関西電力からのお知らせ 引込支持点の取付位置に関する協力依頼について 平素は、弊社事業にご理解とご協力をいただきありがとうございます。 家屋の引込支持点付近において低圧引込線と各通信事業者の弱電流電線との離隔 不足が多数見つかっております。つきましては、離隔不足箇所の新規発生を防止す るため、弱電流電線が施工された際に離隔確保ができる高さに引込支持点の取付け をお願いいたします。なお、各通信事業者へは別途、離隔を確保した引込支持点の 施工をお願いしております。 施工のイメージ ○低圧引込線と建造物との地上高に関して 電気設備の技術基準の解説抜粋 97条「低圧引込線の施設」 項1 第6号では、架空引込線の 地表上の高さは、主として経済上 の理由から、交通に支障がない限 り一般の電線路の場合より緩和し ている。なお、建造物の構造上、 取付け点を4mもの高さにすること がどうしても困難な場合があるの で2.5mに緩和している。 ※下図のDの区間の高さは交通に支障のない場合に認められる。 ○低圧引込線と他物との離隔に関して 電気設備の技術基準の解説抜粋 97条 「低圧引込線の施設」 項4 低圧架空引込線の需要場所の取付付近に限り、日本電気技術規格委員会企画 「JESC E2005(2002)(低圧引込線と他物との離隔距離の特例)による場合は第97条 の離隔距離によらないことができる。 低圧引込線と他物との離隔距離の特例 (JESC E2005)の一部抜粋 弱電流電線等との離隔距離においては、電線相互が直接接触しなければ混触や通信 障害などの影響がないため「接触しない」こととし、更に、弱電流線等の作業者の安全確 保するために必要な空間として、弱電流電線の引留金具に弱電流電線を取付、撤去す るための離隔距離を定めている。(表1、図1参照) 表1:低圧引込線と他物との離隔距離 他の工作区分 電線の種類 低圧絶縁電線 他の造営物(人が触れるおそれがない場合) ケーブル 低圧絶縁電線 弱電流電線等 ケーブル 低圧絶縁電線 上方 弱電流電線等の引込用引留具等 ケーブル (引留具等という。以下同じ) 低圧絶縁電線 側方 ケーブル 引留具等から電源側25cm以下の範囲における弱電 低圧絶縁電線 流電線等の上方及び側方 ケーブル 図1:弱電流電線の取付撤去に必要な空間 離隔距離 接触しない 接触しない 0.15m 0.1m 0.1m
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