Unit5 A New Language Service

第2学年
組
英語科学習指導案
指導者
1
単元名
Unit5 A New Language Service
2 単元の目標
(1) 接続詞を用いて意欲的に英文を書いたり,対話したりしようとする。
(コミュニケーションへの関心・意欲・態度)
(2)
接続詞を用いて,自分の考えを書いたり,相手に伝えたりすることができる。
(表現の能力)
(3)
市が計画している外国語サービスについての新聞記事やそれに対する投書の内容を読み取り,
理解することができる。
(理解の能力)
(4) 接続詞を用いた文の形・意味・用法を理解している。
(言語や文化についての知識・理解)
3 単元と生徒
(1) 本単元では,緑市が外国人住民のために計画した外国語サービスについての新聞記事を扱って
いる。日本で暮らす外国人は年々増加傾向にある。生徒たちも,ALTとの交流を通して,外国
人の存在を身近に感じていることから,日本で暮らす外国人が直面する様々な問題について考え
ることができる題材である。また,言葉を通してのコミュニケーションの在り方について考える
ことは,進んで英語を使おうとする意欲の喚起にもつながると考える。
言語材料としては,if, when, that, because といった従属接続詞を扱う。学習指導要領では,「エ
文法事項 (ア) 文 a 単文,重文及び複文」及び「(イ) 文構造 c 〔主語+動詞+目的語〕
のうち,(a) 主語+動詞+ that で始まる節」に関連する。従属接続詞を用いることによって,自
分の考えを,理由をつけて述べたり,身の回りの出来事についてより詳しく述べたりすることが
可能になる。しかし,文が長くなることによって,英語に苦手意識を持つ生徒にとっては,より
負担が大きくなることが予想されるため,接続詞の意味を一つ一つ押さえたうえで,文を区切っ
て少しずつ意味をとらえさせるなどの配慮が必要である。
(2)(省略)
(3)
本時は,ALT の質問に対して,生徒が接続詞 because を用いて自分の考えを述べるという活動
を行う。日本で暮らし始めてまだ間もない ALT の質問に答えることによって,彼女を助けるこ
とは,日本で暮らす外国人を助けるという本単元のテーマにもつながっていると考える。生徒は
1学期から継続して自分自身のことや身の回りのことについて書く活動に取り組んでおり,書く
ことには徐々に慣れてきている。接続詞 because を用いることによって,自分の考えを,なぜそ
う思うのか,理由をつけて述べることが可能になる。まず始めに接続詞 because の位置をおさえ,
接続詞の後には「主語+動詞」が続くということを確認してから活動へ入っていきたい。書く活
動は,一人で学習を進めることが困難な生徒でも取り組むことができるようにペアで行う。ペア
での学び合いにより,because の用法を徐々に定着させていきたい。終末の部分では,自分の考
えを全体の前で発表することにより,様々な英文に触れさせたい。そして,最後に ALT に自分
の考えを発表してもらうことによって,自分たちの考えが役に立ったという達成感をもたせたい。
4
題材の指導と評価計画
題材名
Unit5
A New Language Service
総時数10時間
観点別評価の規準と評価方法
時間
学習内容
1
コミュニケーショ
ンへの関心・意欲
・態度
if を用いてグ
ループで英文を
作成する。
表現の能力
理解の能力
言語や文化につ
いての知識・理
解
○ 接続詞 if を
用いて,内容に
つながりのある
英文を作り,紹
介することがで
きる。
(観察・学習シート)
2
when を用いて ○ 協力してマッ ○ 接続詞 when
グループでマッ
チングや対話文
を用いて,自分
チングを行った
作成に取り組ん
のことについて
り,対話文を作
でいる。
発表することが
成したりする。
(観察)
できる。
(観察・学習シート)
3
接続詞 that を
用いて自分の考
えを述べたり,
対話したりする。
接続詞 because
を用いて自分の
本時 考えを述べる。
4
○ 接続詞 that
を用いて,自分
の考えを述べる
ことができる。
(観察・発表)
○ 接続詞 because
を正 しく用い
て自 分の考え
を述 べること
ができる。
(観察・学習シート)
5
対話文の内容 ○ ペアで協力し
を読み取り,ペ
て音読に取り組
アで音読する。
んでいる。
(観察)
○ 対話文の内容
を理解し,状況
をイメージしな
がら音読するこ
とができる。
(観察・学習シート)
6
7
8
新聞記事の内
容を読み取り,
音読する。
9
接続詞を用い
て英文日記を書
く。
○ 新聞記事を読
んで,内容を理
解することがで
きる。
(学習シート)
○ 接続詞を適切
に用いて日記を
書くことができ
る。
○
接続詞の用
法を理解して
いる。
(学習シート)
(観察・学習シート)
10
単元テストに
取り組む。
○
接続詞の用
法を理解して
いる。
(テスト)
5 本時の計画
(4/10)
(1) ねらい
接続詞 because を正しく用いて,ALT の質問について,自分の考えを,理由をつけて述べるこ
とができる。
(2)
学習過程
段階
学
習 活 動
発問・指示
学習形態 ○教師の指導の手立て
評価規準
JTE(T1)
1
1分間で何個の単語を答
えることができるか確認す
る。
導
入
10
分
個
ALT(T2)
○ 自信を持って取り組むことができるように,初めに
全体で発音練習をする。
2
当番の生徒によるスピー ペア ○ 当番の生徒は自信をも ○ スピーチの後に,全員
チと Q&A を行う。
って発表できるようにあ に向けて質問をする。
らかじめ一緒に練習する。
一斉
3 JTEとALTの対話を
○ 絵やキーワードなどを提示することによって,生徒
聞き,本時の学習課題を確
が対話を理解しやすいようにする。
認する。
○○先生(ALT)の質問に対して,自分の考えを,理由をつけて言ってみよう。
4 新出表現を確認する。
一斉
理由を述べるにはどのような表現を使ったらよいだろ
う。
○
接続詞 because を用いた英文をいくつか提示し,比
較させることによって,because の後には,「主語+動
詞」の文の形が来るということに気付かせる。接続詞
と「主語+動詞」の部分は色分けしておく。
5
展
開
35
分
ペアで文を考えて,シー ペア
ペアで協力して,ALT の質問についてのあなたたち
トに書く。
の考えを書きましょう。
(言語活動)
○ 初めに例を与えて,全 ○ ペアで英文を作るとい
体で活動の仕方を確認す
うことを,英語で説明す
る。
る。
○ 活動の前に和英辞典を ○ つまづいているペアに
渡しておき,活用させる。 は,英文をうまく作れる
○ つまづいているペアに
ように,語順のヒントを
は,日本語で文を考えさ 与える。
せたり語順のヒントを与
える。
○ 文を書いたペアには,
読む練習をするように促
す。
6 文ができたら教師の前で ペア
英文を発表する。
できた英文を先生の前で発表しましょう。
○
早く課題がクリアでき ○ 生徒の英文を聞き,内
たペアには,次の課題に
容が正しいかどうかチェ
取り組ませる。課題のレ ックする。
ベルは徐々に上げていく。○ まだ工夫の余地がある
場合には,もう一度発表
内容を考えてみるよう指
示する。
接続詞 because を正しく用いて,ALT の質問につい
て,自分の考えを,理由をつけて述べることができる。
(観察・ワークシート)
7
終
末
5
分
ALT からの質問を1つ取 一斉 ○ 積極的な発表を促す。
り上げ,これまで自分たち
が書いた意見を全体の前で
発表する。
○
生徒の発表に,賞賛の
コメントやアドバイスを
与える。
○ 生徒の意見の発表を聞
いての自分自身の考えを
発表してもらう。