JIP ® JFEの還元鉄粉・アトマイズ鉄粉 JFEスチールは、鉄鋼事業の技術力とノウ ハウを生かして 還元鉄粉・アトマイズ鉄粉・合金鋼粉を製 造している 日本唯一の総合鉄粉メーカーです。 カイロ 土壌浄化用 化学反応材 化 溶接材料 脱酸素剤 遮音材 ガス切断材 ガ キャリア 農業用 業用 還元鉄粉 粉末冶金用以外 中・低密度焼結部品 純鉄粉 磁性材 摩擦材 アトマイズ鉄粉 中・高密度焼結部品 密度焼結部品 磁性材 材 合金鋼粉 粉末冶金用 高強度焼結部品 結部品 耐熱・耐磨耗焼結部品 焼結部品 1 特 長 ® 鉄鋼事業のノウハウから生まれたJIP 鉄粉 さまざまなビジネスを高次元でサポートします。 還元鉄粉とアトマイズ鉄粉の幅広い品揃え 広範囲な使用用途 1965年から還元鉄粉を、1978年からアトマイズ 鉄粉を製造販売しています。さらに1991年には 新アトマイズ設備を稼動させました。幅広い品揃えの なかから用途に応じて適切な選択が可能です。 自動車向けを主体とする粉末冶金用に加え、カイロ 用・溶接棒用・ガス切断用・脱酸素剤用・化学反応 用など、広範囲な用途に使用されています。 高純度・高圧縮性 良成形性 品質安定 省資源・ 省エネルギー JIP 高強度 ® 品揃豊富 生産性向上 多用途 作業環境改善 2 たゆまぬ新製品開発 安定した品質とすぐれた特性 圧縮性と成形性に優れ品質バラツキの少ない高品質 アトマイズ鉄粉、高強度部品用及び耐熱・耐摩耗部 品用各種合金鋼粉、黒鉛の偏析を防止した無偏析 鉄粉JIPクリーンミックス®、などを開発しご好評を いただいています。次の展開をめざしてたゆまぬ 新製品開発の努力を続けています。 一貫した生産管理と徹底した品質管理のもとに製造 していますので、品質はバラツキが少なく非常に 安定しており、優れた特性をもっています。 ■種類と用途 種 類 代表銘柄 用 途 性能・適用部品例 JIP 240M ショックアブソーバー部品 カム、スプロケット、 JIP 255M 還元鉄粉 JIP 270M JIP 270MS JIP 255M-90 純鉄粉 JIP 260A 自動車用部品 クラッチ部品、 焼結性良好 シンクロナイザーハブ、 電気機器部品 オイルポンプギヤ、 事務機器部品 ドリブンギヤ 一般機械部品 他 JIP 280A アトマイズ鉄粉 良成形性 JIP 301A カム、スプロケット、 高純度 レバー、クラッチ部品、 良成形性 シンクロナイザーハブ、 高圧縮性 オイルポンプギヤ、 JIP 300A JIP 304A タイミングベルトプーリー、 高密度部品、磁性材料 部分合金化鋼粉 ドリブンギヤ 超高強度 JIP シグマロイ2010 粉末冶金用 超高圧縮性 JIP シグマロイ215S JIP シグマロイ415S ハイブリッド Ｍｏ合金鋼粉 JIP AH4515 JIP 4655S JIP 5MOS JIP 4MOA 合金鋼粉 自動車用部品 高強度 シンクロナイザーハブ、 耐摩耗性 パワステポンプ部品、 バルブシート、 電気機器部品 JIP 5CRA 事務機器部品 JIP 4100V 他 バルブガイド、 バルブプレート JIP 20CRV 完全合金鋼粉 JIP 30CRV JIP 25MOA 高強度 耐熱・耐摩耗性 JIP 35MOA JIP 50MOA 耐熱・耐摩耗性 JIP 65COA プレミックス粉 粉末冶金用 以外 純鉄粉 バルブシート JIP クリーンミックス 焼結部品全般 22ページをご参照ください。 JIP B-80 摩擦材 良摩擦特性 ブレーキ JIP MG270H 磁性材料 高透磁率 ノイズフィルター JIP 303A-60 脱酸素剤 ガス発生少 JIP WH-100 溶接棒 高溶着効率 ガス切断 切断効率良好 JIP K-100T カイロ 持続性良好 JIP KB-90 化学反応用 比表面積大・反応速度大 JIP G JIP 300AG 反応性良好 JIP 300R 化学反応用 反応性良好・高純度 JIP 301SGMR 酸化鉄 プレミックス粉 JIP S-100 遮音材 遮音性良好 粉美人 水稲直播用 被覆性良好 3 用 途 ® 車のハイテク技術を、JIP 鉄粉が支えています。 ■粉末冶金用 ●自動車部品 エンジン部品 ステアリング部品 シート及びドア部品 カムシャフトプーリ パワーステアリングロータカムリング シートリフターカムセット カムシャフトスプロケット プレッシャープレート ドアミラープレートクラッチ クランクシャフトプーリ ラックガイド ストライカー クランクシャフトスプロケット など スライダー など キャップクランクベアリング バルブガイド バルブシート ロッカーアームチップ サスペンション及び ブレーキ部品 オイルポンプインナーローター オイルポンプアウターローター ショックアブソーバ など ボールジョイント ABSセンサー など 各種の粉末冶金部品 ミッション部品 M/T シンクロナイザーハブ シンクロリング シンクロナイザーキー シフトフォーク A/T ハブクラッチ リテーニングプレート プレッシャープレート タービンハブ ウエイトガバナー カムステーターT.C. アウターレース など ●家電、事務機、農業機械、ミシン用部品など 4 ® JIP 鉄粉は、暮らしの意外な場面でも活躍しています。 ■粉末冶金用以外 ●カイロ ●化学反応 ●脱酸素剤 ●溶 接 ●乾式コピーキャリア ●ガス切断 ●遮音材 ●その他 ●カイロ 鉄粉の酸化しやすい性質 を利用してカイロの発熱 体として使用されていま す。 ●農 業 ●農 業 種籾に鉄粉をコーティングして直播きすることにより 稲作の省力化ができます ●キャリア コピー機械のトナ ー（インク液）を 送るための媒体と して使用されてい ます。 ●脱酸素剤 鉄の酸化作用を利用し、容器内の 酸素吸収剤として使用されていま す。 ●ガス切断 鋼材のガス切断の際に、鉄粉の 酸化熱が利用されています。 5 製造工程 ® JIP 鉄粉がつくられるまで 分級 粉砕 磁選 鉄鉱石 原料炭 アトマイズ鉄粉 アトマイズ法 （Cr系合金鋼粉） 溶湯 真空還元 仕上還元 高圧水 高炉 噴霧 脱水 乾燥 転炉 秤量 還元鉄粉 連続鋳造機 分級 粉砕 フレキシブル コンテナ 秤量袋詰 混合 原料の充填状況 主原料 （ミルスケール、鉄鉱石） 副原料（コークス、石灰） 添加剤 主原料 （ミルスケール、鉄鉱石） 鉄粉 充填 粗還元 クリーンミックス 熱間圧延機 副原料 （コークス、石灰） 6 計量 混合 篩分け フレキシブル コンテナ 7 品質特性 JIP ®には用途に応じた最適な鉄粉があります。 ■純鉄粉の品質特性 化 学 成 分 （％） 用 途 粒 度 分 析 （μm）（％） 還元減量 銘 柄 T. Fe M. Fe T. C Si P S O （％） ＋ 180 ＋ 150 ＋ 106 ＋ 75 ＋ 63 ＋ 45 − 45 2.45∼2.65 ≦ 0.30 ≦ 2.0 ≦ 0.020 ≦ 0.15 98.5 ≦ ≦ 0.40 ≦ 0.020 6.60 ≦ ラトラー値 （％） ≦ 0.80 ≦ 1.00 ≦ 35.0 6.70 ≦ 15.0∼35.0 20.0∼50.0 ≦ 25.0 ≦ 0.020 圧粉密度 （Mg/m3） （s/50g） （Mg/m3） 2.20∼2.45 JIP 255M JIP 270M 流 動 度 見掛密度 ＋ 250 ≦ 0.35 ≦ 0.030 JIP 240M Mn 5.0∼30.0 5.0∼25.0 2.60∼2.80 ≦ 1.50 JIP 270MS ≦ 0.010 JIP 255M-90 ≦ 0.020 ≦ 0.25 ≦ 2.0 ≦ 0.30 ≦ 10.0 25.0∼45.0 15.0∼45.0 2.62∼2.82 ≦ 30.0 6.75 ≦ 2.47∼2.67 ≦ 35.0 6.70 ≦ 2.55∼2.75 ≦ 35.0 ≦ 1.20 粉末冶金用 JIP 260A ≦ 0.05 JIP 280A JIP 301A 0.15∼ 0.35 0.10∼ 0.25 ≦ 0.010 Bal. ≦ 0.200 ≦ 5.0 15.0∼35.0 5.0∼25.0 5.0∼25.0 ≦ 0.80 6.75 ≦ 2.70∼2.90 ≦ 0.025 ≦ 0.90 ≦ 0.025 ≦ 0.250 ≦ 15.0 10.0∼30.0 2.80∼3.05 ≦ 2.0 ≦ 0.15 JIP 300A 5.0∼20.0 10.0∼40.0 ≦ 25.0 5.0∼30.0 ≦ 30.0 6.80 ≦ ≦ 1.00 6.90 ≦ ≦ 1.20 10.0∼30.0 ≦ 0.05 JIP 304A 2.85∼3.10 ≦ 0.150 ≦ 0.12 ≦ 0.015 ≦ 0.015 ≦ 0.40 ≦ 0.015 ≦ 0.020 ≦ 0.50 ≦ 0.25 摩擦材用 JIP B-80 98.0 ≦ ≦ 0.050 ≦ 0.15 磁性材用 JIP MG270H 98.5 ≦ ≦ 0.020 ≦ 0.15 ≦ 0.40 ≦ 0.020 ≦ 0.020 ≦ 0.020 ≦ 0.020 ≦ 0.020 ≦ 0.020 脱酸素剤用 JIP 303A-60 99.0 ≦ ≦ 0.020 ≦ 0.10 0.15∼ 0.25 溶接棒用 JIP WH-100 98.0 ≦ ≦ 0.100 ≦ 0.20 ≦ 0.40 JIP G 98.0 ≦ ≦ 0.300 ≦ 2.0 ≦ 15.0 15.0∼35.0 20.0∼50.0 ≦ 25.0 ≦ 2.0 ≦ 1.0 5.0∼30.0 ≦ 10.0 ≦ 40.0 ≦ 0.100 ≦ 0.025 ≦ 40.0 6.60 ≦ 5.0∼25.0 2.62∼2.82 ≦ 30.0 6.75 ≦ 10.0∼30.0 2.85∼3.05 ≦ 30.0 ≦ 2.0 15.0∼35.0 ≦ 15.0 ≦ 30.0 90.0 ≦ JIP K-100T 2.40∼2.80 ≦ 10.0 5.0∼40.0 ≦ 5.0 カイロ、化学反応用 87.0 ≦ JIP KB-90 ≦ 0.250 JIP 301SGMR 70.0 ≦ 1.40∼2.20 ≦ 2.0 JIP 300R 化学反応用 ≦ 1.50 10.0∼40.0 35.0∼80.0 ≦ 0.350 JIP 300AG JIP S-100 2.20∼2.45 10.0∼25.0 ≦ 35.0 ガス切断用 遮音材用 5.0∼15.0 30.0∼55.0 15.0∼35.0 ≦ 0.30 ≦ 0.025 ≦ 0.025 ≦ 0.10 ≦ 0.020 ≦ 0.020 ≦ 0.05 ≦ 1.200 ≦ 2.0 ≦ 5.0 ≦ 15.0 ≦ 2.0 10.0∼40.0 ≦ 10.0 ≦ 15.0 ≦ 15.0 ≦ 25.0 50.0∼80.0 成形圧力 490MPa., 1％ Zn-St 添加 8 9 品質特性 ■粉末冶金用合金鋼粉の品質特性 化 学 成 分 （％） 種 類 Si Mn P S Cu JIP シグマロイ 2010 JIP シグマロイ 215S JIP AH4515 Cr 1.80∼ 2.20 ≦ 0.010 ≦ 0.05 ≦ 0.12 ≦ 0.015 ≦ 0.015 1.30∼ 1.70 JIP シグマロイ 415S ハイブリッド Ｍｏ合金鋼粉 Ni ≦ 0.020 JIP 4655S ≦ 0.06 0.15∼ 0.25 ≦ 0.030 ≦ 0.05 ≦ 0.30 ≦ 0.020 JIP 5MOS 1.50∼ 2.00 Mo V Co 0.90∼ 1.10 ≦ 0.120 0.45∼ 0.55 ≦ 0.150 ≦ 0.020 4.00∼ 4.80 ≦ 0.030 0.40∼ 0.60 ＋ 180 ≦ 0.200 0.45∼ 0.65 ≦ 0.150 0.50∼ 0.70 0.15∼ 0.25 0.35∼ 0.55 ≦ 2.0 ≦ 0.200 ≦ 0.030 ＋ 150 ＋ 106 ＋ 75 0.40∼ 0.60 0.1∼ 0.3 ≦ 0.400 0.90∼ 1.20 0.20∼ 0.40 ≦ 0.250 ≦ 2.0 ＋ 63 ＋ 45 圧粉密度 （s/50g） （Mg/m3） − 45 3 10.0∼ 10.0∼ 5.0∼ 10.0∼ 10.0∼ 30.0 35.0 20.0 30.0 35.0 2.90∼ 3.10 5.0∼ 35.0 2.80∼ 3.10 10.0∼ 30.0 2.90∼ 3.20 ≦ 30.0 2.70∼ 3.10 ≦ 40.0 2.90∼ 3.20 ≦ 30.0 2.70∼ 2.95 ≦ 35.0 7.05 ≦ 6.65 ≦ 7.10 ≦ ≦ 30.0 ≦ 15.0 10.0∼ 10.0∼ 30.0 40.0 0.50∼ 0.70 ≦ 0.25 0.10∼ 0.30 JIP 5CRA ＋ 250 ≦ 2.0 ≦ 0.06 JIP 4MOA O 流 動 度 見掛密度 （Mg/m3） T. C 高強度用 部分合金化鋼粉 粒 度 分 析 （μm）（％） 銘 柄 ≦ 25.0 5.0∼ 30.0 ≦ 15.0 10.0∼ 30.0 ≦ 15.0 3 7.15 ≦ 3 7.10 ≦ 3 7.10 ≦ ≦ 0.030 0.60∼ 0.90 JIP 4100V 高強度用 完全合金鋼粉 JIP 20CRV ≦ 0.050 JIP 30CRV ≦ 0.100 ≦ 2.0 ≦ 25.0 10.0∼ 15.0∼ 40.0 45.0 ≦ 25.0 5.0∼ 30.0 ≦ 25.0 3 1 0.60∼ 0.90 0.170∼ 0.230 1.80∼ 2.20 0.15∼ 0.30 ≦ 0.300 ≦ 10.0 ≦ 20.0 10.0∼ 15.0∼ 30.0 35.0 ≦ 20.0 5.0∼ 5.0∼ 25.0 25.0 2.80∼ 3.30 ≦ 30.0 ≦ 0.30 ≦ 0.030 2.50∼ 3.50 0.20∼ 0.20∼ 0.40 0.40 ≦ 0.250 ≦ 5.0 ≦ 15.0 10.0∼ 10.0∼ 35.0 40.0 ≦ 25.0 5.0∼ 5.0∼ 30.0 30.0 2.55∼ 2.85 ≦ 35.0 10.0∼ 10.0∼ 35.0 35.0 ≦ 25.0 5.0∼ 30.0 2.95∼ 3.35 ≦ 0.10 ≦ 0.15 JIP 25MOA ≦ 0.20 JIP 35MOA ≦ 0.020 2.00∼ 3.00 ≦ 0.050 3.20∼ 3.50 ≦ 0.020 ≦ 0.200 ≦ 2.0 10.0∼ 40.0 ≦ 20.0 3 6.90 ≦ 2.95∼ 3.25 ≦ 30.0 ≦ 0.020 JIP 50MOA ≦ 0.15 JIP 65COA ≦ 0.20 4.50∼ 5.50 2.95∼ 3.35 ≦ 0.020 ≦ 0.030 0.10∼ 0.30 1.40∼ 1.80 1.30∼ 1.70 6.00∼ 7.00 ≦ 0.250 ≦ 3.0 ≦ 15.0 15.0∼ 15.0∼ 30.0 35.0 ≦ 20.0 5.0∼ 15.0∼ 25.0 30.0 2 2.75∼ 3.05 6.70 ≦ ： 成形圧力 490MPa ： 成形圧力 588MPa 3 ： 成形圧力 686MPa 1％ Zn-St 添加 1 2 10 11 純鉄粉 JIP ® 純鉄粉の特性 ●圧粉体 〔圧縮性〕 〔成形性〕 （1）JIP® 鉄粉はアトマイズ鉄粉・還元鉄粉とも高純度の原料を （1）成形性はラトラー試験（先端安定性試験）をその目安として 使用し、かつ仕上還元雰囲気は高純度のH2ガスを使用して いますが、JIP® 鉄粉は還元鉄粉はもとより、アトマイズ いるため、たいへん優れた圧縮性を示します。 鉄粉もたいへん優れた成形性を示します。 （2）見掛密度は高くなるほど圧縮性は良くなります。 還 元 鉄 （2）見掛密度は低くなるほど成形性は良くなります。 粉 アトマイズ鉄粉 圧縮性 7.4 7.4 JIP 304A JIP 300A, 301A JIP 270MS JIP 260A, 280A JIP 270M 7.0 JIP 255M 圧粉密度（Mg/m3） 圧粉密度（Mg/m3） 7.0 JIP 240M 6.6 6.6 6.2 6.2 Fe ＋ 1％ ZnSt 5.8 294 392 490 588 Fe ＋ 1％ ZnSt 5.8 294 686 成形圧力（MPa） 392 490 588 686 成形圧力（MPa） 成形性 1.5 ラトラー値（％） ラトラー値（％） 1.5 1.0 0.5 JIP 270MS JIP 270M 1.0 0.5 JIP 304A JIP 301A JIP 255M JIP 300A JIP 240M JIP 280A JIP 260A Fe ＋ 1％ ZnSt Fe ＋ 1％ ZnSt 0 6.0 6.4 6.8 圧粉密度（Mg/m3） 12 7.2 0 6.0 6.4 6.8 圧粉密度（Mg/m3） 7.2 ●焼結体 と比べた場合、より収縮の傾向を示します。これはJIP® 還元 （1）JIP® 鉄粉は各種合金元素と優れた反応性を示し、高強度の 鉄粉の大きな特徴です。 焼結体を得ることができます。 （2）JIP® 鉄粉は、厳しい品質管理体制のもとに製造されていま 混 すので、寸法変化等の焼結体特性のバラツキを非常に少なく 合 組 成 ： Fe‒1.5%Cu‒0.5%Gr+1%ZnSt 焼結温度、時間 ： 1130℃ × 20min することができます。 焼 結 雰 囲 気 ： RXガス、 D.P.0℃ （3）焼結時における寸法変化は還元鉄粉の方がアトマイズ鉄粉 純 鉄 粉 寸法変化 引張強さ 0.4 600 アトマイズ鉄粉 JIP 300A 引張強さ（N/mm2） 寸法変化（％） 0.3 0.2 0.1 0 6.4 6.8 還元鉄粉 JIP 255M 400 アトマイズ鉄粉 JIP 300A 300 還元鉄粉 JIP 255M 6.6 500 200 6.4 7.0 3 6.6 6.8 7.0 3 圧粉密度（Mg/m ） 圧粉密度（Mg/m ） 衝撃値 硬 さ 20 100 還元鉄粉 JIP 255M 80 硬 さ（HRB） 衝撃値（J） 15 10 還元鉄粉 JIP 255M 60 アトマイズ鉄粉 JIP 300A アトマイズ鉄粉 JIP 300A 5 0 6.4 40 6.6 6.8 圧粉密度（Mg/m3） 7.0 20 6.4 6.6 6.8 7.0 圧粉密度（Mg/m3） 13 合金鋼粉 1. Cr系合金鋼粉「JIP ® 4100V、JIP ® 30CRV」の特性 （1）当社が独自に開発した真空還元法で製造しており、Crを含 む合金鋼粉でありながら従来品と比べて低酸素、低炭素、 低窒素の鋼粉で、高い圧縮性を示します。 混 合 組 成 ： Fe‒X%Gr+1%ZnSt 成 形 圧 力 ： 686MPa 焼結温度、時間 ： 1250℃ × 60min in AX （2）焼結には、窒素・水素・真空雰囲気が適当です。 焼 入 れ ： 4100V : 810℃ × 30min、O. Q. 焼 戻 し ： 4100V : 170℃ × 90min、A. C. 30CRV : 850∼900℃ × 30min、O. Q. （3）高強度・耐摩耗部品に最適です。 （4）JIP® 30CRVは、耐熱・耐摩耗部品に適し、焼結のままで 30CRV : 170℃ × 60min、A. C. も優れた焼結体特性（高硬度・高引張強さ）を示します。 JIP ® 4100V、 JIP ® 30CRV 引張強さ 圧縮性 7.2 1,600 JIP 30CRV 熱処理材 JIP 4100V 1,200 引張強さ（N/mm2） 圧粉密度（Mg/m3） 7.0 JIP 30CRV 6.8 6.6 JIP 4100V 熱処理材 JIP 30CRV 焼結体 800 JIP 4100V 焼結体 400 Fe ＋ 1％ ZnSt 6.4 392 490 588 686 0 0.5 784 成形圧力（MPa） 0.7 0.9 混粉Gr量（％） 硬 さ 1.2 100 1.0 80 0.8 硬 さ（HRA） ラトラー値（％） 成形性 JIP 30CRV JIP 30CRV 熱処理材 60 JIP 4100V 熱処理材 JIP 30CRV 焼結体 JIP 4100V 焼結体 0.6 40 JIP 4100V Fe ＋ 1％ ZnSt 0.4 6.6 6.8 7.0 圧粉密度（Mg/m3） 14 7.2 20 0.5 0.7 混粉Gr量（％） 0.9 2. Ni-Mo系部分合金化鋼粉「JIPシグマロイ ® 415S」の特性 （1）純鉄粉の粒子の周囲に合金元素を冶金的に結合された部分 合金化鋼粉であり、合金元素の偏析が防止できます。 （2）Ni-Mo等を部分合金化させていますが、非常に高い圧縮性 を示します。 混 合 組 成 ： Fe‒0.5%Gr+0.75%ZnSt （3）JIPシグマロイ ® 415Sは、特に焼結時のNiの拡散を促進 圧 粉 密 度 ： 7.0Mg/m3 させた鋼粉であり、1250℃以上の高温焼結では焼結の 焼 入 れ ： 870℃ × 60min in、 O. Q. ままでも高い強度を示します。 焼 戻 し ： 200℃ × 60min in、 A. C. JIPシグマロイ ® 415S 圧環強さ 圧縮性 7.4 2,500 JIP シグマロイ 415S 熱処理材 2,200 圧環強さ（N/mm2） 圧粉密度（Mg/m3） 7.2 JIP シグマロイ 415S 7.0 1,900 焼結体 1,600 6.8 1,300 x 20min RX Fe ＋ 1％ ZnSt 6.6 392 490 588 686 1,000 1,100 784 1,150 成形圧力（MPa） x 45min N2 1,200 1,250 x 90min N2 1,300 1,350 焼結温度（℃） 硬 さ 成形性 1.0 45 熱処理材 40 硬 さ（HRC） ラトラー値（％） 0.8 JIP シグマロイ 415S 0.6 0.4 35 JIP シグマロイ 415S 30 25 x 20min RX Fe ＋ 1％ ZnSt 0.2 6.8 7.0 7.2 圧粉密度（Mg/m3） 7.4 20 1,100 1,150 x 45min N2 1,200 1,250 x 90min N2 1,300 1,350 焼結温度（℃） 15 合金鋼粉 3. Ni-Mo系部分合金化鋼粉「JIPシグマロイ ® 2010」の特性 （1）熱処理をすることにより強度のでる部分合金化鋼粉です。 （2）1P1S1Hでの条件で、JIPシグマロイ ® 415Sより高い 強度がでます。 混 合 組 成 ： Fe‒0.3%Gr+1% ZnSt 成 形 圧 力 ： 686MPa 焼 結 時 間 ： 60min in AX （3）焼結後では非常に柔らかいため再圧縮し易く、かつ切削性が 焼 入 れ ： 920℃ ×150min、O. Q. 良く、また2P2S1Hの条件で最高レベルの強度がでます。 焼 戻 し ： 180℃ × 60min、A. Q. JIPシグマロイ ® 2010 引張強さ 圧縮性 1,600 7.4 JIP シグマロイ 2010 引張強さ（N/mm2） 圧粉密度（Mg/m3） 7.2 7.0 1,400 JIP シグマロイ 415S 1,200 1,000 6.8 Fe ＋ 1％ ZnSt 6.6 392 490 588 686 800 1,100 784 1,150 1,300 1,350 硬 さ 耐摩耗特性 10 1 70 60 0 硬 さ（HRC） 10 摩耗量（mm3） 1,250 焼結温度（℃） 成形圧力（MPa） JIP シグマロイ 415S 10 10 −1 10 50 JIP シグマロイ 2010 40 JIP シグマロイ 415S −2 30 JIP シグマロイ 2010 Fe ＋ 1％ ZnSt 1250℃ × 60min. −3 0 5 10 摩耗距離（km） 16 1,200 15 20 20 1,100 1,150 1,200 1,250 焼結温度（℃） 1,300 1,350 4．Niフリー高強度合金鋼粉FM600の特性 （1）メッシュベルト焼結のままで4％Ni材と同等の機械的 （2）4％Ni材と比べて、旋削加工時の工具磨耗が5分の1以下 特性の得られる合金鋼粉です。 です。 供 試 材 切削条件 F M 6 0 0：4MOA （0.45Mo） -2%Cu-0.8%Gr+0.5%Lub(HDX) 工 具：サーメット 4 N i 材：シグマロイ415S-0.6%Gr+0.8%Lub(ZnSt) 送 り：0.1mm/rev 乾式切削 成形圧 力：490、588、686MPa （5、 6、7t/cm2） 速 度：200m/分 焼 切 込：0.5mm 結：メッシュベルト炉（1130℃， 10分，RXガス） 引張り強さ 圧縮性 7.30 700 4Ni材 FM600 600 引 張 強 さ（MPa） 圧 粉 密 度（Mg/m3） 7.20 4Ni材 7.10 7.00 FM600 500 400 6.90 300 6.80 400 500 600 700 6.8 800 6.9 7.0 7.1 7.2 焼 結 密 度（Mg/m3） 成 形 圧 力（MPa） 工具磨耗量 硬 さ 100 0.5 硬 さ（HRB） 工具逃げ面摩耗幅（mm） 0.4 90 FM600 4Ni材 80 70 4Ni材 0.3 0.2 0.1 FM600 60 6.8 0 6.9 7.0 7.1 3 焼 結 密 度（Mg/m ） 7.2 0 500 1000 1500 切 削 距 離（m） 17 合金鋼粉 5. Niフリー高強度合金鋼粉FM1000の特性 （1）メッシュベルト焼結後、熱処理をすることで4％Ni材と （2）4％Ni材と比べて、旋削加工時の工具磨耗が5分の1以下 同等の機械的特性の得られる合金鋼粉です。 です。 供 試 材 F M10 0 0：4MOA （0.45Mo） -1%Cu-0.5%Gr+0.5%Lub(HDX) 熱 処 理：浸炭 900℃×60分 CP0.8% 60℃油中焼入れ 焼き戻し180℃×60分 4 N i 材：シグマロイ415S-0.3%Gr+0.8%Lub(ZnSt) 成形圧 力：490、588、 686MPa （5、6、 7t/cm2） 焼 結：メッシュベルト炉（1130℃， 10分，RXガス） 硬 さ 引張強さ 50 1400 FM1000 45 4Ni材 40 FM1000 硬 さ（HRC） 引 張 強 さ（MPa） 1200 1000 4Ni材 35 30 800 25 20 600 6.9 7.0 7.1 7.2 7.3 6.9 7.0 7.1 7.2 7.3 3 3 焼 結 密 度（Mg/m ） 焼 結 密 度（Mg/m ） FM1000の熱処理材は均一な焼き戻しマルテンサイト組織 FM1000 4Ni材 表 面 Niリッチオーステナイト マルテンサイト マルテンサイト 25μm 25μm 25μm 25μm 内 部 18 6. Niフリー高強度合金鋼粉FM1300の特性 （1）高温焼結後、熱処理をすることで4％Ni材と同等の機械 （3）4％Ni材と比べて、面圧疲労強度が高く、耐摩耗性に 的特性の得られる合金鋼粉です。 優れています。 （2）ベース鉄粉に焼結性に優れるハイブリッドMo合金粉AH4515 （0.45％プリアロイ+0.15％拡散付着）を用います。 供 試 材 大越式磨耗試験 FM1300：AH4515（0.6Mo）-0.5%Gr+0.5%Lub(HDX) 最終 荷重：12.6kgf 4 N i 材：シグマロイ415S-0.3%Gr+0.6%Lub(EBS) 摩擦速 度：4.21m/sec 成 形 密度：6.8、7.0、7.2Mg/m 焼 3 滴 下 油：デキシロンⅢ （毎秒1滴滴下） 結：高温焼結1250℃，60分，N2-10%H2ガス） 熱 処 理：浸炭 900℃×60分 CP0.8% 60℃油中焼入れ 焼き戻し180℃×60分 硬 さ 引張強さ 1500 55 FM1300 4Ni材 50 硬 さ（HRC） 引 張 強 さ（MPa） 1400 1300 1200 1100 45 4Ni材 40 35 FM1300 1000 30 6.8 7.0 7.2 7.4 6.8 焼 結 密 度（Mg/m3） 7.0 7.2 耐摩耗性 面圧疲労強度 100 3500 n＝2 4Ni材（7.31Mg/m3） 3000 摩 耗 量（mm3） ヘ ル ツ 応 力（MPa） 7.4 焼 結 密 度（Mg/m3） FM1300 （7.15Mg/m3） 2500 10-1 10-2 FM1300（7.15Mg/m3） 2000 4Ni材（7.14Mg/m3） 10-3 1500 5 10 6 10 7 10 繰り返し 数 10 8 0 1000 2000 3000 4000 摩 擦 距 離（m） 19 顕微鏡写真 ® JIP 鉄粉を顕微鏡で見てみました。 （1）鉄粉粒子形状（走査電子顕微鏡写真） 還元鉄粉 JIP 255M アトマイズ鉄粉 X 200 JIP 300A X 200 （2）鉄粉粒子断面組織（光学顕微鏡写真） 還元鉄粉 JIP 255M 20 アトマイズ鉄粉 X 400 JIP 300A X 400 （3）部分合金化鋼粉粒子形状（走査電子顕微鏡写真） JIPシグマロイ ® の表面SEM写真 JIPシグマロイ ® におけるNiの分布 ●白い点が合金成分を示します。 ●表面に均一に分布している様子がよくわかります。 （4）完全合金鋼粉（JIP ® 4100V）のEPMA像 Cr Mn ●白い点が合金成分を示します。 ●成分濃度にムラがなく、均一に分布している様子がよくわかります。 21 JIPクリーンミックス® 「JIPクリーンミックス®」とは 当社が開発したJIPクリーンミックス® は、偏析防止を目的 JIPクリーンミックス® 走査電顕像 とした新しいプレミックス粉です。通常の混合では、鉄粉に 黒鉛粉のほかNi、Cu、Moなどの金属粉が単純に混合され ますが、JIPクリーンミックス® では、鉄粉に黒鉛などの添加物 の粉末が特殊な処理により付着させてあります。 したがって、JIPクリーンミックス®は輸送や搬送時において、 添加物の 偏析がほとんどありません。また発 塵が 非常に 少なく環境の改善がはかれるほか、すぐれた流動性で焼結 部品の生産性を向上させます。さらに安定した寸法精度に より、焼結部品の寸法変化のバラツキを小さく出来ます。 アトマイズ鉄粉 クリーンミックス 溶鋼を水アトマイズ （純鉄粉、合金鋼粉） Cu粉 用途：高強度部品 バインダー 黒鉛粉 鉄粉 20μm 還元鉄粉 通常の単純混合 ミルスケールを還元 （純鉄粉） ・発塵防止 潤滑材 断面 ・偏析防止 Cu粉 用途：複雑形状部品 黒鉛粉 鉄粉 ・偏析 20μm 潤滑材 断面 No 22 種 類 性 能 ・ 特 徴 1 ステアリン酸Zn系 黒鉛の偏析が無く部品の寸法や強度等が安定 2 Wax系 焼結炉にZnの付着が少く炉内清掃の削減可能 3 Znレス潤滑材 炉内清掃の削減可能、焼結体外観が綺麗 4 Cu偏析防止 黒鉛に加えCuの偏析も無く、部品寸法精度に優れる。 5 常温高密度HDX 潤滑材量0.5%で成形可能で高密度高強度部品に適する。 6 低抜出力LX 長尺部品等金型からの抜出力の大きな部品に適する。 7 切削性改善JFM3 ドリル加工性が優れる。 8 切削性改善JFM4 旋盤加工性が優れる。焼結体外観が綺麗 9 切削性改善JFMX ドリルと旋盤加工の両方に優れる。焼結体外観が綺麗 10 重量安定性ZERO 流動性が良く、部品重量が安定し歩留が向上 11 Niレス合金鋼粉FM600、1000、1300 低コストで4%Ni合金鋼粉と同等の部品強度を発揮 12 熱処理省略 21SX シンターハードニング用 13 寸法安定化 還元鉄粉にCu偏析防止を組合わせ、寸法精度に優れる。 ・発塵 「JIPクリーンミックス®」は生産性の向上と環境改善に寄与します。 JIPクリーンミックス® 発塵量 カーボン付着量 粒度範囲150μm∼75μmでのカーボン量 100 1,200 1％ Gr 発塵量（cpm） カーボン付着度（％） Fe-2％ Cu-X％ Gr 80 Fe-2％ Cu-1％ Gr 1,400 混合粉の全カーボン量 2％ Gr 60 40 単純混合粉 1,000 800 600 400 20 200 JIP クリーンミックス 0 0 単 純 JIP 混合粉 クリーンミックス 単 純 JIP 混合粉 クリーンミックス 0 100 150 200 250 測定時間（秒） 寸法変化 ホッパーからの払出し時のバラツキ 1.8 0.35 Fe-2％ Cu-0.8％ Gr Fe-2％ Cu-0.8％ Gr JIP クリーンミックス 0.30 1.4 寸法変化（％） 1.6 炭素量（％） 50 JIP クリーンミックス 1.2 0.25 単純混合粉 0.20 単純混合粉 1.0 0.15 0 200 400 600 800 1000 0 ホッパーからの排出量（kg） 流動度 1000 2000 3000 4000 5000 成形順序（個） 流動度（sec./50g） 30 20 10 0 単純混合粉 JIPクリーンミックス 23 JIPクリーンミックス® 「JIPクリーンミックス®」のその他の特性 JIPクリーンミックス® 圧粉体特性 圧粉密度 焼結体特性 引張強さ 6.9 6.8 6.7 抜出力 単純混合粉 400 硬 さ 26 24 単純混合粉 JIPクリーンミックス 単純混合粉 JIPクリーンミックス 20 衝撃値（J） ラトラー値（％） 単純混合粉 50 衝撃値 1.0 0.8 0.6 10 0 単純混合粉 JIPクリーンミックス 見掛密度 見掛密度（g/cm3） 3.6 3.4 3.2 3.0 24 JIPクリーンミックス 60 40 JIPクリーンミックス ラトラー値 単純混合粉 70 硬 さ（HRB） 抜出力（MPa） 500 300 JIPクリーンミックス 28 22 600 引張強さ（MPa） 圧粉密度（Mg/m3） 7.0 単純混合粉 JIPクリーンミックス ® ® ® ® 1．快削性クリーンミックス JFM シリーズ（JFM 3、JFM 4、JFM X） JFM3：ドリル加工性に非常に優れています。特殊添加剤によって空孔を充填し断続切削抑止を図り、切屑チッピングも促進 します。ドリル穿孔数は無添加材の6倍、MnS添加材の3倍以上です。 JFM4：200m/min以上の高速旋削性に優れています。特殊添加剤による切屑チッピング促進に加えて、加工時の摩擦熱で 軟化して工具表面に保護幕を形成します。工具磨耗量は無添加材の4分の1以下、MnS添加材の3分の1以下です。 JFMX：JFM4の優れた高速旋削性を保持しながら、低速旋削性を改善し、更にドリル加工性にも優れています。 JFM3 配 成 形 密度：6.6Mg/m 焼 JFM4 合：JIP260A−0.9%C 配 3 合：JIP301A−2%Cu−0.8%C 成 形 密度：6.9Mg/m3 結：1150℃＊15分 N2-5%H2 焼 140 結：1130℃＊20分 RXガス 0.5 ■ 550mm切削 逃 げ 面 工 具 摩 耗 幅（mm） ド リ ル 穿 孔 数（個） 回転数：10,000rpm 送 り：0.03mm/rev 100 乾式切削 貫 通：6mm厚 80 60 40 20 0 速度：200m/min 0.4 切込：0.5mm 送り：0.1mm/rev 0.3 乾式切削 0.2 0.1 0 無添加材 JFMX 工具：超硬P10種 ■ 1050mm切削 ドリル：超硬φ1.2mm 120 配 0.5％MnS 0.75％JFM3 無添加材 0.5％MnS 0.2％JFM4 合：JIP301A−2%Cu−0.8%C + 切削性改善材 （無添加、 0.5%MnS、 0.2%JFM4、 0.3%JFMX） 成 形 密度：6.9Mg/m3 焼 結：1130℃＊20分 RXガス 300 JFM®4：1115孔目で ドリル破損 無添加 0.20 MnS JFM®4 0.15 JFM®X 0.10 MnS 0.05 スラスト（N） 逃 げ 面 摩 耗 量（mm） 0.25 無添加：1183孔目で ドリル破損 250 JFM®X 1503孔 で破損 せず MnS 200 MnS 無添加 無添加 JFM®4 JFM®4 JFM®X JFM®X 150 0.00 0 1000 2000 3000 4000 5000 旋 削 距 離（m） 工 具：サーメット （T1200A） 湿式切削 旋削速度：100m/min 送 り：0.1mm/rev 切 込：0.5mm 0 500 1000 1500 2000 穿孔数 ドリル：超硬（HMD026M)φ2.6mm 湿式切削 回転数：5,000rpm 貫 通：10mm厚 送 り：0.15mm/rev 25 JIPクリーンミックス® ® 2． 部品重量・寸法安定性に優れたクリーンミックス ZERO 粉末の充填性を高めることで、焼結部品の重量や寸法安定性を向上させることができる商品です。 ・プレス停止、 再開後の不連続な重量変動が従来の半分程度に低減でき、 成形時の歩留まりを向上させることができます。 ・成形時の条件設定が容易になり、 試し成形の回数を減らすことが可能になります。 ・従来よりも狭い空間への充填が容易になり、 従来では困難であった難成形部品の製造が可能になります。 ・金属石鹸を含んでいないため、 焼結体表面に煤や染みが付着しません。 汎用品 ：ステアリン酸亜鉛単純混合粉 ：JIP クリーンミックス® 現行材 充填率 ® クリーンミックス ZERO ：JIP クリーンミックス®ZERO 配 合 1.0 ：301A-2％Cu-0.9%Gr+0.8%潤滑材 金型隙間幅が1mmの場合の充填率 成形時の重量変動 0.8 現行材：JIPクリーンミックス® 5分停止 充填率 重 量（g） 82 20分停止 81 0.6 誤差範囲 0.4 80 0.2 79 0.0 汎用品 78 0 100 200 300 ※充填率＝充填重量/(見掛密度×金型体積） 成形個数 （個） 連続成形条件 クリーンミックス® ZERO 現行材 成 形 体：φ30mm×φ20mm×30mmH 成 形 密度：6.8Mg/m3 重量変化率 成形速 度：400個/hr 1.6 ■ クリーンミックス®ZERO 成形時の重量変動 ■ 現行材 1.4 JIPクリーンミックス®ZERO 30％減 5分停止 81 重 量 変 化 率（％） 重 量（g） 82 20分停止 80 79 1.0 0.8 0.6 78 0.4 0 100 200 成形個数 （個） 26 1.2 300 5分停止 20分停止 ※重量変化率＝（停止後重量−停止前重量）/停止前重量×100 梱包・表示 梱包重量 標準として500kg、1,000kg詰のフレキシブルコンテナーがあります。 内装はポリエチレンの袋で、外装は下部に排出口を設けた合成フィルムとなっています。 表示は銘柄、製造番号・重量を掲示します。 500kg・1,000kg詰フレキシブルコンテナー 使用上のご注意 ●鉄粉は酸化しやすいので、できるだけ早くご使用ください。 ●使用途中で保管する場合は密封してください。 ●高温、多湿の場所を避けて保管してください。 27 農業用 水稲直播用プレミックス鉄粉 ® S91プレミックス （粉美人 ） の特徴 ■優れた品質 従来品よりも粒度を細かくすることで、種籾への付着性を向上させています。 ■作業負荷の軽減 焼石膏を均一に混合した状態まで加工しているため、焼石膏との混合作業が不要です。 （※） また、11kg／袋の梱包サイズは、 使い切りやすく持ち運びにも便利です。 ※鉄コーティングには焼石膏等での仕上げ処理が別途必要です。 ■作業環境の改善 乾燥後においても種籾から剥がれにくく、高い付着性を維持し、 粉塵の発生を抑えます。 ■高い安全性 微細でありながら消防法における危険物として扱われることなく （※）、高いコーティング効果を実現しました。 ※小ガス炎着火テストおよび外部機関による確認試験からも危険物には該当しないことが証明されています。 S91プレミックス 11kg/袋 鉄粉 S91 10kg 混合 焼石膏 1kg 乾籾とS91プレミックスの分量例（コーティング比0.5前提） 乾籾 20kg 300kg（5俵分） S91プレミックス 〈鉄粉＋焼石膏〉 11kg（1袋） 〈10kg＋1kg〉 165kg（15袋） 〈150kg＋15kg〉 ※鉄コーティングには焼石膏等での仕上げ処理が別途必要です。 28 ●ご注文・お問い合わせは、下記または最寄りのJFEスチール株式会社までお寄せください。 東 京 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号（日比谷国際ビル） 〒100-0011 鉄粉営業部 鉄粉室 TEL 03（3597）4062、4063、4064 FAX 03（3597）4567 29 Cat.No.J1J-001-03 http://www.jfe-steel.co.jp 本 社 〒100 - 0011 東京都千代田区内幸町 2 丁目 2 番 3 号（日比谷国際ビル） TEL 03(3597)3111 FAX 03(3597)4860 大 阪 支 社 〒 530-8353 大阪市北区堂島 1 丁目 6 番 20 号（堂島アバンザ 10 F） TEL 06(6342)0707 FAX 06(6342)0706 名古屋支社 〒 451-6018 名古屋市西区牛島町 6 番 1 号（名古屋ルーセントタワー 18 F） TEL 052(561)8612 FAX 052(561)3374 北海道支社 〒 060-0002 札幌市中央区北二条西 4 丁目 1 番地（札幌三井ＪＰビルディング 14 F） TEL 011(251)2551 FAX 011(251)7130 東 北 支 社 〒 980-0811 仙台市青葉区一番町 4 丁目 1 番 25 号（東二番丁スクエア 3 F） TEL 022(221)1691 FAX 022(221)1695 新 潟 支 社 〒 950-0087 新潟市中央区東大通 1 丁目 3 番 1 号（新潟帝石ビル 4 F） TEL 025(241)9111 FAX 025(241)7443 北 陸 支 社 〒 930-0004 富山市桜橋通り 3 番 1 号（富山電気ビル 3 F） TEL 076(441)2056 FAX 076(441)2058 中 国 支 社 〒 730-0036 広島市中区袋町 4 番 21 号（広島富国生命ビル 7 F） TEL 082(245)9700 FAX 082(245)9611 四 国 支 社 〒 760-0019 高松市サンポート 2 番 1 号（高松シンボルタワー 23 F） TEL 087(822)5100 FAX 087(822)5105 九 州 支 社 〒 812-0025 福岡市博多区店屋町 1 番 35 号（博多三井ビルディング 2 号館 7 F） TEL 092(263)1651 FAX 092(263)1656 千葉営業所 〒 260-0028 千葉市中央区新町 3 番地 13（千葉TNビル 5 F） TEL 043(238)8001 FAX 043(238)8008 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