(参観のキーワード:エンカウンター ∼出会いふれあいエクササイズ∼ 図書資料) ― 学習すること(ねらい) ― ◎グループでワークシートを書き込みながら,友だちと同じ所やちがうところ を見つけていきます。ゲーム的に進める活動の中で,友だちに親しみを感じた り共感したり,違いを認めあって仲間意識を高めます。 ― ねらいとする道徳的価値は ― 友情 3年2組の仲間たちが新しいクラスとしてスタートしてから 半年がたちました。よく話を聞き,友だちにも優しく,何事にも 一生懸命取り組む子どもたちです。しかし,以前行った道徳で「自 分のいいところをいくつでもいいから書いてみよう!」という事 をしたところ,驚いたことになかなか書けなかったのです。こん なにいい子たちなのに自分に自信がない・・。またこの時期は友 だちとより強く結びつこうとする時期でもあります。自分に自信 を持ち,自分を肯定し,また友だちも大切にできる子どもになっ てくれることを願って,本授業を設定しました。 ― この授業で使う資料について ― ①「同じ・ちがうシート」②「きもちってなに?」 (朝日出版社) ① グループで友だちと同じところ違うところをテーマに沿って書き込んでいきます。楽しみながら ゲーム感覚で作業ができると思います。 ② 「ひとりでいるのと,ともだちといるの,どっちがいい?」という疑問に,いろいろな考えが展 開されます。しかし答えは自分で考えて。ともだちという,あまりにも普通にあるものだけど, とても漠然としたものについて考え始める第一歩に,すてきなヒントをくれるものと思います。 -―学習活動と主な発問― 1.ともだちと同じところ,違っているところを発表しあう。 ○クラスのともだちと自分の同じところはどこでしょう。 ○クラスのともだちと自分の違うところはどこでしょう。 2.グループごとに,ともだちと同じところ。違うところをテーマに沿って記入する。 ◎グループのともだちとワークシートに書きながら同じところと違うところを探してみましょう。 ○「そうそう,そこが同じ!」 「そうそう,そこが違う!」の声を忘れずに。 3.学習をふり返り,全体で話し合う。 ○今日の勉強をして,どんなことを思いましたか。 4. 「きもちってなに?」を読む。 ○ともだちについて書かれたものがあるので,読んでみましょう。 ― 子どもたちのこんな姿を期待します ― みんな違っているからいい・違ってもいいことに気づき,自分に自信を持ち,自 分を肯定し,また友だちの違いを認めて大切にできる子どもになってくれることを 期待します。
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