相手の立場に立って考える 校長 加藤 美幸

学びいっぱい 笑顔いっぱい 夢いっぱいの学校
朝霞市立朝霞第三小学校
TEL 048-471-1630
E-mail [email protected]
平成27年度 № 6
平成27年7月17日発行
相手の立場に立って考える
校長 加藤 美幸
今日で1学期が終了し明日から土日を挟んで45日間の夏休みです。保護者や地
域の皆様には本校の教育活動にご理解、ご協力をいただきありがとうございました。
朝霞三小では、恵まれた自然環境や社会資源を活用し、経験豊富な人材に支援い
ただきながら特色ある教育活動を推進しています。2、3、5年生とそらまめ学級は農家の方に協力いただ
き、学校ファームで野菜(さつまいも)や米を育てています。野菜は次々と実をつけ毎日のように収穫がで
き、サツマイモと米は葉を茂らせ大きくなってきました。秋の収穫が楽しみです。4年生は福祉について学
んでいます。7月には手話、車椅子、そしてブラインドサッカーを体験しました。
ブラインドサッカー体験から「相手の立場に立って考える」の話です。これまで4年生は総合的な学習の
時間にアイマスク体験をしていました。今回は、日本ブラインドサッカー協会が行っている「スポ育プロジ
ェクト」に申し込み、7月 14 日には現役選手2人とコーチが朝霞三小に来てくれました。子供たちは専門家
の指導で、実際にアイマスクをつけて走ったりボールをけったりしました。ただし、必ずアイマスクをつけ
ていない「コーラー」
(ゴールの裏にいて攻めるときにゴールまでの距離や角度を伝える人)が声を出してサ
ポートするようにしました。アイマスクをした子供は目が見えないので、走ろうとしても歩くのがやっと、
蹴ろうとしても空振りをする子供やまっすぐに蹴れない子供も多くいました。この体験をとおして、声が小
さいと伝わらないこと、
「少し前」
「もっと前」ではなく「○歩前」
「○メートル前」と具体的に言わないと動
けないこと、つまり相手の立場になって考えることが大切だということを理解することができました。
「コー
ラーがいたからできた」という声があちこちで聞こえ、仲間を信頼しコミュニケーションをとることの大切
さにも気付くことができました。
<子供たちの感想>
・目が見えない人は何もできない印象でしたが、いろいろな楽しみがあることがわか
りました。目が見えないのに、想像していたよりも選手が上手なので驚きました。
・アイマスクをして見えなかったので最初はとても不安だったけれど、まわりの声に
助けられてとてもうれしかったです。
・友達が教えてくれたので、アイマスクをして何も見えなくてもいろいろなことができました。
「障害者=かわいそう、助けてあげなきゃ」になりがちですが、
「すごい人!自分にできないことができる
人」の前向きなイメージに意識が変わり楽しみながら体験や交流ができたようです。選手、コーチといった
専門家から直接学ぶことができ、ともに暑い体育館で気持ちよい汗を流すことができました。
おめでとうございます
■
埼玉県硬筆展 鎌須賀結菜さん(1年)が特選賞、永橋朋果さん(1年)
、
村山春菜さん(2年)
、安田若菜さん(4年)、後藤里月さん(5年)が「優良
賞」を受賞しました。このほか15名の児童が朝霞市硬筆展で入賞しました。
■
平成27年度朝霞市青少年健全育成の集い作文 藤久保太一さん(6年)の
「希望」が優秀作品賞に、清水音羽さん(6年)
・小島桃香さん(6年)が優良作品に入賞しました。
朝霞第三小学校ホームページ
http://www.asakadai3shou.city-asaka.ed.jp/
※情報委員会の活動ページも開設しました。子供たちがつくったページです。ぜひアクセスしてください。