アプリケーションノート: N°F025 飲料産業界におけるCO2モニタリング Facts & figures: - 大型ボトリングラインにおいては、1時間あたり最大30,000本のボトルもしくは缶に飲料をつめることができます。 - コカ・コーラ社は、インド国内で60ヶ所のプラントを稼働させています。 - アイルランドの1人あたりの年間清涼飲料消費量 126L は、世界第2位です。世界一はアメリカで、年間 216Lを消費します。 - 科学的な研究によると、炭酸水を飲むことで心臓血管系疾患の発症リスクを下げることが可能です。炭酸工程夏の暑い時期に飲む炭酸飲料は格別です。 CO2は、炭酸の気持ち良いのどごしだけでなく、飲料の保存にも効果を発揮します。さらにCO2と水の化学反応により抗菌性のある炭素が生まれます。炭酸飲料には、多くの有目名ブランドが存在します。それらの製造工程において、炭酸投入は、工程の最後にあるボトリングの直前にあります。炭酸投入工程では、主にブースターポンプ、炭酸飽和器、炭酸タンク、そして最終製品の炭酸濃度を確かめるための CO2モニターが使用されます。ブースターポンプとともに、ベンチュリ効果に基づく飽和器において飲料の混合は行われ、最適な流量に制御されます。飽和器の最少面では、一部負圧になり、CO2を吸引することによって、飲料と混合されます。短時間の流量拡大は、CO2ガスの理想的かつ均一な供給を実現します。この工程は、対象物質の飽和圧力より少し高く設定されるタンク内圧力に依存します。ボトリング工程における CO2飽和器その後、飲料は組成を壊さないよう自動でボトリングされる準備が整います。飲料水工場におけるCO2モニタリングの必要性工業用炭酸投入システムと CO2タンク Discussed in this edition: 炭酸工程 1 飲料水工場におけるCO2 1 ロトロニックの提案 2 本アプリ推奨ラインアップ 2 飲料工場でのCO2消費の大部分が炭酸の投入工程です。しかし、発酵や冷却工程においてもCO2は使用されます。閉鎖された作業環境での高濃度CO2は、人体に害を及ぼすことがあります。高濃度CO2は頭痛やめまい、意識喪失、最悪の場合死に至ります。5000ppm 以上のCO2濃度は危険水準として考えられています。 CO2の存在は、においや見た目で判断できません。そのため、飲料工場では、作業環境の安全保持のためにCO2濃度の正確な制御やモニタリングが必要とされています。人体に害の無い環境整備とCO2 による事故予防の観点から、多くの工場において炭酸を投入する工程は、他の工程とは分離された場所に置かれています。それぞれ1本1本のボトルや缶の封入時に漏れるCO2は微量ですが、1時間に30,000本ものボトルや缶に飲料を詰める工程においては、最終的に高濃度のCO2雰囲気になってしまう可能性があります。大量のCO2を必要とする工場においては、移動や保管時には常に専用のガスボンベへ封入されています。しかし、目に見えない小さなクラックなどから、気づかないうちにCO2が漏れ出てくるリスクは常にあります。炭酸を使用しない飲料の工程においてもCO2が発生することがあります。たとえばビールの発酵工程では、CO2を発生します。これらのCO2は制御され、排気が行われなければなりません。そのためビール工場などでも、CO2のモニタリングによって、予期せぬリークを予防することが可能で、作業環境の安全性向上につなげることが可能です。しかし、飲料工場におけるCO2 モニタリングについての研究は決して多くないのが現状です。アプリケーションノート: N°F025 ロトロニックの提案ロトロニックでは、温湿度持った計測器を作り上げて計測と併せて、CO2計測もいます。様々な環境でのア実現しています。ロトロプリケーションに対応するニックのCO2計測器は、計とともに、温度と湿度も同測原理にNDIR(非分散型赤外時に計測可能であり、多彩線吸収法)を採用し、高い長なニーズへお応えすること期安定性と、優れた精度をが可能です。高精度な計測を実現するロトロニックの15㎝長を誇る赤外線光路本アプリ推奨ラインアップハンディタイプ:  CP11 CO2、温度、相対湿度を測定、表示 -20...60°C ±0.3°C 0.1…99.9%rh ±2.5%rh 0...5000ppm ±30ppm ±測定値の5% ディスプレイユニット:  CO2-DISPLAY CO2、温度、相対湿度を測定、表示 -20...60°C ±0.3°C 0.1…99.9%rh ±2.5%rh 0...5000ppm ±30ppm ±測定値の5% データロギング機能 CO2環境モニター CP11 rotronic日本国内総代理店神栄テクノロジー株式会社〒108-0075 東京都港区港南1-6-41 品川クリスタルスクエア11F TEL.03-5462-7527 FAX.03-5462-7528 http://www.rotronic.jp/ CO2-DISPLAY