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1 3分 の
遺 竜と 烏 竜
- 1 -
いりょう
おりょう
今日のお話話話話しは、、、、遺竜とととと烏竜という、、、、親子
のお話話話話しです。。。。
しん
こ ふ ん
むかしむかし、、、、中国がががが晋晋晋晋とととと言言言言っていた時代、、、、
や よ い
とう
日本はそのころ弥生時代から古墳時代にににに移移移移ろろろろ
ころ
かん
うとしていた頃頃頃頃のお話話話話しで、、、、唐唐唐唐のののの時代にににに書書書書かかかか
ほ っ け で ん き
ぶっきょう
れた 「「「「法華伝記」」」」という、、、、法華経にににに関関関関した伝伝伝伝
記記記記にににに書書書書かれているお話話話話しです。。。。
おりょう
おおおお父父父父さんは烏竜といい、、、、中国にににに仏教がががが伝伝伝伝わわわわ
どうきょう
ってくる前前前前にににに信信信信じられていた、、、、道教をををを熱心にににに
信仰していました。。。。
いりょう
その子供はははは遺竜といい、、、、親親親親のののの言言言言うことを守守守守
あ と つ
な
るるるる、、、、とても立派なななな跡継ぎでした。。。。
おりょう
いりょう
おおおお父父父父さんの烏竜がががが、、、、亡亡亡亡くなるときに言言言言った
ゆいごん
遺言をををを、、、、絶対にににに守守守守ろうとする子供のののの遺竜です
あと
ご
がががが、、、、はてさて、、、、その後後後後どうなっていくのか????
わか
う え の あ ま ご ぜ
それは、、、、この話話話話をををを聞聞聞聞けばよく解解解解りますよ。。。。
ほうれんしょう
いんよう
大聖人様もももも、、、、『『『『法蓮抄』』』』やややや『『『『上野尼御前御
へ ん じ
返事』』』』にこの話話話話をををを引用され、、、、御本尊様をををを受受受受けけけけ
そな
つ い ぜ ん く よ う
かな
たもち、、、、南無妙法蓮華経とととと唱唱唱唱えていくなかに、、、、
く ど く
一切のののの功徳がががが具具具具わり、、、、追善供養がががが叶叶叶叶っていく
ぎ
ことを教教教教えています。。。。
い
追善供養のののの意義とその功徳がががが説説説説かれる、、、、とととと
っても大事なお話話話話です。。。。では始始始始めます。。。。
1 3分 の
遺 竜と 烏 竜
- 2 -
むかしむかし、、、、中国のののの古古古古いいいい時代のののの頃頃頃頃、、、、その
じょうず
国国国国でででで字字字字をををを書書書書くのが一番上手なななな人人人人がいました。。。。
おりょう
その人人人人のののの名前をををを、、、、烏竜といいました。。。。
毎日のように、、、、烏竜のののの家家家家のののの前前前前には、、、、たくさ
んの人人人人がががが、、、、字字字字をををを書書書書いてもらいたくて並並並並んでい
ます。。。。
しかし、、、、困困困困ったことにこの烏竜はある一一一一つつつつ
のことにこだわっていました。。。。
しょうとくたいし
日本では、、、、聖徳太子のののの頃頃頃頃にはじめて仏教がががが
受受受受けけけけ入入入入れられ、、、、これを信信信信じる人人人人もいました。。。。
おおぜい
しかし、、、、信信信信じない人人人人もももも大勢いました。。。。
中国でも同同同同じように、、、、初初初初めて仏教がががが伝伝伝伝わっ
じょうぶつ
てきて、、、、仏教をををを信信信信じる人人人人もももも出出出出てきました。。。。
ろ う し
しかし仏教にににに、、、、老子がががが説説説説いた道教では成仏
ね づ よ
できないと打打打打ちちちち破破破破られても、、、、、、、、まだまだ根強
いま
くくくく、、、、道教をををを信信信信じている人人人人もももも大勢いました。。。。
おりょう
この烏竜もももも、、、、未未未未だに道教にこだわり、、、、仏教
のののの話話話話しを聞聞聞聞こうともしませんでした。。。。だから、、、、
だれがたのんでも、、、、法華経だけは絶対にににに書書書書きききき
ませんでした。。。。
1 3分 の
遺 竜と 烏 竜
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おりょう
いりょう
その烏竜がががが病気になって亡亡亡亡くなろうとして
む す こ
しょ
みち
いたとき、、、、息子のののの遺竜をををを呼呼呼呼んで言言言言いました。。。。
きわ
あと
「「「「おまえは我我我我がががが家家家家にににに生生生生まれて、、、、私私私私のののの書書書書のののの道道道道をををを
なら
習習習習いいいい極極極極めた。。。。しかし、、、、私私私私がががが死死死死んだ後後後後もももも、、、、法華
や
しんこう
経経経経だけはどんなことがあっても書書書書いてはなら
わ
ぬぞ。。。。あの法華経はははは、、、、我我我我がががが家家家家でででで信仰しておる、、、、
ろ う し さ ま
老子様のののの教教教教えでは幸幸幸幸せになれないと言言言言ってい
る ん だか ら
・
・
・
・
・
・
。。。。」」」」
だいじょうぶ
「「「「おおおお父父父父さん、、、、大丈夫だよ。。。。ぼくは絶対にににに書書書書かかかか
ないよ。。。。安心して下下下下さい」」」」
ゆいごん
「「「「本当にたのんだぞ。。。。もしも私私私私のののの遺言をたが
えて、、、、法華経をををを書書書書くようなことがあったなら
あくりょう
ばばばば、、、、すぐに悪霊となってお前前前前のののの命命命命をうばいに
来来来来るからな
・
・
・
・
・
・
。。。。」」」」
おそ
さ
あたま
なな
わ
「「「「おおおお父父父父さん、、、、そんな恐恐恐恐ろしい言葉がががが最後だな
はっ
んて、、、、悲悲悲悲しいよ~」
した
おりょう
そして、、、、舌舌舌舌がががが八八八八つに裂裂裂裂けて頭頭頭頭がががが七七七七つに割割割割れれれれ、、、、
は
目目目目やややや耳耳耳耳やややや鼻鼻鼻鼻などから血血血血をををを吐吐吐吐いて、、、、烏竜はははは死死死死んんんん
でいったということです。。。。
1 3分 の
遺 竜と 烏 竜
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そうしき
父親がががが亡亡亡亡くなって、、、、悲悲悲悲しみの中中中中、、、、おおおお葬式がががが
行行行行われました。。。。
おりょう
わ
父烏竜のののの舌舌舌舌がががが裂裂裂裂けたり、、、、頭頭頭頭がががが割割割割れたり、、、、目目目目
いずみ
み う ち
やややや耳耳耳耳やややや鼻鼻鼻鼻などから血血血血がががが泉泉泉泉のように湧湧湧湧いてくる
が
き
ちくしょう
さんなくどう
姿姿姿姿をををを見見見見ても、、、、息子のののの遺竜やややや身内のののの人々はははは、、、、そそそそ
じ ご く
れが地獄・・・・餓鬼・・・・畜生という三悪道のののの苦苦苦苦しみ
とく
による姿姿姿姿であること、、、、特特特特にににに地獄のののの苦苦苦苦しみを受受受受
やさ
ける姿姿姿姿だとは知知知知ることができませんでした。。。。
いりょう
遺竜はははは父親思いのとっても優優優優しい子供でし
たので、、、、
「「「「ぼくはお父父父父さんとの約束をををを守守守守るるるる。。。。絶対にににに法法法法
華経はははは書書書書かないぞ!」
ちか
えいきょう
とととと固固固固くくくく心心心心にににに誓誓誓誓いました。。。。
とうぜん
当然、、、、父親のののの影響でででで、、、、仏教はははは自分のののの家家家家のののの信信信信
てき
仰仰仰仰のののの敵敵敵敵だと思思思思いいいい、、、、心心心心から道教をををを信信信信じていまし
たたたた。。。。
1 3分 の
遺 竜と 烏 竜
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いりょう
さいのう
じょうず
遺竜はははは父親のののの才能をををを引引引引きききき継継継継ぎぎぎぎ、、、、その国国国国では
おりょう
うで
みが
烏竜のののの次次次次にににに字字字字をををを書書書書くのが上手でしたが、、、、さら
しょどう
にににに書道のののの腕腕腕腕をををを磨磨磨磨きあげていきました。。。。
こうして時時時時がががが過過過過ぎるうちに、、、、その国国国国のののの王様
ぶ つ じ
がががが仏事をすることになりました。。。。
この王様はははは、、、、我我我我がががが国国国国のののの中中中中でででで一番字のうまい
ものに法華経をををを書書書書かせて、、、、自分のお経経経経にしよ
うと考考考考えました。。。。
ある日日日日のこと、、、、王様のののの使使使使いの者者者者がががが、、、、遺竜のののの
家家家家にやってきて、、、、
おお
「「「「おまえに王様がお経経経経をををを書書書書いてほしいと仰仰仰仰せせせせ
きゅうでん
である。。。。さっそく王様のののの宮殿にににに来来来来るようにと
のののの事事事事じゃ。。。。おまえは幸幸幸幸せせせせ者者者者じゃな~」
とととと伝伝伝伝えました。。。。
そうです、、、、その国一番のののの字字字字がうまい者者者者はははは、、、、
こま
遺竜であると決定したのでした。。。。
「「「「どうしよう」」」」
いっしゅん
とととと一瞬、、、、遺竜のののの顔顔顔顔がががが困困困困ったような顔顔顔顔になりま
した。。。。
1 3分 の
遺 竜と 烏 竜
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いりょう
いっぱい
遺竜はははは不安なななな気持ちちちち一杯でででで王様のもとへや
ってきました。。。。
「「「「これはこれは遺竜とやらよく来来来来られた。。。。私私私私
がががが信仰しておる法華経という教教教教えは、、、、最高のののの
ひ
教教教教えである。。。。国国国国のすべての人々のののの幸幸幸幸せと、、、、私私私私
ぜ
のののの親親親親のののの供養のために、、、、是非とも法華経をををを、、、、我我我我
がががが国国国国でででで一番字のうまい、、、、そなたに書書書書いていた
だきたい」」」」
ごと
とととと王様はははは遺竜にお願願願願いしました。。。。
ひと
((((心心心心のののの中中中中のののの独独独独りりりり言言言言))))
思思思思っていたとおりだ。。。。困困困困ったことになっ
めいれい
たぞ。。。。王様のののの命令とはいえ、、、、父父父父との約束がががが
ことわ
ある。。。。ハッキリと 断断断断 ろう
。。。。
・
・
・
・
・
・
おそ
とととと恐恐恐恐るるるる恐恐恐恐るるるる父親のののの遺言をををを話話話話しました。。。。そして、、、、
ゆる
「「「「王様のために何何何何でもさせていただきたいと
ことわ
思思思思いますが、、、、これだけはどうかお許許許許しししし下下下下さい」」」」
な ん ど
とととと何度もももも何度もももも断断断断ったので、、、、その遺竜のののの父父父父をををを
思思思思うううう心心心心にににに、、、、王様はははは法華経をををを書書書書かせることをあ
きらめました。。。。
ほか
し ょ ど う か
しかたなく、、、、王様はははは他他他他のののの書道家にににに法華経をををを
書書書書かせてみましたが、、、、どの字字字字もももも王様はははは気気気気にににに入入入入
りませんでした。。。。
いりょう
「「「「やはり遺竜にににに書書書書いてもらうしかあるまい」」」」
ふたた
とととと、、、、王様はははは 再再再再 びびびび遺竜をををを呼呼呼呼びつけました。。。。
そして、、、、
さか
「「「「おまえが親親親親のののの遺言だからと、、、、私私私私のののの命令にににに逆逆逆逆
いちおうゆる
らって、、、、法華経をををを書書書書かないことは、、、、一応許そそそそ
だいもく
うううう。。。。しかしお題目だけでも書書書書いてほしい」」」」
さ ん ど めい
とととと、、、、やさしく三度命じましたが、、、、遺竜はなお
もそれを断断断断りました。。。。
おこ
さすがの王様もももも怒怒怒怒った顔顔顔顔でででで、、、、
し は い
「「「「この国国国国のののの天天天天もももも地地地地もももも王王王王のののの支配するところ、、、、すすすす
け ら い
とら
だ い じ
なわち、、、、おおおお前前前前のののの親親親親はわしの家来ではないか。。。。
おろ
もの
遺竜、、、、おまえは父親のののの遺言にににに執執執執われて、、、、大事
おん
なななな国国国国のののの恩恩恩恩をををを忘忘忘忘れている愚愚愚愚かかかか者者者者じゃ。。。。わしの命命命命
令令令令じゃ。。。。法華経のののの題目だけでも書書書書けけけけ。。。。書書書書かぬ
」」」」
とととと言言言言うなら、、、、今今今今すぐにでもお前前前前のののの首首首首をををを切切切切って
しま う ぞ
目目目目をををを書書書書いてしまいました。。。。
いました。。。。泣泣泣泣くくくく泣泣泣泣くくくく、、、、筆筆筆筆をををを取取取取って法華経のののの題題題題
ふで
遺竜はははは書書書書かないわけにはいかなくなってしま
!!
1 3分 の
遺 竜と 烏 竜
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1 3分 の
遺 竜と 烏 竜
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ろくじゅうよんもじ
お や ふ こ う
かんだいはち
い りょ う
はちかん
はちかん
かんだいいち
は ち か け るは ち
ちょくぜん
で ハッ パ 六 十 四文 字 を 遺 竜は 書 い た こと に な り ます 。
ろくじゅうよんもじ
す。 す な わ ち、 一 巻 八 文字 の 八 巻 です か ら 、八 × 八
いっかん は ち も じ
~ 妙 法 蓮華 経 巻 第 八と 法 華 経の 題 目 が 書 かれ て い ま
から
き て いま す が 、 その 一 巻 一 巻に 、 妙 法 蓮華 経 巻 第一
い っ かん
こ の時 に 書 い た文 字 と は、 法 華 経 は合 計 八 巻か ら で
六 十 四 文字 の 説 明
いりょう
のが
遺竜はははは、、、、親不孝はしたくないけれど、、、、直前
せ
にせまった責責責責めを逃逃逃逃れるために、、、、しかたなく
法華経のののの題目のののの六十四文字をををを書書書書いてしまった
のでした。。。。
「「「「あぁ~~~~。。。。とんでもないことをしてしまった。。。。
いりょう
父親のののの遺言をやぶってしまった。。。。天天天天のののの神神神神もももも地地地地
いか
のののの神神神神もきっと怒怒怒怒りりりり、、、、遺竜はははは親不孝のののの者者者者とととと思思思思っっっっ
ているだろうなぁ~」
し つ い
ま
とととと失意のののの中中中中、、、、王様のののの宮殿をををを出出出出てててて、、、、ただふらふ
ある
らと、、、、あてもなく歩歩歩歩いていると、、、、いつの間間間間にににに
かかかか父親のお墓墓墓墓のののの前前前前にいました。。。。
そして、、、、涙涙涙涙をををを流流流流しながら、、、、
「「「「おおおお父父父父さんごめんなさい。。。。約束をををを破破破破ってしま
わ
いました」」」」とととと詫詫詫詫びました。。。。
1 3分 の
遺 竜と 烏 竜
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はな
遺竜はははは泣泣泣泣いて、、、、泣泣泣泣いて、、、、三日のののの間墓をををを離離離離れれれれ
ずずずず、、、、食事もももも眠眠眠眠ることもしないでいると、、、、三日
たお
目目目目のののの朝方、、、、死死死死んだようになって倒倒倒倒れてしまい
い し き
ました。。。。そして、、、、意識がもうろうとするなか、、、、
夢夢夢夢をををを見見見見ました。。。。
夢夢夢夢のののの中中中中にににに、、、、目目目目がくらむような、、、、まぶしい光光光光
がががが差差差差しししし込込込込んできました。。。。
む す う
けんぞく
朝日がががが照照照照らしているのかと思思思思っていると、、、、
てんにん
じょうくう
天人がががが一人立っており、、、、さらに、、、、無数のののの眷属
つら
がががが連連連連なっていました。。。。その天人のののの上空には六六六六
十四人のののの仏様がおられました。。。。
り っ ぱ
遺竜はははは、、、、あまりに立派なお姿姿姿姿にビックリし
てててて、、、、
「「「「あなたはいかなる人人人人ですか?」
とととと聞聞聞聞くと、、、、
おりょう
「「「「私私私私はおまえの父父父父のののの烏竜である」」」」
とととと答答答答えました。。。。おおおお父父父父さんだったのです。。。。
そして、、、、おおおお父父父父さんは息子にににに、、、、
「「「「遺竜よよよよ本当にありがとう」」」」
とととと、、、、心心心心からお礼礼礼礼をををを言言言言うのでした。。。。
1 3分 の
遺 竜と 烏 竜
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り ゆ う
おりょう
そのお礼礼礼礼のののの理由をををを烏竜はははは話話話話しししし始始始始めました。。。。
「「「「私私私私はお前前前前にににに、、、、法華経はははは何何何何があっても絶対にににに
む け ん じ ご く
た
書書書書いてはならぬと言言言言ったために、、、、無間地獄にににに
お
堕堕堕堕ちてしまった。。。。死死死死ぬぬぬぬ時時時時のののの苦苦苦苦しみでさえ耐耐耐耐ええええ
む け ん じ ご く
られないと思思思思ったのに、、、、無間地獄のののの苦苦苦苦しみは、、、、
ひゃくせんまんのくばい
せ
さらにその百千万億倍というひどい苦苦苦苦しみだ
った。。。。おおおお前前前前がががが私私私私のののの言言言言ったことを守守守守って、、、、
ほのお
『『『『法華経はははは絶対にににに書書書書きません』』』』
たび
とととと言言言言うううう度度度度にににに、、、、その言葉はははは炎炎炎炎となって私私私私をををを責責責責めめめめ、、、、
つるぎ
さらに、、、、その言葉がががが、、、、剣剣剣剣となって天天天天から雨雨雨雨のののの
ふ
ように降降降降ってきた。。。。
しかし、、、、それはだれのせいでもない、、、、まし
いりょう
てや親親親親のののの言言言言ったことを守守守守っている遺竜のせい
く
でもない。。。。自分がががが言言言言った自分のののの言葉をををを悔悔悔悔やん
だけれど、、、、どうしようもなかった。。。。
1 3分 の
遺 竜と 烏 竜
- 11 -
き の う
も
こんじき
ところが昨日のののの朝朝朝朝から、、、、金色のののの仏様がその
む け ん じ ご く
無間地獄にあらわれて、、、、燃燃燃燃えさかる火火火火にににに水水水水をををを
おさ
いっぱいかけたように、、、、苦苦苦苦しみが治治治治まったの
がっしょう
でででで、、、、私私私私はははは合掌して
『『『『あなた様様様様はなんという仏様ですか?』
とお聞聞聞聞きすると、、、、仏様はははは
みょう
い ち じ
まんげつ
『『『『私私私私はお前前前前のののの息子遺竜がががが書書書書いたところの六十
うち
四文字のののの内内内内のののの 妙妙妙妙 のののの一字である』』』』
おお
そ く じゃっこう
みやこ
とととと仰仰仰仰せられ、、、、六十四人のののの仏様がががが六十四のののの満月
やみ
ざいにん
みな
となったので、、、、無間地獄のののの闇闇闇闇はははは即寂光のののの都都都都とととと
およ
のぼ
なり、、、、私及びびびび一緒にいた罪人はははは、、、、皆皆皆皆がその仏仏仏仏
てんじょうかい
様様様様にににに救救救救われ、、、、天上界にににに昇昇昇昇ることができること
になった。。。。そのことをお前前前前にににに伝伝伝伝えに来来来来たのじ
ゃゃゃゃ。。。。本当にありがとう」」」」
とととと、、、、喜喜喜喜びにあふれた顔顔顔顔をして心心心心からお礼礼礼礼をををを言言言言
うのでした。。。。
1 3分 の
遺 竜と 烏 竜
- 12 -
いりょう
ないよう
さら
遺竜はははは夢夢夢夢でででで見見見見たたたた内容をををを王様にににに伝伝伝伝ええええ、、、、更更更更にににに、、、、
次次次次ぎのような親子のののの会話をををを話話話話しました。。。。
「「「「ぼくの手手手手でででで書書書書いたものが、、、、どうしてお父父父父ささささ
んを助助助助けることになったのでしょうか????それ
にににに、、、、ぼくはむりやり書書書書かされたわけで、、、、自分
から書書書書こう思思思思ったのではありません。。。。いった
いどうしてですか?」
て
とととと、、、、おおおお父父父父さんに聞聞聞聞いてみると、、、、
わ
「「「「おおおお前前前前のののの手手手手はははは我我我我がががが手手手手である。。。。おおおお前前前前のののの身身身身はははは我我我我がががが
われ
身身身身である。。。。おおおお前前前前がががが書書書書いた字字字字はははは我我我我がががが書書書書いた字字字字でででで
ある。。。。おおおお前前前前がががが心心心心にににに信信信信じていなくても、、、、手手手手でででで書書書書
いたゆえにこうして助助助助かったのである」」」」
とととと、、、、答答答答えてくれたそうです。。。。
この内容をををを王様にににに伝伝伝伝えたくて、、、、そして、、、、むり
いそ
やりにでも、、、、自分にににに法華経をををを書書書書かせてくれた
うれ
とど
おおおお礼礼礼礼がががが言言言言いたくて、、、、嬉嬉嬉嬉しくて急急急急いで王様のののの所所所所
をやってきたのでした。。。。
それを聞聞聞聞いた王様もももも、、、、
じょうじゅ
「「「「我我我我がががが願願願願いは成就した。。。。このことを書書書書きききき留留留留めめめめ
よよよよ」」」」とととと仰仰仰仰せられ、、、、嬉嬉嬉嬉しそうにしていました。。。。
1 3分 の
遺 竜と 烏 竜
- 13 -
ゆいごん
やぶ
いりょう
おおおお父父父父さんの遺言をををを破破破破ってしまった遺竜でし
だいもく
たが、、、、法華経のののの題目をををを書書書書いただけで、、、、それも
すく
何何何何もももも知知知知らなくてイヤだと思思思思いながらでも、、、、そそそそ
く ど く
のののの功徳でお父父父父さんを救救救救うことができました。。。。
さ い ご
そしてお父父父父さんが最後にににに、、、、
わるくち
「「「「法華経のののの仏様はははは、、、、悪口をををを言言言言った者者者者でさえも
助助助助けてくれる、、、、本当にありがたい教教教教えじゃ。。。。
いりょう
遺竜よよよよ本当にありがとう」」」」
との言葉にににに、、、、遺竜はそれからというもの、、、、法法法法
華経のののの教教教教えを信信信信じるようになりました。。。。
にちれんだいしょうにんさま
く ど く
日蓮大聖人様はははは、、、、このお話話話話をををを通通通通して、、、、
しょしゃ
どくじゅ
「「「「これは書写のののの功徳である。。。。書写のののの功徳はははは一一一一
ひく
番低いいいい功徳である。。。。ならば、、、、読誦する功徳はははは
はか
量量量量りりりり知知知知れないものがある」」」」
とととと教教教教えています。。。。
とな
さ ん だ い ひ ほ う
私私私私たちが唱唱唱唱える南無妙法蓮華経はははは、、、、法華経
かんじんかなめ
のののの肝心要のののの教教教教えです。。。。三大秘法のののの御本尊様にににに
向向向向かって、、、、南無妙法蓮華経とととと唱唱唱唱えるとき、、、、そそそそ
む り ょ う む へ ん
のののの功徳はははは無量無辺でででで、、、、自分もももも他他他他のののの人人人人もすべて
みちび
をををを幸幸幸幸せに 導導導導 くことができるのです。。。。
いっしょうけんめい
だから皆皆皆皆さんも一生懸命にお題目をををを唱唱唱唱えて
いきましょうね。。。。以上でででで終終終終わります。。。。