2015 年 高文連石狩支部 美術展・研究大会に行ってきました。

2015 年 高文連石狩支部
美術展・研究大会に行ってきました。
8月4~6日の石狩支部大会について、部員の感想や思い出の文のまとめです。
今回は、部員3人全員が1年生で、上級生というペースメーカーがいない中、入学後の宿泊研
修以後、基礎練習 → 藤の花コンサートでの展示 → 中間考査 → 学校祭美術部企画の立案と基
礎練習作品の制作。並行して、高文連出品作の構想と出品登録 → クラスの活動との両立 → 学
校祭当日の展示と七夕短冊装飾の実現 → ようやく高文連作品の準備と、長い長い連綿とした活
動の果てに、出品へとたどり着くことができました。予告してあったとはいえ、夏休み返上で毎
日朝から夕方まで制作し、結局、予備日の土日も全て登校し、1年生しかいない中でよく辛抱し
たな、励まし合えていたなと感心しました。
大会 1 日目、作品展鑑賞(審査投票)の感想
初めての支部大会で少し緊張しましたが、私が知らない他の学校の作品展示を見たとき、私
とは違う色の使い方や絵に込められた想いと制作者の考えなどがあり、まだ浅い経験である私
にも、とても勉強になりました。
(西本)
たくさんの作品が展示されていて感動しました。絵だけではなく作品の題名にも考えさせら
れるような工夫がされているものもあり、とても見応えのある展示でした。
(大内)
いろいろな雰囲気の絵があった。中には絵からとびだしているような工夫がされている絵も
あって見ていてとても勉強になったし、何よりも面白かった。私が苦手な風景画や人物画でも
たくさん出品されていて、細かいところまで忠実に描かれていてすごいなとも思ったし、追い
つきたいとも思った。
(武田)
2 日目は市民ホールで総会でした。入り口の掲示板には今回の作品展の入選名簿が掲示されて
おり、前日の審査(投票→集計→顧問会議での作品確認審査)で、武田さんの平面構成がぎりぎ
り入選。
「全道大会で優れた作品を見てきなさい」という 1 年生向けの応援票だったかも知れま
せんね。また、惜しくも入選は逃しましたが、西本さんと大内さ
んの作品も佳作に入れていただくことができました。3人とも全
道大会での鑑賞・研修会に参加する権利を得たわけです。
総会では今大会での表彰が行われたあと、前の週に行われた
全国大会へ参加してきた生徒の報告を聴くこともできました。
総会のあとは、市内のギャラリー巡りに出かけました。
MUSEUM STORE + Shift
普段なら、ただのお店だろうと思って通り過ぎてしまうだろう
から、今回「こういうお店や、こういう人がいる」ということを
知れてとても良い経験になったと思う。
(武田)
NUNO(須藤玲子)展
羽の入った布が印象的だった。もし自
分が「布のデザインをして下さい」って
言われてもきっと平面的なものしか描け
ないと思うから、新しいことに出会え
たみたいでうれしかった。
(武田)
HOPE(絵本)展
それぞれ違う作者が描いた本が展示されていて、作り話が多
かったが1つだけ現実にあった東日本大震災の出来事のひと
つが描かれた絵本があり、それを読んだ感想として、私たちは
決して忘れてはならないと感じた。絵本はそんなことを教えて
くれた。
(西本)
端聡 展
水の循環を例えに、私たち人間は、か
つて循環をさまざまな形で利用してきた
が時代が変わるごとに人間たちは忘れて
いっていた。この展示で、その忘れた循
環を考えさせられた。
(西本)
暑い中、よく歩きました。そして、
熱心に鑑賞できました。
3 日目の午前中は、道立近代美術館まで脚をのばしました。
フランス絵画 展
時代を感じさせる作品ばかりで、中には風や水の動きまでも表現されていたり、その時代独特
の風景などが描かれていて目をうばわれるような作品ばかりでした。
(大内)
午後からは、市民ギャラリーでグループ別合評会が行われ、自作について語り合って意見交流
したり、担当の先生から講評いただいたりすることができました。
今回の出品作品について
今回は、私たちは1年生なので、まだ何をすればいいのかわからない
状態で始まった。制作は、まだやりきれていなくて期間が短かったこと
もあり、自分が納得いく作品に仕上げることができていなかったので、
次の機会からはしっかりやることが課題と思った。
(西本)
《顧問より:最後のがんばりがすごかったね》
ビンのバランスが悪いところがあったり、もっと細かいところまで観察して
描ければよかった部分があったので、次はそれらをしっかり意識して描きたい
と思いました。
(大内)
《顧問より:家事手伝いとの両立偉かった!》
何より、未完成なのがものすごくくやしかった。大会当日、皆の作品と
並べるのも嫌で、はずかしくて大会に本気で全道をねらって完成させてき
た人達に失礼なことをしてしまったと気持ちが沈んだ。けれど、いつまで
もうじうじはしていられないので、次の機会には納得いくものを作れるよ
うにがんばりたい。
(武田)
《顧問より:作品は、
「あと一日あったらね…。
」チームワークの要でした。
》
とにかくよくやった「1 年生チーム」。 今後が楽しみです。