平成27年6月1日 朝礼「言葉の暴力」 みなさん、おはようございます。6月

平成27年6月1日
朝礼「言葉の暴力」
みなさん、おはようございます。6月に入りました。服も夏服に変わりましたね。暑く、
そして雨も多い月になるかもしれません。汗拭きなどこまめにして、元気にさわやかに過
ごしていきましょう。
さて、先週はトーク週間ということで、担任の先生にいろいろな話を聞いてもらったと
思います。また、その前に、みなさんは「いじめアンケート」というものを行いましたが、
覚えていますか。その中で校長先生が一番気になったことを話します。それは、「友だち
をいじめたことがありますか」という質問には、ほとんどの人が「はい」と答えていない
のに、「友だちにいじめられたことがありますか」という質問には、「はい」と答えた子が
たくさんいたことです。この結果は、自分はいじめたつもりはないのだけれども、友だち
はそうは思っていない。つまり、ちょっとしたことで知らず知らずに相手を傷つけている
ということです。そのちょっとしたこととは何でしょう。実は言葉なのです。
「ばか、うざい、しね、あほ、でぶ、きえろ、くそ、きもい、くさい、ばいきん」。校
長先生が今口にしただけでも嫌な気分になります。これらは「言葉の暴力」と言います。
言葉の傷は、普通のけがと違って治せません。言葉は正しく遣えば、人を勇気づけたり、
励ましたりする力になります。逆に人の心を傷つけたり、嫌な思いをさせたりします。も
う一度言います。言葉の傷は治りません。ずっと目に見えない心の傷として残ります。い
じめをなくすには、まずは言葉遣いからです。友だちに嫌な思いをさせる言葉を遣ってい
ませんか。友だちが失敗したり、間違ったりしたときに、勇気づける言葉をかけています
か。今一度、学級で友だちに対する言葉遣いについて考えてほしいと思います。
最後に、「その一言」という詩を読んで終わります。
その一言で
励まされ
その一言で
夢を持ち
その一言で
腹が立ち
その一言で
がっかりし
その一言で
泣かされる
ほんのわずかな一言が
不思議な大きな力を持つ
ほんのちょっとの一言で