情報メディア演習Ⅰ 第3回 日本語入力方法とメールの設定 文字入力についての基本操作,JIUメール の使い方を学び、利用できるようになる 2015.05.08 (金) 電子メールの利点 通常郵便とは異なり、気軽に連絡できることが特徴の 一つである。電話連絡は相手がリアルタイムに応答しな いと成立せず、通話中は相手を拘束することになるが、 電子メールでは相手の負担は少ない。また、一通の電 子メールにより、一度に多くの相手に同じ内容を連絡す ることができる。 さまざまな連絡手段の中で電子メールは手軽に利用で きるものであるが、一方で、相手が何らかの理由で多忙 の場合は、即時に電子メールを確認することができない ため、緊急の連絡には向かない。 大切なのは、個々の連絡手段の特徴を理解し、「最適 な」方法でコミュニケーションを行うことである。 【手 紙】 ・依頼状などの内容の保存が必要なときに有用で、また 内容の把握が容易である。 ・推敲を重ねた手紙を送ることで、相手に礼儀正しい印 象を与える。 ・手書きの手紙には「書いた人の気持ちが込められてい る」との印象が強い ⇒ 「お礼状」 【電 話】 ・緊急時の連絡など、相手が電話に出れば、その場で用 件をすませることができる。 ・声のトーン(TV電話)などで、相手の感情等を推しはか ることができる。 【F A X】 ・図面や手書きのメモなど、情報を早く伝えることができる。 ・送信した内容を、手元に残すことができ、後に確認する ことが容易である。 ・相手が不在でも連絡できる。 欠点・苦手なこと 【手 紙】 ・配達されるまでの時間がかかるため、緊急連絡が困難。 ・手書きの場合は、自分の手元にコピーが残らず、連絡 内容が不明になる。 ・多くの相手に連結するにはコストがかかる。 【電 話】 ・相手が不在だと連絡できない。 ・相手を拘束してしまう。 ・複雑な図面などを正確に伝えることができない。 ・後で内容を確認する手段が乏しい。 【F A X】 ・FAX番号を間違えると、間違った相手に一方的に不必要 な情報を送ってしまう。 ・相手が情報を正確に受信したかは、別の手段でないと 確認できない。 【電子メール】 ・緊急連絡には不向き。 ・一方的な連絡なので、相手の気持ちの移り変わりに気 がつくことが難しい。 ・相手が見えないので、感情的な内容になってしまいがち である。 ・挨拶などが簡略化され、相手への敬意が伝わりにくい。 LINEは電子メールの欠点を軽減化していると言えるかも しれない。 電子メールの構成と基本的な書き方 メールアドレスが意味していること [email protected] jp: 国名を表示(ukはイギリス、auはオーストラリア、アメリカ には無い) ac:組織の分類(ac:学術機関、gO:政府機関、CO:商用、 ne:接続業者) xyz:組織の固有名称 abc:組織内の部署などを示す(サブドメインとも呼ばれる) *最近、ac,coなどの組織分類を示すレベルがないドメイ ン名(xxxx.jp)や、日本語を使用したドメイン○○大学. jp)などが利用できるようになった。 *携帯電話の電子メールアドレスとして@の直前にピリオ ドを使ったり、連続したピリオドを使ったりする人がいるが、 電子メールアドレスに関する国際的な標準規格(Request for Comment,RFC)のRFC2821、RFC2822では、 ピリオドを区切り文字として使用することは許可されている が、上記のような使用方法はRFCに準拠していない ⇒ JIUのPCからは送信できない。 今後電子メールアドレスを設定する際には考慮して欲しい。 電子メールの構造 電子メールの構造は、大きく分けてヘッダー部分と本体部 分からなる。 ヘッダー部分には送信日時や、メールが相手に届くまで の経路情報が自動的に付与される。 ‐‐‐‐‐Original Message‐‐‐‐‐ From: takehira [mailto:○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ @jiu.ac.jp] Sent: Tuesday, March 13, 2015 3:28 PM To: [email protected] Cc: ● ● ● ● ● @jiu.ac.jp Subject: 平成27年度情報メディア演習I シラバス 懸川先生 メールにて失礼します。 電子メールに使える文字、使えない文字 電子メールを送信する際には、相手が利用しているPCの 環境を考慮する必要がある。 携帯メールで汎用される絵文字のほとんどは、PCでは= と表示され、何の意味であるか相手にまったく伝わらない。 このように、PCの環境によって表示が変わる文字のこと を機種依存文字と呼び、電子メールの本文を作成する際 には、携帯電話問でのメールを除き、機種依存文字を使 わないよう注意しなければならない。 使える文字 キーボード上の文字 → ← ↑ ↓ 文字化けする可能性がある文字、注意して使わなければな らない文字 半角カタカナ:ア イ ウ エ オ カ キ ク ケ コ 特殊文字(WindowsとMacintoshで取り扱いが違う) マル付き数字:①、②、③ ローマ数字を全角1字で表した文字:Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 省略文字:㍉、㎜、No、℡、㊥、㈲、㍻、√ 携帯電話の絵文字: その他の漢字:髙(はしごたか)、崎(たつさき) 署 名 電子メールを送るとき、受信した人に自分が誰であるかを 明確に知らせるために署名が有用である。 メーラーやWebメールシステムでは、署名ファイルが設定 できる場合が多く、あらかじめ作成しておくと毎回入力せ ずに済む。 署名の作成方法については、各ソフトウェアのマニュアル を参照してほしい。 ///////////////////////////////////////////////// // NAME: KAKEGWA TOMOHITO TEL : 000‐0000‐0000 MAIL: pc‐[email protected] URL : http://www1.jiu.ac.jp/~tomohito/kamoku.htm ///////////////////////////////////////////////// ────────────────────────────── 城西国際大学 薬学部 懸川友人 〒273‐XXXX 千葉県東金市求名1番地 TEL:0475‐ 53 ‐ XXXX FAX:0475‐ 53 ‐ XXXX 携帯:090‐ XXXX ‐ XXXX E‐mail pc‐[email protected] http://www1.jiu.ac.jp/~tomohito/kamoku.htm ────────────────────────────── 電子メールの送受信に際して コンピューターウイルスや詐欺などの被害に あわないために ウイルスや詐欺などの被害にあわないために電子メー ルはコンピューターウイルスをばらまく手段として用いら れることがあり、さらに、一方的に広告を送る迷惑メー ル、受信者の心理を巧妙に突いた詐欺メールも横行し ている。 このような迷惑メールは差出人(送信元)が詐称されて いることが多く、万が一、このようなメールを受信しても、 不用意に返信することは絶対に避け、無視することが もっとも効果的である。 メールが届いたら まずはじめに 電子メールは、決められた相手に必要な情報を届ける だけでなく、不特定多数に不必要な有害な情報(広告、 コンピューターウイルスなど)を送りつけることも可能で ある。 このため、電子メールを受信したときには、少なくとも次 に示した項目をチェックして、そのメールがどのような目 的で送信されたものか見分けるようにする。 メールが届いたら まずはじめに *差出人の確認 ・見知らぬ人からのメールではないか。 *タイトルの確認 ・「re:」がついていれば自分が差し出したメールへの返 信である。ただし、はじめからre:をつけて送ってくる迷 惑メールもあるので、re:の後のタイトルが、前に自分が 送ったものかどうかを確認する。 *自分のアドレスがtoにあるのかccにあるのか ・toに自分のアドレスがある場合は返信する必要があるか 考える。 ・ccに自分のアドレスがある場合は内容を把握する。 *添付書類はないか ・知らない人からの添付書類は絶対に開かない。 ・知っている人からの添付書類も、疑わしいものは絶対に 開かない。 ・添付書類は、必ずウイルススキャンしてから開く。 メールに潜んだコンピューターウイルスに注意する ・ウイルス対策ソフトのウイルス定義ファイルを定期的 に更新する。 ・不審なメールの添付ファイルは絶対に開かない。 ・知っている人からのメールでも不審なメールには十分 に注意する。 ・コンピューターウイルスを警告するメッセージや、ソフト ウェアのアップデート通知を装ったウイルス付メールも あるので注意する。 ・メールに記載されたWebページのURLは、不用意にク リックしない。 迷惑メールに注意する *架空請求メール ・身に覚えのない請求や債権回収の最終通告を装った メールが送られてくることがある。このようなメールには、 絶対に返信せずに無視するのがベストである。 *フィッシングメール phishingという言葉は、相手をだまして釣ることか 「fishing」を語源とするが、手口が洗練されていることか ら(sophisticated)、phと綴るようになったらしい。 フィッシングメールとは、既存のサイトに似せた偽の Webサイト(フィッシングサイト)にアクセスさせてユー ザーをだまし、クレジットカード番号、銀行口座番号など の個人情報を入力させ、収集するものであり、このよう なメールは、個人情報の確認・入力を促す本文と、Web サイトのURLが明記されているというパターンが多い。 メール本文を見て心配ならば、対象となるWebサイトの ドメインが本当にその組織のものであるかを確認するこ とが重要である。 この、アドレスには 世界中からアクセ スできます。 さて、 アドレス: http://www1.jiu.ac.jp/~tomohito/kamoku.htm 第3講の 必要なファイルをダウンロードして下さい。
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