~語る・奏でる・舞う「たたらの炎」~ 奏でる 舞う

“地域の
地域の歴史文化の
歴史文化の再発見 ”はじまるイベント
はじまるイベント助成金事業
イベント助成金事業
事業実施団体:
事業実施団体:古典を
古典を「語る・奏でる・
でる・舞う」会
●事業内容
奥出雲地方は製鉄業「たたら」の技術が古代から今日まで受け継がれ、今では地域の重要な文化遺産であります。
この地域の豊かな文化遺産を次世代に伝えられ、継承していくことを目的にイベントを開催します。
~語る・奏でる・舞う『たたらの炎』~
鉄の守護神の金屋子神にまつわる金屋子神話を基に、たたらの起源から現在まで受け継がれた技術と祭事の伝統を、「語」「奏」「舞」から構築した
舞台演出によって観客への理解を深めます。
また、会場のお寺の空間を利用しお茶を点て、お茶と目の前に広がる美しい日本庭園をお客様に楽しんで頂きながら、地域の人達との交流の場を
提供します。
活動紹介
場所:奥出雲町 總光寺
~語る・奏
奏でる・舞
でる 舞う「たたらの炎
たたらの炎」~
おもてなしの空間
おもてなしの空間
この日の来場者数は、町内より100名、町外より200名と約300名と発表がありました。
開演に先立ち、会場の總光寺の住職より
法話がありました。
總光寺住職
千葉 哲之 氏
總光寺本堂の背後にある庭
開演前の待ち時間にお客様へお茶のおもてなしがありました。
多くの方が普段、なかなか口にすることのない
お茶に独特の緊張感と、目前に広がる日本庭
園の美しさが生み出す幻想的な空間を楽しん
でいる様子でした。
~住職の法話より~ 總光寺の庭について
禅宗の庭は基本的には後ろにつくります。禅宗では庭は悟りの境地とされています。よっ
て禅宗において玄関は玄は悟りの境地を意味し、関は入口を意味します。悟りの境地で
ある庭を建物の後ろ、奥につくることは、入口からやっと辿りつく悟りの境地とされている
からです。
奏でる
語る
~朗読・講話~
~仁多乃炎太鼓~
仁多乃炎太鼓~
「 古代よりの
古代よりの歴史
よりの歴史」
歴史」
「 鉄師の
鉄師の魂」
「 燃え盛るたたらの炎
るたたらの炎」
本堂に響き渡る太鼓の音色
と奏者の迫力、そこから感じ
るストーリーに、観客の中に
いた、小さな子供は食い入る
ように舞台の奏者の方を見ていました。演目の最後の「燃
え盛るたたらの炎」は炎そのものを音とそして体全体で表
現していました。
演奏終了後には会場が大きな拍手で包まれました。
太鼓演奏の残る中で、一転、静かに朗読が始まり
ました。
「金屋子神」は、自然と人間が共生していた太古の
時代、日本独特の製鉄技術「たたら製鉄」を伝え、
その地には必ず、祀られていたと言われ、自らも初
代の村下としてはたらいていたと言われています。
朗読 「金屋子神話」
語り手 清山 俊之 氏
国選定保存技術保持者日刀保たたら村下職
木原明氏による講話
「たたら製鉄の技と精神」
~誠実美鋼を生む~
舞う
「たたら吹
たたら吹き番子唄」
番子唄」
「出雲阿国」
出雲阿国」
「たたら吹き番子唄」
踊り:美月波社中
「出雲阿国」
鉱石製錬のため炉に風を送る装置であ
るタタラを踏みながら、唄う番子唄。こ
の番子とはタタラを踏む職人のことを呼
びます。
この番子唄併せて、金屋子神に手を合
わせ、砂鉄を炉に入れ、吹子を踏み、
炭を運ぶ動作、腰に手をあて、作業の
様子を表現した踊りが、披露されました。
歌舞伎踊りの創始者といわれた出雲
阿国を、髪を切り、刀を差し男振りで
踊る出雲阿国を振付た演目が披露さ
れました。
日本舞踊
長唄「出雲阿国」
出雲阿国:美月波 利哉
踊
娘:美月波 利扇
美月波 妙哉