平成 27 年度 1 級管工事施工管理技術検定 実地試験 GET 研究所 解答

平成 27 年度 1 級管工事施工管理技術検定 実地試験
GET 研究所 解答試案
【No.1】
施工要領図の読み方(必須問題)
〔設問 1〕
不適切な排水トラップに発生するおそれのある現象
<解答例>
図
図-1
図-2
排水トラップに発生するおそれのある現象
排水立て管に多量の水が流下することにより、排水横枝管内の空気が吸い
込まれて負圧となり、封水が吸い出される封水の吸出し現象が発生する。
排水立て管の最下端に高い水圧がかかることにより、排水横枝管内の空気
が圧縮され、排水が器具 C から噴き出す封水のはね出し現象が発生する。
参照※
54 頁
54 頁
「スーパーテキスト 27 年度 1 級管工事施工管理・実地」の該当ページを参照してください。
※
〔設問 2〕
施工要領図について、適切でない部分の改善策を記述する。
<解答例>
図
(2)図
(3)図
(4)図
(5)図
適切でない部分の改善策
参照
吊り金物のみによる支持では不適切なので、両側の建物の梁に、形鋼など
を用いた配管の固定点を設け、三次元的な伸縮に対応できるようにする。
厨房排気ダクトを給水タンクの真上でない場所に移設するか、厨房排気ダ
クトの真下に油の滴下を受け止めるための受け皿を設ける。
呼び番号 4 の送風機は、形鋼で組み立てた架台に載せ、架台を天井スラブ
にボルトで固定する。呼び番号が 2 未満でなければ、吊り支持は不適切。
排気混合チャンバー内には、排気を円滑に行えるよう、各系統間に隔壁を
設ける。また、各系統の管内には、排気を制御するためのダンパを設ける。
<参考>
改善された(2)図
改善された(5)図
1
98 頁
127 頁
118 頁
なし
【No.2】
冷媒配管の施工上の留意事項(選択問題)
<解答例>
冷媒配管の施工上の留意事項
視点
参照
①
テープ巻きは、配管の下部から上部に向かって巻き上げる。
加工
140 頁
②
結露を防止するため、配管の貫通部も、他の部分と同様に被覆する。
貫通
140 頁
③
配管の支持部には、木製または合成樹脂製の支持受けを設ける。
支持
140 頁
④
保温材は、相互の間隙を少なくし、継目を一直線上に並べずに取り付ける。 接合
140 頁
【No.3】
高置タンクの据付けにおける施工上の留意事項(選択問題)
<解答例>
高置タンクの施工上の留意事項
視点
参照
①
逆サイホンを防止するため、タンクの吐水口空間を確保する。
位置
174 頁
②
タンクの上面には 1m以上、下面・側面には 60 ㎝以上の空間を確保する。 位置
174 頁
③
架台を除く基礎コンクリートの高さは、500 ㎜以上とする。
基礎
174 頁
④
タンク廻りの配管は、重量がタンクに直接かからないよう、床で支持する。 組立
174 頁
【No.4】
ネットワーク工程表(選択問題)
<解答例>
設問
設問 1
項目
解答・解答例
クリティカルパス
B→C→F→I または ①→②→④→⑥→⑦→⑧
所要工期
23 日
設問 2
タイムスケール表示
設問 3
作業 A のフロートの名称
フリーフロート
設問 4
作業 F が 2 日延びた時の工期
25 日
設問 5
タイムスケールの利点
各作業の相互関係やフロートが目視で分かるように
なるため、作業管理が容易になる。
<解説>
設問 3
設問 4
タイムスケール上で表示されるフロートは、その作業で自由に消費できるフリーフ
ロートである。
作業 F はクリティカルパス上の作業であるため、作業 F が 2 日間延長されると、全
体の所要工期も 2 日間延長される。
2
【No.5】
労働安全衛生法の用語(選択問題)
<解答>
A
B
C
D
E
石綿作業主任者
10
特別の教育
毎作業日
総括安全衛生管理者
【No.6】
経験記述(必須問題)
経験記述の解答例は省略します。
3