「対日理解促進交流プログラム」TPP対策事業 (米国カケハシ・プロジェクト)事業実施団体候補の 選定に関する企画競争に準じた手続の実施についての説明書 <目次> I. 選 定 手 続 き の 趣 旨 .................................................... 1 II. 事 業 目 的 ・ 意 義 ...................................................... 1 III. 業 務 概 要 ............................................................ 1 IV. 業 務 内 容 に 関 す る 留 意 点 .............................................. 2 V. 企 画 書 記 載 の 留 意 事 項 ................................................ 4 VI. 事 業 経 費 ............................................................ 4 VII. 企 画 競 争 に 準 じ た 手 続 に お け る 留 意 事 項 ................................ 6 平成28年2月 外 務 省 Ⅰ 選定手続きの趣旨 「対日理解促進交流プログラム」TPP対策事業(米国カケハシ・プロジェクト)の 事業実施団体候補の選定に関し,拠出先国際機関(以下:拠出先)との間で契約を行う 実施団体候補の選定手続を行う。 同手続は,企画競争に準じたものとし,本事業の実施を希望する者は,右趣旨を踏ま え,外務省が実施する説明会に出席し,本説明書及び「人件費に関する事務処理マニュ アル(別添1)を熟読し,企画書を提出する。 なお採用された者は,拠出先に推薦され,拠出先において,検討・承認することによ って最終的に拠出先との間での被契約者となるため,外務省が拠出先と実施団体との間 での委託契約の締結を保証するものではない。 Ⅱ 事業目的・意義 将来の活躍が期待される優秀な人材を米国から招へいし,TPP協定等に関する我が 国の政治,経済,社会,歴史及び外交政策等に関する理解促進を図り,被招へい者に日 本の外交姿勢,日本の魅力や強み等を積極的に発信せしめることにより,TPPを機に グローバルな市場を切り拓こうとする地方の中堅・中小企業も含む我が国企業や農業関 係者を後押しし,新たな市場開拓支援とグローバル・バリューチェーンの構築の一助と する。 Ⅲ 業務概要 1.実 施 時 期 ・対 象 者 (1 ) 実 施 時 期 ・ 期 間 : 9泊10日を基本とする短期招へい事業。本件事業は,準備作業も含み,27年度 補正予算成立後可能な限り速やかに実施すること。 (2)招へい対象者(数は変更の可能性あり):対外発信力を有する地域指導者,報道 関係者,投資家,輸入業者,有力消費団体関係者等(大学生~社会人)540人 2.実 施 内 容 ( 1 ) 機 中 泊 含 む 9 泊 1 0 日 程 度 の 日 程 で 米 国 か ら Ⅲ 1 . ( 2 ) を 対 象 に T P P 対策 をテーマとしてグループ招へいする。 ( 2 )日 程 に は 地 方 訪 問 を 含 め ,上 記 Ⅱ の 事 業 目 的・意 義 を 踏 ま え て 以 下( ア )~( ウ ) の 要 素 を 盛 り 込 む こ と 。 ま た , 報 告 会 や SNS 等 を 利 用 し た 日 本 の 魅 力 等 に つ い て の 情報発信を行うことを積極的に追求すること。 (ア)対日理解促進を目的としたTPP協定及び日本のTPP関連産業の魅力等に 関する日本の政治,経済,外交政策,社会,歴史等の聴講。 (イ)TPP関連施設(中小企業,農家等),教育・研究機関,先端・伝統産業, 文化遺産,地方自治体等への訪問・視察及び訪問先での関係者との意見交換やワ -1- ークショップ等の交流行事。 (ウ)伝統芸能,農業等の体験型行事を含む日本各地への訪問。 (エ)日本のTPP関連産業の強みや被招へい者の関心等に関する情報発信。 (3)フォローアップ業務 事業に関するフォローアップ管理業務を実施。 (ア)被招へい者名簿のデータベース整備・管理 (イ)被招へい者へのアンケート実施・集計 (ウ)受入側へのアンケートの実施・集計及び受入側が対外発信した記事の収集 (エ)在外公館等による日本関連イベント情報等を被招へい者に案内 (オ)被招へい者が対外発信した記事・投稿等の収集 (カ)被招へい者の帰国後の活動(報告会やアラムナイ等)の情報収集 (キ)事業に関する報道の収集 (ク)事業に関する報告書の作成 Ⅳ 業務内容に関する留意点 1. 事業計画・全体日程案の作成 拠出先,外務省及び在外公館と調整の上,事業計画及び全体日程案を作成する。 2.参加者の募集・選出 (1)実施団体による参加者の募集・選出は,透明性,公平性を確保したものとし,拠 出先,外務省及び在外公館と事前に調整する。 (2)被招へい者によるプログラム中・後の対外発信を参加条件とする。 3.日程実施に関する各種手配 日程案の実施に必要な各種手配(以下を含む)を行う。 (1)拠出先に提出する事業企画書(英語)の作成 (2)募集要項及び応募書式の作成 (3)航空券の手配 (4)査証申請支援(非米国籍の招へい者に関する身元保証書等の提出) (5)空港送迎を含む一行のプログラム中の移動の手配 (6)宿舎及び食事の手配 (7)各種行事(含む:オリエンテーション及び報告会)の手配 (8)参加者全員の旅行傷害保険加入の手配 (9)通訳・エスコートの手配 (10)各招へい実施にかかるプレスリリースの発出 4.その他日程実施に関する留意点 (1)一部業務の発注 -2- 本件企画競争に準じた選定手続にて選定・推薦され,拠出先機関により決定された実施 団体は,その事業遂行にあたり一部業務を発注することができる。(以下,本説明書に おいては,「事業実施団体」及び「発注先」とする。なお,本件選定作業の対象は,事 業実施団体であるところ,右念のため。) (2)エスコート (ア)事業実施団体の職員ないし同実施団体から委託を受けた者が1グループにつき 1名,エスコート兼英語通訳として空港送迎を含む全行程に同行する。 (イ)エスコートが配置につくための交通費については,エスコート単価に含むもの とする。 (3)通訳 プログラム内容により,必要に応じ通訳を手配する。 5. 事業報告及び会計報告 (1)事業実施団体は,全事業の実施終了後,英文及び和文にて60日以内に最終事業 報告書及び会計報告書を作成の上,拠出先に提出するとともに,外務省に写しを提出 す る 。右 報 告 書 及 び 写 し に は 視 察・訪 問 先 の 概 要 ,経 理 に つ い て の 報 告 及 び 証 拠 書( 写 し)の添付が必要。また,当方からの求めに応じ,支出状況を直ちに報告できるよう な体制を作る。 ( 2 )全 事 業 の 実 施 終 了 後 ,残 金 が 出 た 場 合 ,事 業 実 施 団 体 は ,9 0 日 以 内 に 運 営 管 理 費を除く残金を拠出先に返還する。 6. 危機管理 事業実施団体は,参加者の招へいに当たって、病気や事故の際の連絡・ケア体制やカ ウンセリング体制を始め,自然災害に関わる問題等不測の事態を含めて万全の危機管理 に努める。 7. 事業実施の中止又は延期 やむを得ない理由により,事業実施団体,拠出先機関,外務省及び米国政府が事業を 中止又は延期せざるを得ないと判断した場合において,以下の経費を事業実施団体及び 再委託先に対して支払うことを認めるものとする。ただし,支払いを認める場合におい ては,可能な限りの減額交渉を事業実施団体が契約先と行うこととし,最終見積書及び 取消料の内訳を明示することとする。 ・当該事業の中止又は延期の決定を行った日までに支払った実費 ・宿泊費,交通費及び会場借料,中止又は延期の決定を行った日までに締結した 旅行・契約及び約款に基づいた取消料 ・専属で当該事業に従事するために契約した人員に係る経費 ・上記3つの総額の7%(上限)の運営管理費(除く,航空運賃) -3- Ⅴ 企画書記載の留意事項 1.事業実施の方針等 事業の趣旨,目的を踏まえ,どのような点に注意して日程案を作成するのか具体的に 記載すること。また,事業に取り組む姿勢について記載すること。 2.日程案の作成 招へい日程案に以下の事項を入れ込み,作成すること。各行事については,内容,そ の意義及び期待できる効果等について具体的に記載すること。 【招へい】9泊10日程度 (ア)本邦到着後のオリエンテーション(到着翌日を想定) (イ)都内および近郊視察 (ウ)地方視察 (エ)訪問先の人々との交流会(1回) (オ)終了報告会 3.宿舎の手配 滞在する宿舎は,各部屋にバス・トイレを完備すること。 4.コーディネーター 事業実施団体は,本件事業実施に伴う作業(要員の管理を含む)について責任を負う コーディネーター1名を指名すること。 5.各種体制 (1)実施体制 本事業の実施体制を記載すること。 (2)緊急連絡体制 上 記 Ⅳ 6.の 危 機 管 理 も 考 慮 に 入 れ つ つ , 本 事 業 実 施 期 間 中 に お い て , 問 題 等 が 生 じ た場合の当省,拠出先機関,発注先,参加者及び各協力者との緊急連絡体制について 具体的に記載すること。 Ⅵ 事業経費 1. 予算額 -4- 事業の予算はフォローアップの経費も含め,約2億6500万円(540名)を上限 とする。 ※全て消費税込み。本件業務に係る一切の経費を含む。 ※額については,変更の可能性がある。 2.本件にかかる経費 本件に係る経費は,以下の項目につき適切な支出であると判断された部分のみ,総額 上 限 予 算 内 で 支 出 す る 。な お ,別 途 必 要 と さ れ る 経 費 項 目 が あ る 場 合 は 検 討 す る 。ま た , 実施団体の選定手続終了後,以下の経費項目の調整はあり得る。 (1)国際航空券 (ア)国際航空券については,運営管理費等の積算対象外とする。また,海外での国 際航空券の発券も考慮に入れ,原則,最も経済的な路線の航空券を手配することと し ,精 算 に つ い て は 企 画 書 提 出 時 の 見 積 書 の 金 額 を 上 限 と し て 精 算 す る こ と と す る。 (イ)ディスカウントエコノミーを手配すること。天候不順等やむを得ない事情によ り航空便に変更が生じた場合には,変更手続等を行うこと。 (2)人件費:別添1の「対日理解促進交流プログラムにおける人件費に関する事務処 理マニュアル」に沿った範囲内での人件費。 (3)諸謝金:エスコート,講師など,本件プログラムの実施に当たり必要な外部委託 者に対する謝礼金。 (4)交通費:本件プログラム参加者のプログラム実施に必要な移動にかかる経費。公 共交通機関または借上げ車を利用。 (5)滞在費:本件プログラム実施期間中の宿泊費,食費。 ・以下を単価とする。 ・朝食代は宿泊費に含めることとする。 参加者宿泊費:8,700円(都内),7,800円(地方) エスコート宿泊費:8,700円(都内),7,800円(地方) 参加者食費:1,100円(昼食),1,850円(夕食) エスコート食費:1,100円(昼食),1,850円(夕食) (6)交流会にかかる経費 訪問先の人々との交流を促進するため,地方での交流会又は終了報告会のうち1 回は,飲食を伴うものとして開催できることとする。 ・飲食代(税・サ込み)は1人あたり4,000円とし,人数分を一律計上するこ と。なお請求は当日の実数で請求すること。 ・会場担当者と緊密な連絡体制を作り,会場の設営,撤去などの手配に関しては, 外務省,事業実施団体,会場の三者間で緊密に連絡を取り調整すること。 ・食事のメニューは,参加者の宗教上の慣習や未成年者を含む場合はその点に配慮 したものを用意すること。 ・会場借料を計上すること(この項目の費用は会議費に計上すること)。 (7)施設利用手数料:施設の拝観料,入場料等が生じる場合,エスコート分を含めて 計上。 (8)会議費:オリエンテーション,地方での交流会(1回)及び終了報告会等の会場 借料。 (9)印刷製本費:事業実施に必要な印刷物等制作費 (事業報告書作成も含む)。 ( 10) 通 信 運 搬 費 : 事 業 実 施 に 必 要 な 通 信 ・ 郵 便 等 経 費 。 -5- ( 11) 消 耗 品 費 : 事 業 実 施 に 必 要 な 消 耗 品 等 調 達 費 。 ( 12) 保 険 料 : 被 招 へ い 者 に 対 す る 旅 行 傷 害 保 険 料 。 以下の保険金額の海外旅行保険への加入手続きを行うこと。なお加入期 間は,招へいの場合,米国の自宅出発から同地への帰着までの期間とす る。 傷害死亡 1,000万円 後遺障害 1,000万円 傷害治療 1,000万円 疾病治療 1,000万円 救援者費用 300万円 ( 13) 事 務 経 費 : プ ロ グ ラ ム の 作 成 等 の 事 務 を 遂 行 す る 上 で 必 要 な 経 費 。 ( 14) 手 数 料 : 対 象 経 費 の 支 出 に か か る 銀 行 振 込 手 数 料 。 ( 15) 雑 費 : そ の 他 , 本 件 を 行 う 上 で 必 要 な 経 費 。 ( 16) 運 営 管 理 費 : ( 4 ) の 交 通 費 及 び 再 委 託 先 の 運 営 管 理 費 を 除 く 他 項 目 合 計 7 % を 上限として計上。 ( 17) 消 費 税 に つ い て は , 各 項 目 の 経 費 に 含 め 独 立 し て 計 上 し な い 。 Ⅶ 企画競争に準じた手続における留意事項 1.提出書類 (1)企画書7部(正1部,写6部。企画書の様式は,A4縦長又は横長で横書きとす る。)企画書を作成するにあたっては,次の事項を明記すること。 (ア)事業実施計画案(招へいスケジュール,作業スケジュールを含む。) (イ)招へいプログラム(TPP対策)の雛形となる日程案 (ウ)危機管理体制案 (エ)フォローアップ計画 (オ)過去3年間の類似業務の受注実績 (2)本件業務の実施体制 7部(人員配置・連絡体制を含む。様式適宜。) ( 正 1 部 ,写 6 部 。な お ,写 に つ い て は 業 者 名・団 体 名 等 が 特 定 で き る 情 報 を 削 除 す る 。) ( 3 ) 経 費 概 算 見 積 書 1 部 (別 封 筒 に 厳 封 )。 ※別添2の一例を参照。 (4)会社概要 1部(既存のもので可) (5)業務履行保証書(別添3参照) (6)資格審査結果通知書(写) (7)誓約書(別添4参照) 2.留意点 ( 1 ) 上 記 1 .提 出 書 類 の う ち ,( 1 )企 画 書 ,( 2 ) 実 施 体 制 及 び( 3 ) 経 費 概 算 見 積 書 に つ い て は , 和 文 ・ 英 文 に て , ( 4 ) ~ ( 7 ) に つ い て は , 和 文 に て 作 成 の 上, 提出すること。 (2)公平な審査のため,提出書類の写しについては会社(団体)名のほか,応募者が 特定できる情報は削除(該当部分を黒塗り等)する。なお,削除にあたり,不明な点 -6- 等あれば本件説明書にある問い合わせ先の担当まで照会願いたい。具体的に削除する 情報の一例は以下のとおり。 ●応募者名 ●会社(団体)代表者名 ●応募者が特定される関連団体・付属組織等の名称 ●会社(団体)の役員,あるいは業務従事者等の中で,乃至事業の関連業界等にお いて著名な者で,容易に応募者が特定される者の氏名,写真 ●会社(団体)の著作物(ロゴマーク,商品ブランド,刊行物等)の中で,事業の 関連業界等において広く知られている者で,容易に応募者が特定される者の名称 や写真 (3)応募者は過去の同種事業の受注実績については一切記載しない。業務従事者の 能力又は体制等の当該企画の履行能力を具体的に評価できる内容とする。 3.説明会 平成28年3月7日(月)午前11時00分 場所:外務省会議室(10時50分に外務省東口集合) ・本件に参加を希望する場合は,説明会に必ず出席すること。なお,出席の連絡 は,3月4日(金)午後5時までに,下記の連絡先までFAXにて連絡するこ と。 4.企画書の提出先及び提出期限等 (1)提出先:外務省北米局北米第一課(担当:伊藤) 電話:03-5501-8000(内線:5394) FAX:03-5501-8275 (2)提出期限:平成28年3月28日(月)午後5時00分必着 (3)提出方法:持参又は郵送による。 ( 郵 送 の 場 合 は 書 留 等 に よ り 期 限 内 に 到 着 す る よ う 送 付 し ,到 着 を 確 認 す る 。 上記の提出期限までに適正な全ての書類の提出がなかったものは,本件委嘱 先に選定される資格を失うものとする。) (4)企画書等提出に伴う一切の費用は提出者が負担する。また,提出のあった企画 書等は採否にかかわらず返却しない。 5.選考方法 提出された企画書等をあらかじめ定めた審査基準(別添5採点表参照)により審査を 行い,審査項目ごとに最高点及び最低点各1名分を除いた上で合計点を算出し,最高得 点 を 得 た 企 画 を 採 用 す る( 合 計 基 準 6 0 % )。な お ,第 1 位 の 得 点 を 得 た 企 画 と 僅 差( 第 1位の得点の5%以内)の企画がある場合は,同等の評価を得たものと見なし,見積価 格の最も低い企画を採用する。ただし,得点が僅差の者の中で最低価格を提示した者が 複数ある場合は,(1)最高得点を得た者を,(2)最高得点の者が複数ある場合はく じ引きで業者を選定する。 -7- 6.審査結果通知 審査結果については,平成28年4月上旬までに本件企画競争に準じた手続に参加し た す べ て の 者 に 対 し て 書 面( FAX)に て 通 知 す る 。な お ,参 加 者 は ,選 定 の 理 由 に つ い て は不問とし,審査結果については異議を申し立てることができないものとする。 7.その他 (1)本件企画競争に準じた手続の実施等に起因する如何なる費用についても当省およ び拠出先機関は責任を負わないものとする。 (2)入札書の提出 この企画競争に参加を希望する者は,入札書の提出時に,支出負担行為担当官が 指 定 す る 指 名 停 止 措 置 を 受 け て い な い 及 び 暴 力 団 等 に 該 当 し な い 旨 の 上 記 Ⅶ .1 .( 7) の誓約書を提出しなければならない。 (3)入札書の無効 上 記 (イ )の 誓 約 書 を 提 出 せ ず , 又 は 虚 偽 の 誓 約 を し , 若 し く は 誓 約 書 に 反 す る こ と になったときは,当該者の入札を無効にするものとする。 以 上 -8-
© Copyright 2024 ExpyDoc