写真メディア領域 映像

写真メディア領域
育 てる人 材
カリキュラム の 編 成
求 める人 材
写 真メディアの 各 専 門 領 域で 制 作と
現代社会では、写真メディアは、芸術、
入 学 前 に写 真メディアの 基 本 的 なリ
理論の両面に亙って、専門職の社会人と
ドキュメンタリー、広 告を始 めとして多
テラシー能力を既に身につけていること
して通用するような高度の技術と知識を
様な領域に浸透しており、またメディア
が期待されます。在学中の2年間で修士
持ち、それらを実際に社会の様々な場に
環境のデジタル化に伴い、画像のあり方
作 品を制 作(副 論 文を含 む)、また は 修
おいて積極的に運用できる能力を身に
も紙媒体からインターネット上の巨大な
士 論 文を執 筆 する能 力 が 必 要で す。写
着け、写真、芸術、デザイン、マスメディ
データベースに至るまで の 進 化を示し
真制作の高度な技術と写真理論の広範
ア、広告、出版、教育研究、ウェブ業界な
ています。こうした各専門領域を個別に
な知識を基に、芸術概念の拡張とメディ
どの 各 界で 指 導 的 な 役 割を担えるよう
また 領 域 横 断 的 に、制 作と理 論 の 両 面
ア環境の急速な展開を特徴とする現代
な者に対し、学位を授与します。 にわたって深化しうるようにカリキュラ
にお いて写 真メディアは 如 何 にあるべ
ムを編成しています。
きかを、真摯に問いかける人材を求めて
います。
■教員
教授
教授
教授
准教授
吉田 成
吉野 弘章
田中 仁
圓井 義典
[専門分野]
写真表現 / 写真史 / 写真画像の保存
[専門分野]
アートプロデュース / アートマーケット史
写真編集 / エキシビジョンデザイン
[専門分野]
写真制作 / 作家研究 / 写真教育
[専門分野]
現代写真
●研究テーマ
原風景としての佃・月島界隈をテー
マとした写 真 の 制 作 、古 典 印 画 技 法
の研究、古写真の史料学的研究等を
研究テーマにしています。
●研究テーマ
社会の中でのメディアとしての写真の様々
な可能性について研究します。また、写真を
コミュニケーションの道具として活用するた
めの技法などについても研究していきます。
●研究テーマ
自身の環境と心情をテーマに制作
をしています。またアンリ・カルチェ=
ブレッソン、植田正治などの写真家と
現 代 の 関わりを研 究テーマとしてい
ます。
●研究テーマ
美術分野における写真表現のあり
方 、特に政 治 問 題や思 潮などの 時 代
背 景が写 真 表 現にどのように影 響し
ているのかを中心に研究しています。
●メッセージ
●メッセージ
●メッセージ
●メッセージ
19世紀の前半に写真術が発明さ
れて以来、数多くの素晴らしい作品が
生み出されてきました。写真は今、芸
術 表 現 の 一 つとして認 知され、写 真
を使った表 現 活 動が活 発です。写 真
表現や写真の歴史、写真画像の保存
等について研究しながら、新しい写真
表現について一緒に考えていきたい
と思います。
芸術表現についての総合的な見地
から、時 代と向き合 い 、まったく新し
い写真のジャンルをも創ってしまう。
そんな気持ちで一緒に研究と制作を
進めていきましょう。
メディアアートの 根 幹とい える写
真。その特性と魅力は、思考とマテリ
アル、テクニカルの融合にあります。
個性ある写真家の研究や時代に呼応
したムーブメントを分析して自己の方
向を定め、制 作 の 海 原 へ 漕ぎ出しま
しょう。大学院研究科には、その羅針
盤と航路図があります。船長と漕ぎ手
はあなたです。
誰でもが手軽に楽しめるいわば日用
品化した装置であるにもかかわらず、
なぜ写真術は未だにどのような文脈に
も完全に収斂することなく、不可思議
なものであり続けているのか?そのこ
とに強い関心を持ってくれると、そこ
から写真が写真であるための必然性、
特殊性、そして未来への可能性が見え
てくるのではないかと思います。
02 |大学院 | 芸術学研究科