埼玉から安倍政権の暴走をストップさせよう

2015年5月1日発行 第229号(毎月1回発行)
発行 埼玉県社会保障推進協議会
〒330-0064 さいたま市浦和区岸町7-12-8
自治労連会館1階
電 話048-865-0473
fax048-865-0483
(ホームページは「埼玉社保協」と検索下さい)
埼玉から安倍政権の暴走をストップさせよう
4月15日埼玉デーに104人
4月15日に行われた、大運動実行委員会主催の
国会議員要請行動は6団体104人が参加して行われ
ました。冒頭、梅村さえこ衆議院議員から、国会
情勢報告があり 、「先の県議選・さいたま市議選
では共産党を躍進させていただいた。安倍内閣が
すすめる「戦争立法」は、国会内では与党が多数
をしめるが、国会の外では保守勢力も含めて、草
の根のたたかいの前進で、押し返す波がつくられ
てきている。しかし、安倍政権は、会期を延長し
てまでも「戦争立法」を数の力で成立を狙ってい
る。いっせい地方選挙、後半戦で、共産党の立候
補者全員が当選することで安倍政権の暴走にスト
ップをかけることにつながる」と訴えました。
各界の代表からあいさつがあり、埼玉社保協の
川嶋事務局長からは、医療・介護総合法案の審議に入り、連休明けから参議院で審議入りの日程になっ
ている。それぞれ、3日間ぐらいの短い審議、公聴会とスピードアップして通そうとしている。社会保
障の削減は、「戦争立法」案をつくりあげるため、トヨタ自動車へ研究開発費減税1000億円、この予算
があれば介護保険を削る必要はない。なんのための削減かあきらかと安倍政権の社会保障削減計画を批
判し、6月から始まる社保キャラバンの成功に向けて、行政としっかり懇談し地方から悪政ストップを
訴えていくことを呼びかけました。
院内集会後、それぞれの団体ごとの要求を、医療
・介護充実を求めて埼玉選出の議員要請を行ないま
した。参加者からは、「自民党議員のところは、要
請を聞いてもらえず、署名もかえされることが多い、
一方で維新の会が署名も受け取ってくれるようにな
ってきた」と感想もよせられています。国会では、
アメリカと一緒に戦争する国づくりに向けて「戦争
立法」案をはじめ、国民のいのちと健康を守る医療
・介護の社会保障を切り捨てする法案が審議の真っ
最中です。国政での悪政をストップさせていくため
にも、いっせい地方選挙の後半戦に勝利していくこ
とが求められています。
(埼玉土建 常任中執 段 和志)
埼玉のくらしと社会保障2015.5
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「医療保険制度改悪法案」採決を強行
衆院で審議わずか3日
4月24日医療保険制度関連法案が衆議院厚生労働
委員会でわずか3日間の審議、1日の参考人質疑し
か行われずに採決が強行されました。法案は5つの
法を一括して①国保料の引上げにつながる国保の
都道府県化、②入院給食費の引き上げなど新たな
国民負担増、③安全性が未確立なまま「患者の自
己責任」を押付ける患者申出療養の創設などの国
民のいのちに係る重大な問題を含むものです。質
疑の中では「高すぎて払えない保険料」「経済的困
難で受診を抑制」などの国民の生活といのちを守る問題について議論が全く深められていません。
私も傍聴した23日の参考人質疑で大阪社保協寺川順子事務局長が「国保の都道府県化に反対だ。現
在市町村は一般財政から国保へ3900億円の法定外繰入行っているが、今後予定の財政投入の規模は
これを下回る3400億円でしかない。この内の1700億分は貸付金だ。返済のため保険料がさらに高く
なる。違法な滞納処分が横行する危険がある」と述べました。衆議院本会議で28日採決され、参議
院に送付されました。
都道府県化は2018年から実施する予定ですが、今年度貸付ではない1700億円が市町村に配分され
ます。自治体キャラバンではこれを保険料引き下げや低所得者対策として有効に活用するよう要請
していきます。同時にこれまでのように法定外繰入を継続することで保険料引下げを求めることも
重要と考えています。
(埼玉社保協 川嶋 芳男)
1 00
運
障埼連が第43回総会開く
4月29日、障害者の生活と権利を守る埼玉県民連
絡協議会(障埼連)の第43回総会がありました。午
前は記念講演を兼ねて、白沢仁障全協事務局長から、
「障害者・家族の実体・願いを声に!権利としての
運動を」と題し、安倍政権が、いかに「暮らしと平
和と民主主義を破壊に導く危険な存在か」を、国会
運営のやり方をはじめ様々な角度から語りました。
そうした中で障害者施策だけが前進することはあり
得ず、憲法9条、25条を同じこととして捉え国民的
な運動に結集しましょう!と結びました。
総会では、県第4期障害者支援計画づくりで、国
の入所施設から地域移行の方針の中で、1300人の待
機者を抱える問題では「障害者の暮らしの場を考え
る会」を立ち上げ、粘り強い交渉の中で、どこで暮
らそうが、ハード面での基盤整備と事業の中身とし
て「発達保障」が大事だという訴えはしっかり届け
ました。県も国には気を使った表現でしたが、入所
支援の目標数値の実際は、明らかに入所施設を整備
せざるを得ないことが結論として明白に出ました。
また、24時間介護状態の、超重症心身障害児のレス
パイトケア事業が予算化されたことは、障埼連の長
年の運動の成果として確認されました。
方針では、学習運動を強化し、実態調査・把握・
共有に基づく要求運動を徹底し、各分野の要求運動
を発展させる。国連に向けたパラレルレポートづく
りと連動して、県・市町村施策の改善を常に要求し
ていくことと、全国結集の大切さが確認されました。
埼玉県障害者福祉推進課長、共産党県議団長、全
障研、きょうされん、学童保育県連協から来賓挨拶
があり、埼玉社保協からメッセージが届きました。
(障埼連副会長 國松 公造)
埼玉のくらしと社会保障2015.5
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一緒に社会を底上げする運動を
くらしの最低保障引き下げにNO!4・29市民集会に263名
大宮区社保協
県社保協事務局次長の舟橋初恵さんを講師に大宮
区社保協が初めて企画した一般市民に開かれた介護
保険の学習講演会。6千枚のビラを印刷し、会場の
大宮教育会館周辺の全戸配布など思い切った宣伝も
行ったにもかかわらず参加の予約が進まなく、不安
一杯で迎えた4月25日(土)でした。
それだけに、講演開始30分前の午後1時に最初の
近隣住民らしい白髪まじりの女性参加者を迎えた
時、役員はホッとしました。それから30分、会館の
外には案内係りを立て、中では次々と椅子をつぎ足
して定刻には教育会館の手狭なホールはほぼ埋まっ
ていました。顔見知りの年金者組合員や新婦人会員
の他に約十人くらい一般住民と思われる方が、舟橋
さんのパワーポイントを使ってのやさしく歯切れよ
い説明に聴きいりました。
質問と意見交換の時間には、介護体験のある女性
が認知の母親を看取った自己の体験を思い出し声に
つまりながら 、「心中も考えた 」(
「 学んだことを)
どう運動につなげていくか」などの積極的発言もあ
り、介護問題の深刻さを確認すると同時に今後も地
域から草の根の運動をおこしていこうという熱い雰
囲気であっという間の2時間が終わりました。
次回は地域包括センターのケアマネージャーを招
いての介護の現場に即した学習会を約束していま
す。住民の期待に応え本当に草の根の運動にするた
めには、介護事業者、地域自治会への働きかけなど、
ひとまわり視野を広くした努力が必要です。
なお、舟橋さんのパワーポイントを使ってのお話
はとても好評でした。録音とパワーポイント材料だ
けでも了解を得て活用されることをお勧めします。
(大宮区社保協 事務局 飯塚進三)
4月29日、生活保護基準引き下げ反対埼玉連絡会
が主催する「くらしの最低保障引き下げNO!4・29
市民集会」が、さいたま共済会館6階で、263名が
参加し行われました。
後援団体の埼玉弁護士会の石河秀夫会長から「富
国強兵を進める安倍政権を許してはいけない」とい
うあいさつから始まり 、「貧困は自己責任?貧困の
現場から社会を変える」と題して、認定NPO法人
自立生活サポートセンター・もやい理事の稲葉剛さ
んから基調講演がありました。2013年8月から始ま
った生活扶助基準の引き下げと、今後の住宅扶助基
準引き下げと冬季加算の削減の具体的な影響につい
て話がありました 。「今回の生活保護への攻撃は、
第一次的には生活保護受給者の生活悪化、第二次的
に貧困ボーダー層の排除、三次的に各種貧困救済制
度の後退など、さまざまな影響を及ぼすもので、生
活保護受給者だけの問題ではない。生活扶助基準引
き下げに対する不服審査請求、過去最高の全国1万
2千件、そして全国20件の生活保護裁判が、当事者
が声を上げることで始まっている。このことは、自
らの権利を主張することが他者の権利を守り、社会
を底上げすることにつながるもの。一緒に運動をが
んばります」と結びました。その後、生活保護受給
者の方がお話をされ「生活保護受給者として、日頃
より孤独感、うしろめたさを感じながら生活してい
るが、基準の引き下げで今後の生活への見通しが遠
のき、未来を切り開く気持ちをあきらめてしまう。
子どもたちの夢を奪うものになってしまう」と切実
な訴えがありました。
(埼労連
舟橋
初恵)
埼玉のくらしと社会保障2015.5
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自治体要請キャラバンが来月スタートします
日時が変更になった市町村があります
キャラバンが6月22日からスタートしますが、議会などの関係で、先月号でお知らせしていた
コースが変更になりました。
当日の会場も、近隣施設を含めて約20自治体が庁舎外になっています。会場はFAXニュースなど
でもお知らせしていきます。
【日時変更】
①富士見 6/23→7/2(木)10:00~11:30
②美里 7/1→7/9(木)14:00~15:30
③所沢
7/2→7/9(木)10:00~11:30
④蕨
7/2→7/10(金)10:00~11:30
⑤戸田
7/2→7/10(金)
懇談時間
日 程
懇談時間
ー
コ
日 程
ス
6月22日
6/23
(火)
6/24
(水)
6/25
(木)
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14
①10時~
11時30分
②14時~
15時30分
さいたま市
深谷市
杉戸町
久喜市
越谷市
川越市
吉川市
羽生市
桶川市
長瀞町
毛呂山町
滑川町
蓮田市
ふじみ野市
熊谷市
春日部市
幸手市
三郷市
川島町
松伏町
行田市
北本市
皆野町
越生町
嵐山町
加須市
鴻巣市
6/26
(金)
6/30
(火)
7/1
(水)
7/2
(木)
会
9日
①10時~
11時30分
②14時~
15時30分
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32
白岡市
草加市
日高市
上里町
吉見町
坂戸市
小川町
寄居町
志木市
本庄市
ときがわ町
入間市
上尾市
朝霞市
秩父市
川口市
(2)富士見市
宮代町
八潮市
飯能市
神川町
東松山市
鶴ヶ島市
東秩父村
横瀬町
新座市
(32)所沢市
6月5日(金)14:00~16:30
埼玉教育会館104
30
蕨 市
今年のキャラバンの意義と特徴、キャラバン
日程と要請団の編成、要請団責任者・副責任者の役割、当日の懇談内容とすすめ方、
市町村アンケートの結果と特徴などを議論します。
(
1
0
0
0
1
10
近隣の会場等、ご都合に合わせてご参加下さい。
6月
ス
7/9(木)
7/9(木)
7/10(金)
要請団会議(第100回拡大運営委員会)
日時
会場
ー
コ
春日部市会場
埼玉協同病院ふれあい会館第1会議室
市民活動センターぽぽら春日部
川越市会場
(火) ウェスタ川越2階活動室5
川越駅西口徒歩5分
049-249-3777
6月
10日
三芳町
(24)美里町
戸田市
)
川口市会場
048-294-6111
鳩山町
狭山市
伊奈町
和光市
小鹿野町
4階会議室1
048-731-3550
(水) 所沢市会場
所沢地区労会館
04-2992-9927
熊谷市会場
6月 熊谷市立勤労会館2階会議室
048-524-5007
11日
鴻巣市会場
(木) クレア鴻巣3階第1中会議室
048-540-0540
埼玉のくらしと社会保障2015.5
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