(様式2) 普及課題等の活動報告 普及地区名 普及課題の区別 課 題 名 指導員(職・氏名) 主要普及課題 個別普及課題 会津 連携の( 有・無 ) 獣害被害防止に向けた里山林整備の推進 主査 平塚 真基 ①背景と目的 里山林はかつて地域住民の生活の中で利用されることにより維持管理がなされ、里山 地域の環境が適正に保全されていたが、近年その利活用が少なくなり、森林と人との絆 が失われつつある。 また、人々の生活に身近な森林での野生動物の生息区域(えさ場、隠れ家)が拡大し、 里山地域の農林業被害が増えている。 このような状況下、平成28年度に県森林環境基金を財源として、森林づくりへの意 識の醸成や森林と人との絆の回復を図り、併せて野生動物との共生のための森林環境を 整えることを目的に、地域住民等が行う身近な里山林の整備を支援する里山林整備事業 が創設された。 このため、里山林整備事業の創設を受け、特に会津地方はツキノワグマの目撃情報が 多く寄せられ、獣害防止に対し高い関心がある地域であることから、同事業の積極的な 導入を図って荒廃した里山林の整備を推進する。 ②対策立案 ・広報誌、講習会等によるPR ・NPO、行政区等に対する里山林整備事業の計画作成、実施支援、指導。 ・事業実施検討団体向け資料の作成。 ・モデル地区設置による事業普及 ③普及活動の実施 対象者 一般県民 実施時期 4月~ 実施内容 事業のPR 森林ボランティア 実績等 広報誌へのPR記事掲載依頼 研修会等での事業説明4件 団体 事業実勢計画 4月~ 事業計画作成支援 現地調査、計画作成支援9件 9月~ 事業実施支援 現場作業指導、書類作成指導 団体 事業実施団体 一般県民 9月~ モデル地区の設定 モデル地区設置2件 ④普及効果・評価 広報誌や室内で実施する研修会だけでなく、農業振興普及部と協力し実際に獣害対策 (電気柵設置)を行った箇所で事業のPRを行うことが出来た。 特に農業関係者に事業のPRを行う事が出来きたため、相談・問い合わせが増加して おり、今年度の事業実施は3件だったが、次年度おいては計画申請団体の増加が見込ま れる。 ⑤今後の展開 今年度事業で整備した里山について施業効果の検証を行うとともにをモデル地区と し、その現場で研修会を開催して波及させ、各市、各郡に1箇所新規事業実施地区を設 定し、会津地域の里山林整備につなげていきたい。
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