Ⅰ 学校経営 1 学校経営の基底 (1) 公教育の基本原則に立って ・ 憲法,教育基本法,学校教育法等の法令に基づく公教育に従事する教育者の使命と自覚に立つ。 ・ 県,地区,市の教育行政の重点施策を踏まえる。 (2) 本校の歴史・伝統の創造的継承に立って ・ 創立137年の歴史と伝統の継承・発展を目指す。 (3) 現在の実態と未来の要請に立って ・ 地域や児童の実態に立脚し,保護者や地域住民の期待に応える。 ・ 児童一人一人の成長を願い,社会の激しい変化に対応した教育を行う。 2 学校経営の方針 児童の実態と保護者や地域社会の特性に立ち,学校・家庭・地域相互の連携強化を図りながら,公教育に従事する教育者として の 使命を自覚し,全職員が教育愛に燃え,一致協力して人間性豊かな実践力のある子どもを育成する。 (1) 創立137年の歴史と伝統を尊重し,常に生気あふれる創造への歩みを続ける学校 ア 親和と意気を本校教育の中核とし,職員の総力を結集し,効率の高い教育を累積する。 イ 教師と児童,学校と家庭・地域社会が相互に敬愛と信頼のもとに歩みを続ける。 ウ 児童の個性を重視し,広い心,健やかな体,豊かな想像力の達成を目指し,常に創造の営みを続ける。 (2) 人権尊重の精神に立ち,一人一人を大事にする学校 ア 常に子ども優先に事を処し,心と心,体と体のふれあう教育を大事にする。 イ 子どもをよく理解し,夢をはぐくみ,個性の伸長と正しい判断力や公共精神,自己抑制力を育成する。 ウ 自主自発の芽を伸ばすとともに,広い心とたくましく生き抜く心と体を育てる。 エ 自分を大切にし,他の人の大切さを認めることができるようにする。 (3) 自ら学び,ともに学び,ともに伸びる学校 ア 一人一人の能力や個性を生かし,分かる授業を通して,基礎的・基本的な内容の確実な定着を図る。 イ 自分の考えをはっきり伝え,互いの考えを理解し,切磋琢磨する教育活動を推進する。 ウ 学校の実態や校区の特性を生かし,特色ある教育活動を推進する。 エ 職員研修の積み上げと深まりが子どもの変容として現れる。 (4) 環境が教育的に整備され,常に安定し,安全な状態にある学校 ア 校具や教具が常にあるべき所に構えの姿勢にある。 イ 校内が常に整備され,安全でしかも清潔感にあふれている。 ウ 校内や教室の全ての設営が工夫され充実している。 エ 師弟同行・率先垂範を信条として取り組む。 (5) 学校・家庭・地域の連携を密にした開かれた学校 ア 心からなる接遇が確立している。 イ 学校評議委員会等の活性化を図る。 ウ 校区公民館との連携を密にして,学校応援団の充実を図る。 エ 郷土に根ざした教育を推進し郷土愛に燃える子どもを育てる。 3 本校の教育課題 (1) 確かな学力を形成する基礎的・基本的な知識や技能の定着及び思考力・判断力・表現力等の習得(知) ・ 自ら学ぶ子どもの育成 ・ コミュニケーション能力の育成 ・ 学習習慣の確立 (2) 自他の尊重と道徳的実践力の育成(徳) ・ 人の気持ちが分かる子どもの育成 ・ 自分に自信が持てる子どもの育成 ・ 奉仕の心をもった子どもの育成 (3) 健康・安全で活力ある生活を営む資質や能力の育成(体) ・ 体力つくりに進んで取り組む子どもの育成 ・ 望ましい健康習慣を身につけた子どもの育成 ・ 危険な予知・回避能力を身につけた子どもの育成 (4) 複式学級(3・4年)への対応策の確立と支援の充実 4 学校教育目標 【教育目標】 自他を尊重し,学力・体力向上に積極的に取り組む山っ子の育成 【校 訓】 かしこく 【キャッチフレーズ】 めざす児童像 花いっぱい やさしく あいさつひびき めざす学校像 たくましく 進んで学ぶ 山川の子 めざす教師像 めざす学級像 (かしこく) ・ 子 ど も と 教 師 が 「 敬 ・ 愛 ・ ・ 心 身 と も に 健 康 で , 深 い 教 育 ・教児一体となって,共学, ・よく考 え,進んで発表する子 心」 愛 に燃え,子どもとともにあ 共感,協働する学級 ども で結ばれたあたたかい学校 る教 師 ・一人一人の子どものよさ, (やさしく) ・あいさつがひびき,思いや ・たゆまぬ研究意欲を持ち,高 可能性が生きる学級 ・礼儀正 しく,思いやりのある り が あ り , 活 力 に 満 ち た 学 い 指導力と実践力のある教師 子ども 校 ・教師の支援が生き,規律 ・秩序を重んじ,連携を密にし が 保たれ,活気に満ちた (たくましく) ・ 環 境 が 整 備 さ れ , 花 と 緑 が て 協力する教師 学級 ・健康・ 体力つくりに励み,最 美 しい学校 後までがんばる子ども ・人間性豊かで,地域住民から ・保護者との信頼関係に満 ・ 家 庭 や 地 域 と 連 携 し , 責 任 敬 愛される教師 ち た学級 を 果たす学校 5 6 本年度の重点目標 (1) 確かな学力の定着と向上 ア 自ら課題を見つけ,自ら考え,自ら解決していく子どもの育成と分かる授業を推進する。 イ 基礎的・基本的な知識や技能を定着させるとともに,思考力・判断力・表現力等を習得させる。 ウ 複式学級への対応と,一人一人の実態を生かした個別指導の充実を図る。 エ 指導と評価の一体化を図り,指導結果の説明責任を果たす。 (2) 心の教育の充実 ア 子どものなやみを共感的に受け止め,心に届く指導に努める。 イ 道徳的実践力を育成するため意図的な活動を推進する。 ウ 思いやりの心で他者に接するとともに,自分に自信を持って行動しようとする意識を高揚させる教育を推進する。 エ あたたかく・きびしく,心と心,体と体のふれあう教育を推進する。 (3) 体力の向上と健康・安全教育の充実 ア 教科体育の充実を図り,生涯体育へつながる取組を充実する。 イ 望ましい健康習慣を確立し,積極的に体力向上に取り組むなど健康保持増進の意識を高める。 ウ 安全点検の充実と安全対策を図り,危険予知・回避能力を高める教育を推進する。 エ 学校・家庭・地域の密接な連携を図り,子どもの安全確保に努める。 (4) 特色ある教育の充実 ア 学校応援団を積極的に活用し,地域に根ざした教育活動を推進する。 イ 郷土の伝統や文化・風土を生かして大胆で緻密な教育活動を推進する。 ウ 学校と地域が伝導した教育を推進する。 (5) 服務違反0の継続 努力点と具体的方策 項目 (1) 学 校 経 営 の 充 実 努 ① 力 事 項 教育目標の具現化及び評価 ○ ② 教育課程の編成と完全実施 ③ 校務分掌の機能化 確かな学力の確実な定着 個に応じた指導の充実 家庭学習の定着 (3) ① 心に響く授業と道徳的実践力 道 の育成 徳 教 育 の 充 ② 家庭・地域社会との連携 実 ① 心に届く生徒指導の推進 ② 基本的生活習慣の確立 ③ いじめ0の継続 ④ ⑤ 「あいさつ」運動の推進 一事徹底の取組 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 教科書改訂に伴う指導内容の確認と確実な指導 少人数のよさを生かした個別指導の充実と学習のしつけの徹底(発表話型) 標準学力検査などの結果分析を生かした授業の実践(基礎的・基本的内容の定着) 思考力・判断力・表現力を習得させる場面の設定 複式指導の充実(A・B年度への対応)と全学年でのガイド学習の積極的推進 鹿児島チャレンジの積極的活用 家庭学習強化期間における取組の充実 家庭学習の時間設定(低学年 30 分,中学年 60 分,高学年 90 分)と内容の充実 ○ 総合単元的な道徳学習と実践の場の設定 成就感や達成感を味わわせる体験活動の充実 ボランティア等の継続した活動の充実 ○ 適切な読み物資料等により,内面化を図る指導の充実 ・ 「私たちの道徳」や「郷土の先人」,「不屈の心」の活用 ○ 教科を見据えた評価の検討 ○ 子どもや保護者・地域住民が一体となった実践(道徳授業参観) ○ 情報の収集と生かす場の設定 ・ ・ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 子どものなやみを共感的に受け止め,心の交流を深める教育活動の推進 全職員による指導態勢の確立と共通実践及び一貫性のある指導 思いやりの心で接するとともに,自信を持って行動しようとする意識の高揚 一人一人の実態を掴み,個に応じた指導の徹底 保護者の意識を高める学級PTAの充実 いじめ問題を考える週間の活動強化 ・ 早期発見と早期対応 ・いじめを許さない指導の徹底 ○ 言語環境の整備(ふわふわ言葉とちくちく言葉) ○ 心の教育推進会の充実と定期的な教育相談の実施 ○ 「いつでも,どこでも,だれにでも」の意識の徹底(あいさつがひびく山川小) ○ 履き物のかかとが揃うことの徹底 ○ ○ ○ (6) ① 健 康 ② 教 育 ③ ○ ○ ○ 気力・体力つくりの推進 保健指導の充実 策 ○ ○ ○ ○ ○ ○ (5) ① 学級活動の充実 キ 特 ャ 別 ② 児童会活動の充実 リ 活 ア 動 教 の 育 充 ③ キャリア教育の視点に立った の 実 指導 推 と 進 教科体育の充実 体 教育目標の具現化を図る目標系統(学級経営等)の明確化 教育目標が学年(学級),教科等の経営に具体化された経営案を策定 自己評価及び学校関係者評価の実施と公表 複式学級への対応(支援と協力) 補教態勢を確立し,授業時数の確保 反省を次年度に生かす取組(一行事一改善) 年間計画に基づいた土曜授業の推進と改善 分掌の職務内容の理解と協力・協働態勢の確立(職員定数減を見込んだ精選) ・ (2) ① 学 習 指 導 の ② 充 ③ 実 (4) 生 徒 指 導 の 充 実 具 学級や学校における生活上の諸問題を主体的に解決できる話し合い活動の充実 一人一人が学級の一員としての自覚を持たせる指導の充実 総務委員会が主体となった活動の推進 ・ 委員会活動や集会活動の充実,異年齢集団活動の充実 ○ 子どもが主体となったボランティア活動の啓発と推進 ・ 「気づき・考え・実行する」 ○ 仕事の大切さを理解させ,働くことの楽しさがわかる活動の充実 ○ 発達段階に応じた望ましい職業観や勤労観の育成(やりがいや役割意識) ○ 自分の意見を相手に伝えられるコミュニケーション能力の育成 運動の特性を生かした授業つくり 生涯体育へつながる体育指導の充実(準備・整理運動) 主体的に取り組める体力つくりの企画と実践(体力・運動能力調査結果分析の活用) ・ 「一校一運動」の推進(体力コースの活用) ○ 日常生活における健康習慣の確立(手洗い,うがい,歯磨き等の徹底) ○ 養護教諭を生かした心の教育・性に関する指導の充実 ○ むし歯治療100%を達成する取組 ④ 給食指導の充実 ○ ○ 学校・保護者・地域が一体となった学校保健委員会の充実 「食育の日」(毎月19日)の充実(月行事への位置づけと話題の提供) ・ 食物アレルギー,偏食,マナー指導 ○ 食中毒(給食当番健康チェック)や異物混入を防ぐ指導の徹底 (7) ⑤ 安 全 教 育 安全指導の徹底 ○ ○ ○ ○ 校内の安全・環境の定期点検と整備(安全・環境点検の実施と処理の徹底) 危険予知・回避能力を高める活動の推進(交通安全,不審者対策) 危機管理マニュアルの見直しと活用(活用できるマニュアルへの改善) 家庭・地域社会と連動した取組の充実 ・ 「地震だ,津波だ,さあ避難」津波避難訓練の実施(夏休み初日) (8) ① 基本的人権を尊重した教育の 人 推進 権 同 の 和 ② 人権意識の高揚 充 教 実 育 ○ ○ ○ ○ ○ 子ども一人一人の人権を尊重した学級経営の充実 一人一人の願いやなやみの共感的理解(教育相談の充実,情報共有) 理不尽な事案解消への積極的な取組 人権同和教育の視点に立った学習指導の推進(各教科への指導内容の位置づけ) 研修会等への積極的な参加(人権同和教育の正しい理解と認識の深化) 差別を許さない人間関係の構築 人権週間等における啓発と授業を通した実践 (9) ① 特 別 ② 支 援 教 育 充 の ③ 実 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ きめ細な実態把握と一人一人の能力を最大限に伸ばす教育の推進 あらゆる時間(定期,不定期)を活用した情報交換 指宿養護学校との連携強化(居住地交流の充実) 特別支援教育年間指導計画の改善と特別支援教室の施設設備の充実 ノーマライゼーションの浸透(障害をもつ子どもの理解浸透) 通常学級との交流学習の充実 一人一人の実践を賞賛する場の設定 コーディネーターを中心とした適正な就学指導の実施 保護者への理解及び協力態勢づくりの推進 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ パソコンを活用した授業の充実(インターネット等の効果的活用) 情報活用能力の育成 ホームページの定期的な更新と情報発信 教児一体となった情報モラルの高揚(個人情報の適切な管理) 情報セキュリティポリシーの実践と育成 視聴覚機器の適切な管理と活用 消耗品関係の整備と充実 新聞等の教育活動への活用 (10) 情 報 教 育 の 充 実 支援体制の確立と研修の充実 特別支援学級の充実 校内委員会の機能化 ① 情報活用能力の育成 ② 視聴覚教育の充実 (11) ① 読 書 指 充 導 ② 実 の (12) 教 育 環 境 の 充 実 ① (13) 研 修 の 充 実 ① 読書習慣の育成 親子読書の推進 学ぶ場の環境づくり ・ ・ ○ ○ 学校図書室の整備と積極的な活用(発達段階に応じた推薦図書) 子どもの読書意欲を喚起する読書月間の充実 ・ 教師の読み聞かせ,読書感想カード,心に残る一冊の紹介など ○ 山川図書館との連携強化(学校図書事務職員の有効活用) ○ 家庭読書の重要性についての保護者への積極的な呼びかけ ○ 家族だんらんの日(毎月23日)の親子読書の推進 ○ ・ ② ○ 学校生活を豊かにする環境づ ○ くり ○ ○ ○ ○ テーマ研修の充実 子どもに働きかける環境整備と設営の工夫 学校で統一した掲示物 ・ 子どもの作品が生きる設営 子どもの頑張りを賞賛する掲示物の工夫 廊下,階段,掲示板等の計画的な掲示 花いっぱい運動の推進 「一人一鉢運動」の推進(一日1回は花に声をかける) 無言作業の徹底(時間いっぱい・すみずみまで) 整理整頓,後始末の指導と見届けの徹底 ○ 研究テーマに沿った研究授業の実施 計画的・実践的な校内研修の推進 ・ 指導力を高める授業の実践 日々の実践につながる研修の充実 ○ 一人一回の研究授業実施 ○ 外部講師の積極的活用 ○ 外国語活動の年間活動計画の作成(教育改革の動向を見据えて) ○ 授業計画のファイリング ○ 外部研修への積極的な参加と情報の共有化 ○ 個人研究テーマの設定(4~5月)と個人研修の充実 ・ 成果のまとめ ・ 教育論文への積極的応募 ・ ・ ② 外国語活動の充実 ③ 自己研修の充実 (14) ① 保護者と一体となった活動の 家 推進 庭 ・ 地 ② 地域と連動した活動の推進 域 社 と 会 の 連 携 ○ (15) ① 服 厳 務 正 規 確 律 保 の ○ 信用失墜行為の厳禁 保護者との相互理解による活動の充実 保護者が主体となった学級PTA,専門部活動の充実 地域活動への積極的な参加(子どもも教師も) ○ 全会員の専門部所属による活動の活性化と資質の向上 ○ 指宿学校応援団の積極的活用(各種関係機関・団体等との連携強化) ・ 地域人材を生かした活動の充実(国語,社会,体育,家庭,図工,生活など) ○ 郷土の文化や芸能の伝承活動の推進 ○ 意識を高める広報活動の充実 ・ 学校だより,学級だより,保健だより,図書だより,PTA新聞等 ○ 積極的な開かれた学校づくりの推進 ・ 教育県民週間の充実 ・ ・ ・ ・ ○ ○ ○ 教育公務員としての使命感・職責感の高揚 服務違反0の継続 交通ルールの遵守 不祥事根絶強調月間(8月・12月)の充実(ロールプレイング等での研修の実施) チェックリストによる自己評価 学校内外の相談機関の活用
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