると、文章どおりに式に表すことができることを理解する。 (2)具体の評価規準 おおむね満足できる状況(B) 未知数を□とすると文章どおりに式 に表すことができることを理解して いる。 Cと判断される児童への手立て 個別指導において、ことばの式の中 の手がかりになる言葉や計算の方法 をきめる言葉をおさえることを助言 することで、文章どおりに式に表す ことができることに気付かせる。 Aと判断される状況 未知数を□とすると文章どおりに 式に表すことができることを理解 し、「考え方」の手順をもとにしな がら説明することができる。 (3)先行学習(予習) ア○ イ の式を教科書に書き、P41∼P42のまとめまでを読 ○ 平成22年度用補助教材(22プラス)P40の○ んでくる。 -1- (4)本時の展開 過 程 学習活動 教 教 1 予習のお話を読みながら、お話の順 え え 序どおりに式に表す。 る る 17 分 2 本時の学習問題を確認する。 指導上の留意点 ○文章の言葉を順序立てておさえながら式 に表すことで、式は文章の場面を表して いることをつかませる。 備考 プロジェクタ スクリーン パソコン ○予習の文章との違いを比べやすいように 予習の文章を本時の文章の横に提示す る。 お話提示用資料 ○本時の文章を提示する。 問題提示用資料 学級文庫に本が38さつあります。新しい本を何さつか買ったので、本はぜんぶで 50さつになりました。 ○予習の文章(加法の文章)との違いを比 べながら、本時の問題は、わからない数 があることに気付かせる。 3 本時のめあてを知る。 ○めあてを板書する。 ワークシート① わからない数があるときのお話を式に表そう。 4 □を使った式の表し方を理解する。 ○未知数がある時も□を使って式に表すこ とができることを確実に理解させるため に、立式までの考え方を次の方法で指導 する。 ①児童と対話しながら式に表していく。 ↓ ②「考え方」を提示し、考え方の手順に したがってワークシートに記入させな がら再度、式に表していく。 「考え方」提示資料 考え方 お話 学級文庫に本が38さつあります。 ① 新しい本を何さつか買ったので、 ② 本は ぜんぶで 50さ つ になりまし た。 ことばの式 はじめにあった数+買った数=ぜんぶの数 ① ② ③ 表せる 式 理 解 の 確 認 8 分 ポイント わからない数 を□として 38 + □ = 50 5 確認問題を解く。 かくにん問題 学級文庫に本が29さつあります。 新しい本を何さつか買ったので、 本はぜんぶで40さつになりました。 ・ 隣の児童と説明し合い、理解を確認 し合う。 まず お話のじゅんじょをたしかめます。 ↓ 次に ことばを使った式に表します。 ・手がかりになることばは・・・ ・計算をきめることばは・・・ ↓ 次に 式に表します。 ・わからない数を□とすると・・・ ↓ だから・式は・・・ ○文章中の数値だけを変えた問題に取り組 ませることで、児童の理解状況を確認す るとともに、児童の習熟を図る。 ○立式までの考え方にしたがって解いてい くよう指示し、立式までの流れを確実に 理解させる。 ○早く解けたペアには説明練習をさせる。 ○机間指導中は、次の指導を行う。 ・ことばの式を書くことや立式すること が困難な児童への助言を行う。 ・ペア学習の状況を確認し、児童に助言 することによって、□を使って立式し たり、説明したりすることができるよ うにする。 -2- 問題提示用資料 ワークシート② 考 え さ せ る 理 解 の 深 化 15 分 6 答えの確認をする。 ○代表児童の説明をもとに文章の通りに式 に表すことができることを確認する。 7 理解できたかを自己評価する。 ※ワークシートに自己評価させた後、挙手 をさせ理解状況を確認する。 ①立式も説明もできた。 ②立式はできた。 ③まだよくわからない。 問題提示用資料 ワークシート③ 8 理解を深める問題を解く。 力だめし問題 きょうの学習の中で表した式の□にあては まる数をもとめましょう。 チャレンジ問題 お話 けんさんはカードを何まいか持っています。 ① 弟に18まいあげたら、 ② のこりは24まいになりました。 ③ 38 さつ ①38+□=50 ②29+□=40 □さつ 50 さつ 29 さつ □さつ 40 さつ ことばの式 持っていた数−あげた数=のこりの数 ① ② ③ 式 ③(式) □まい 18 まい 24 まい □ − 18 = 24 ※減法の文章を□を使った式に表すこと で理解を深める。 ・ 隣の児童と説明し合ったり、教え 合ったりする。 ○机間指導中は、理解確認での様子をもと に、支援が必要な児童を中心に次の指導 を行う。 ・ことばの式をかくことや立式すること が困難な児童への助言を行う。 ・ペア学習の状況を確認し、児童に助言 することによって、□を使って立式し たり、説明したりすることができるよ うにする。 ○チャレンジ問題が解けたペアには説明練 習をさせ、本時の学習の習熟を図る。 ○ペア学習が終わった児童には、力だめし 問題を解かせる。 ○力だめし問題では、テープ図を提示し、 □にあてはまる数を調べる手立てとす る。 定 着 の 診 断 5 分 9 答えの確認をする。 ○代表児童の考え方をもとに全体で話し合 い、理解の深化を確かめさせる。 10 本時の学習を振り返る。 ○ふりかえり問題に取り組ませ、習得した ことを確認するとともに、達成感を味わ わせる。 ふりかえり問題 ①教室に子どもが15人います。そこへ友 だちが何人か来たので、みんなで22人 になりました。 ②のりこさんは、おり紙を何まいか持って います。妹に16まいあげたら、のこり は9まいになりました。 11 本時の理解度を自己評価する。 ○ふりかえりシートでわかったことやわ からなかったことを記述させる。 ※ワークシートに自己評価させた後、挙手 をさせ理解状況を確認する。 (5)復習 ○力だめし問題の残りとドリルの復習問題を解く。 -3- プロジェクタ スクリーン パソコン ワークシート④ ( おもて ) 算数ワークシート① 名前( めあて 学級文庫に本が38さつあります。 新しい本を何さつか買ったので、 本はぜんぶで50さつになりました。 ) ( うら ) かくにん問題 算数ワークシート② お話のとおりに式に表しましょう。 ※ 考え方 を使って式に表したり、せつ明したりしましょう。 学級文庫に本が29さつあります。 新しい本を何さつか買ったので、 本はぜんぶで40さつになりました。 ( おもて ) 算数ワークシート③ 名前( チャレンジ問題 ) お話のとおりに式に表しましょう。 けんさんは、カードを何まいか 持っています。弟に18まいあげた ら、のこりは24まいになりました。 力だめし問題 きょうの学習の中で表した式の□にあてはまる数をもとめましょう。 ※ ③ の式は、上のチャレンジ問題の式を書きます。 ① (式) 38+□=50 (ヒント) ② (式) 29+□=40 (ヒント) 38さつ 50さつ □さつ ③ (式) (ヒント) 29さつ 40さつ □さつ □ま い 18まい 24まい ( うら ) 算数ワークシート④ ふりかえり問題 がおわったら、下の表にまるをして、「わかったこと やわからなかったこと」を書きましょう。 ふりかえり問題 お話のとおりに式に表しましょう。 教室に子どもが15人います。そこへ友 だちが何人か来たので、子どもはみんなで 22人になりました。 のりこさんは、おり紙を何まいかもって います。妹に16まいあげたら、のこりは 9まいになりました。 【きょうの学習をふりかえってみよう】 ・・『式』も『説明』もできた。 ・・『式』はできた。 ・・まだよくわからない。 きょうの学習でわかったことやわからなかったことを書こう。
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