では苦手な人ともうまく付き合っていくためにはどうしたらよいのでしょうか。それ は「類似性」をうまく利用しましょう。相手の特徴や好きなものの中から、自分とも共 通しているところはないか探してみてください。 平成 27 年 10 月 第 4 号 <狭山緑陽高等学校相談室> 人と仲良くなるために、私たちは適度に自分の好きなことや考えていることを話し ていきます。自分のことを上手に話していくと、相手からも反応が返ってきます。これ 10 月も半分が過ぎ、気温もどんどん下がっていますね。体調を崩しやすくなる季節 を自己開示の返報性といいます。また嫌いな相手でも優れているところは認め、それ でもあります。おいしいものをたくさん食べたり、しっかりと睡眠をとったりして、心も身 を態度に表すと、相手に好意として伝えることができます。そうすることによって相手 体もゆっくりと休ませましょう。 からの好意の返報性が期待できるかもしれません。 他者とうまく付き合っていくために、ぜひ相手との共通点はどこか、長所はどこか さて今回は「他者と仲良くなるには?」についてお話したいと思います。 探してみてください。 一般的に友人関係や恋愛関係では相手に魅力を感じることから関係が始まります。 では、人に魅力を感じる要因とは何なのでしょうか。 自分のことを知るために 第1の要因 ○自分の好きなこと、興味のあることは何か、また苦手なことは何か、 物理的な距離 席が近い、家が近い、出席番号が近い など いろんなことにチャレンジしながら探してみよう ○自分の素直な気持ちを日記などに書いてみよう ○誰かに自分の事を聞いてみよう 第2の要因 第3の要因 類似性 興味・関心、価値観、生活スタイル など 身体的・外見的魅力 外見が好み、清潔さ、しぐさなど 相談室について 自分のことや友達や家族のこと、勉強や部活のことなど、仲のいい人にはなかなか 高校に入学して最初に知り合いになった人を覚えていますか。ほとんどの人は番号 話せないときや話し相手がほしいときはぜひ相談室に来てみてください。 や席が近い人と親しくなったのではないでしょうか。人は会う頻度が高くなればなるほ ど、好意度も増していくのだそうです。そして『類は友を呼ぶ』ということわざにもある とおり、自分と似た価値観の人や興味のあることが同じ人とより仲良くなっていきます。 それからやはり外見的な特徴も魅力を高める要因となります。それは姿形だけではな く、清潔さや場にあった服装、言葉遣いなどにも影響されるのです。 来校日 毎週木曜日 スクールカウンセラー 菊地学先生 毎週火・木曜日 スクールソーシャルワーカー 吉田滋先生
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