レジオネラ属菌検査方法の動向と2015年度精度管理サーベイ

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TOHO Lab News
No.076
東邦微研ニュース
レジオネラ属菌検査方法の動向と2015年度精度管理サーベイ
レジオネラ属菌は、「公衆浴場における衛生等管理要領等について」(平成12年12月15日生衛発
第1811号厚生省生活衛生局長通知、平成15年2月14日改正健発第0214004号)や「建築物等にお
けるレジオネラ症防止対策について」(平成11年11月26日生衛発第1679号厚生労働省生活衛生局
長通知)などの通知に基づき、行政機関を含むその他多くの民間検査機関で検査が行われています。
しかし、その検査方法については、レジオネラ症防止指針(財団法人ビル管理教育センター)や
衛生試験法・注解(日本薬学会)、上水試験方法(日本水道協会)など、いくつかの参考とされる
マニュアル的なものが存在し、標準化されていないのが現状です。
そこで、厚生労働省では、平成22年度より、厚生労働省科学研究費補助金(健康安全・危機管理
対策総合研究事業)において、レジオネラ属菌検査法の安定化に向けた検討を行っています。
特に平成25年度からは、凍結乾燥処理した試料を利用した外部精度管理実施に向けた検討も行わ
れているところです。(研究報告書:資料参照)
日水製薬(株)が主催の2015年度レジオネラ属菌検査精度管理サーベイでは、外部精度管理の施設
対象をその他の行政検査機関ならびに新たに民間検査機関へ拡大し、平成26年度までに同研究事業
で検討され報告された方法に基づいて実施されます。
特に、精度管理サーベイ試料の特性や各種検査基準の手技の差による検査結果のばらつきを考慮
し、濃縮操作法や培地接種操作などの手技の精度確認に主眼を置いたサーベイとなるとのことです。
2015年度レジオネラ属菌検査精度管理サーベイ
https://cosmokai.com/img/files/Lsurvey_2015.pdf
参加要件 https://cosmokai.com/img/files/Lsurvey_agreement.pdf
2015年度レジオネラ属菌検査精度管理サーベイ指定法
https://cosmokai.com/img/files/Lsurvey_specify.pdf
注)別紙2.の「2015年度レジオネラ属菌検査精度管理サーベイ指定法」は、本精度管理サーベイ用
のみの検査方法であり、サンプル量、濃縮倍率などにおいて、実検体の検査方法と異なる部分があ
ります。
資料
1. 「厚生労働省科学研究費補助金(健康安全・危機管理対策総合研究事業)レジオネラ検査の標
準化及び消毒等に係る公衆浴場等における衛生管理手法に関する研究報告書
平成25年度 https://cosmokai.com/img/files/Lsurvey_H25.pdf
平成26年度 https://cosmokai.com/img/files/Lsurvey_H26.pdf
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