グローバルな経験を積む

電気情報物理工学科
Department of Electrical, Information and Physics Engineering
グローバルな経験を積む
海外研修、留学、国際学会への参加、さらには自分の研究成果の国際学会での発表。
電気情報物理工学科では、自分が希望すれば、
たくさんのグローバルな経験を積むことができる環境が用意されています。
先輩たちが積んだグローバルな経験の様子をご紹介します。
よる奨学金制度に加え、工学部独自の奨学金制度も用意されています。
数週間のショートプログラムとしては、東北大学グローバルラーニングセンターが夏休み・春休み期間に提供する短期海外研修(スタディア
ブロードプログラム/ SAP)を利用することができます。
また工学部では、学生国際工学研修として、毎年夏休みに海外の大学・企業の訪問、史跡見学などを行うプログラムも用意されています。
さらに本学科独自の制度として、Step-QIスクールに参加すれば、海外で開催される学会へ聴講参加する際の旅費を補助する制度も設けら
れており、学部生の時から国際学会を体験することが可能です。
大学院工学研究科通信工学専攻
博士課程(前期)1年 先端ワイヤレス通信技術研究室
甲陽学院高等学校(兵庫県)卒業
平成26年度 本学科学生の海外研修先一覧
留学先:スイス連邦工科大学チューリッヒ校(スイス)
留学期間:2014 年 9 月~ 2015 年 1 月
何事も恐れず飛び込むことで大きく成長できた
関西出身の私が東北大学へ進学した理由の一つは、興味を持ってい
交換留学制度では、留学先の大学に学費を支払うことなく、海外の大学に1年以下の期間留学することができます。大学同士で協定を締結
している機関が 197 機関(32ヶ国・地域)あり、これに加えて工学部・工学研究科独自で協定を締結している機関も60以上あります。大学に
スイス留学の価値ある経験を生かし
自分の未来を切りひらく
福留 秀基さん
東北大学では、留学や海外での経験などを積みたいと考えている学生のためにさまざまなプログラムを提供しています。
事業名
プログラム名
留学先に選んだのは、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETHZ)
。
た通信分野で東北大学が最先端を走っていること、そしてもう一つは、
アインシュタインを始めノーベル賞受賞者を多数輩出した大学として知
今までにない環境に身を置いて自分の可能性を広げたいという思いか
られ、研究レベルが高く、国際交流も盛んな大学です。学部の授業は
らでした。留学を志したきっかけも同じで、異なる言語、文化、価値観
ドイツ語で行われるため、英語での授業となる大学院の授業を選択した
を持つ人々の中で幅広く経験を積み、成長したいと考えたのです。
のですが、留学前に英語の勉強が十分にできなかったこともあって、は
その一歩として、2年生の夏に工学部で行っている「学生国際工学研
じめは簡単な会話もひと苦労で落ち込む日々でした。しかし自ら積極的
修」へ参加しました。期間は1週間と短かかったのですが、留学さらに
に行動するうちに多くの友人ができ、コミュニケ―ションを通してかなり
はグローバルな活躍を目指している意識の高い仲間と知り合うことがで
の英語力を身につけることができました。
き、大変刺激を受けました。そこで改めて交換留学に応募し、今回の5ヵ
ETHZには世界のさまざまな国から優秀な学生が来ているだけあって
月間にわたるスイス留学に挑戦。工学部国際交流室の先生方が留学に
学生一人ひとりの意識が高く、質問が飛び交う授業は活気にあふれ、
必要な手続きや情報提供はもちろん、奨学金制度の紹介など費用面で
講義と実習がセットになった授業スタイルも、口述の試験方法もとても
も手厚くサポートしてくださったので、とても心強かったです。
ユニーク。また大学施設にはバーまであり、授業の後に仲間とビールを
交換留学
ハワイ文化の多様性と移民の歴史
カリフォルニアで学ぶ多文化・多民族社会
環境保護ボランティア
スタディ
アブロード
プログラム
アメリカでの市民ボランティア体験
(Summer 2014)
ドイツの IT ビジネス
カリフォルニアで学ぶ実践英語
派遣国等
スイス
アメリカ
スウェーデン
スウェーデン
フィンランド
台湾
米国
米国
訪問先
5 ヵ月
10 ヵ月
11 ヵ月
9 ヵ月
9 ヵ月
11 ヵ月
21 日間
カリフォルニア大学リバーサイド校
26 日間
オーストラリア
米国
ドイツ
米国
期間
スイス連邦工科大学チューリッヒ校
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校
ウーメオ大学
スウェーデン王立工科大学
タンペレ工科大学
国立台湾大学
ハワイ大学マノア校
26 日間
カリフォルニア大学リバーサイド校
22 日間
バーダーボーン大学
19 日間
カリフォルニア大学サンディエゴ校
25 日間
サイモンフレーザー大学
26 日間
インドネシア大学
チュラロンコーン大学
24 日間
19 日間
酌み交わすなど、日本との違いに驚きつつも刺激的なキャンパスライフ
カナダで学ぶ実践英語
でした。
留学を通して日本の良さ
生活の場であるドミトリー(寮)は、ヨーロッパやアジア各国から学生
や問題点を実感。
卒業後は
が集まり国際色豊か。それぞれが自国の料理をつくってふるまうなど、
大学での学びを生かしつ
食事を通しての文化交流も楽しめました。また、スイスは近隣諸国と自
つ、
海外の知恵や考えを日
由に行き来できるため、休日は物価の安いドイツへ買い出しに行ったり、
本へ展開する
“伝道師”的
各国の史跡めぐりやコンサートを満喫。時には困難もありましたが、乗
な存在として広く社会に貢
り越えることで自信につながったと思います。
献したい。
スタディ
アブロード
プログラム
(Spring 2015)
何もかもが新鮮で充実した5ヵ月間を終え、現在は大学院で研究に
没頭する毎日ですが、留学中にできた海外の友人とはSNSで今も連絡
を取り合い、絆を深めています。そして、以前はあいまいだった卒業後
の進路もグローバルな視点で考えられるようになり、方向性がはっきり
インドネシアの文化と国際ビジネス
タイの文化と産業発展
オーストラリア
ニューサウスウェールズ大学
30 日間
オーストラリアで学ぶ多文化・多民族社会
オーストラリア
モナシュ大学
26 日間
イギリスで学ぶ英語と文化
英国
ヨーク大学
26 日間
イギリスで学ぶ実践英語
英国
シェフィールド大学
26 日間
学生国際工学研修
フランス
協定校主催サマープログラム
留学したいという気持ちが少しでもあるなら、臆することなく飛び込
んでみてください。海外での貴重な経験は、かけがえのない財産にな
るはずです。ぜひ思い切ってチャレンジしてほしいと思います。
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シンガポール
台湾
タイ
スペイン
になります。人との関わりも将来の目標も、授業だけで得られるわけで
ますし、バックアップ体制がしっかり整った東北大学に感謝しています。
インドネシア
タイ
アカデミック・イングリッシュ
と定まりました。大学生活は自分から行動を起こしてこそ実りあるもの
は決してありません。そういう意味でも留学して良かったと心から思い
カナダ
文部科学省
理数学生育成
支援事業
Step-QI スクール
フランス
4 年次発展コース
国際会議聴講参加
米国
米国
米国
ボルドー工科大学、INSA トゥールーズ、
エアバス
ナンヤン工科大学
国立中興大学
キングモンクット工科大学トンブリ校
24th International Semiconductor
Laser Conference
European Conference on Silicon
Carbide & Related Materials
The 6th International Symposium on
Aero-aqua Bio-Mechanisms
2014 IEEE International Electron
Devices Meeting
The Twenty-Ninth AAAI Conference
on Artificial Intelligence
氏名(学年・実施時)
福留 秀基(4 年)
岡 聖志(3 年)
吉澤 遼(3 年)
古谷 崇拓(3 年)
八重樫創生(3 年)
樺島 八入(2 年)
大北 若奈(3 年)
伊藤 未夏(3 年)
大西 悠貴(1 年)
尾留川良太(1 年)
周 毅博(1 年)
堀畑 友希(3 年)
小笠原良介(2 年)
志藤 健太(2 年)
新田 雄司(3 年)
清野 舜(2 年)
南雲 謙志(1 年)
金 載碧(1 年)
稲葉 仁(3 年)
草場 裕暉(1 年)
橋詰太一郎(3 年)
加藤 誠(2 年)
武藤 陽太(1 年)
福留 大輝(1 年)
延原 圭祐(2 年)
大西 悠貴(1 年)
眞幡 宜輝(1 年)
林 あかね(2 年)
碓井 将也(3 年)
小松 成(2 年)
古澤 直也(2 年)
藤井 孝紀(3 年)
市川 優太(2 年)
稲垣 達也(1 年)
7 日間
池川 彩夏(3 年)
11 日間
14 日間
13 日間
大野 慎也(3 年)
谷口 弘樹(3 年)
澤田 大輔(3 年)
8 日間
邉見ふゆみ(4 年)
11 日間
大谷 暢明(4 年)
7 日間
千葉 大徳(4 年)
8 日間
安川 奈那(4 年)
9 日間
Maharjan Sumit
(4 年)
※これら以外にも研究室独自で多くの国際学会等に学生を派遣しています。
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