言葉は時代とともに ~俳句・短歌を作ろう

第6学年5組
国語科学習指導略案
指導者
1.単元名
日本の文化を考える「言葉は時代とともに
T1 永嶌裕美
T2 中村千秋
~俳句・短歌を作ろう~」
2.単元の目標
〈児童の活動目的〉
○気に入った俳句・短歌や、自分の体験や思いを詠んだ俳句・短歌を集めた作品集を作って、
図書室に置いたり、友だちに読んでもらったりしよう。
〈教師の指導目標〉
○近代の文学への興味・関心を深め、現代の言葉との共通点や相違点について考える 。
(伝統的
な言語文化と国語の特質に関する事項)
○お気に入りの俳句や短歌を探して情景を思い浮かべたり、経験したことなどを基に俳句や短
歌を作って、お気に入り作品集を作ることができる 。(書く)
3.指導計画(10時間扱い)
次 時数
学習内容
学校図書館との関わり
・近代文学作品(夏目漱石・芥川龍之
介・正岡子規の作品を中心に)の用
意をする。
※物流システム活用
1 ○全文を読み、概略をつかむ。
・読書指導員による作品紹介
○地の文を参考にしながら、音読
(夏目漱石・芥川龍之介・正岡子規
する。
の作品を中心に)
2 ○漱石、龍之介、子規の作品の言 ・夏目漱石・芥川龍之介・正岡子規の
3
葉と、万葉集、枕草子の言葉と
作品 、「万葉集」「枕草子」の用意
を比較し、気がついたことを話
し合う。
○言葉は時代とともに変化してい
ることについて話し合う。
・俳句・短歌集の用意をする。
※物流システム活用
○教科書の俳句や短歌を読み、感 ・読書指導員による俳句・短歌集の紹
4
想を出し合ったり、表現の工夫
介
について考えたりする。
5 ○俳句集・短歌集の中から、お気 ・読書指導員による助言
2
に入りの作品を集める。
6 ○「俳句の作り方」を参考にして、
俳句を作る。
7 ○「短歌の作り方」を参考にして、
短歌を作る。
8 ○ お気に入りの俳句(短歌)自分 ・読書指導員による助言
9
で創作した俳句(短歌)を集め
(本時 )
て、作品集を作る。
10
○製本し、仕上げる。
・作品を図書室に展示させてもらう。
○友だちと読みあい、感想を交流
する。
○5年生に読んでもらう。
学習材
・教材文
・図書資料
・教材文
・図書資料
・教材文
・図書資料
・図書資料
・ワークシ
ート
・ワークシ
ート
・モデル
・ワークシ
ート
・作品集
4.本時の指導(9/10)
(1)目標
○読み手を意識して、自分の経験や思いを基に作った俳句や短歌に解説文を書き、作品集作りをす
ることができる。
(書くこと)
(2)言語力育成のための手だて
○白紙とワークシートを用意し、解説文や自分の思いを書きやすい用紙を自分で選ばせるようにさ
せる。
○製本し読んでもらうことを意識させ、読み手にわかりやすい解説文を書くことを心がけさせる。
(3)展開
時配
学習内容
指導上の留意点(○)評価(◎)
言語活動を充実させるための手だて(☆)
学習材
1.本時の学習課題を知る。
10
読んでくれる人に自分の思いの伝わる解説文を書いて、作品集にまと
めよう。
○お気に入りの作品を集めたときのように、自 ・モデル
分の作品にも解説文をつけることを確認す
る。
○解説文の参考例を思い起こさせ、自分の作品 ・解説文参考例
にもわかりやすい解説文を書く意欲を持たせ ・図書資料
る。
(T2)
2. 作品集作りをする。
○修学旅行を振り返り、見学地の思い出を詠ん ・修学旅行の
・白紙で作ろう。
だ作品を見直し、清書させる。
(T1)
しおり
・絵を入れよう。
☆それぞれの思い、能力に応じて何種類か用紙
・ワークシートを使おう。 を用意し、自分の書きたい用紙を選ばせる。
○どうしても季語が入れられない児童は許容
・ワークシート
25
し、作品を作ることを優先させる。
(T1・T2)
○余裕のある児童には、情景画を描くよう勧め
る。
(T1・T2)
○机間指導し、自分の作品集を仕上げる意欲を
持続させる。
(T1・T2)
3.自分の作った作品と解説 ☆解説文が難しい児童には、句を詠んだときの
文を発表する。
情景を思い起こさせ、その様子を書くよう助
10
言する。
☆何人かの児童に発表させ、解説文の書き方に
4.次時の予告をする。
ついて参考にさせる。
◎作品に自分なりの思いを込めた解説文を書く
ことができたか。
5
○あと1時間で清書した後、製本して、友だち ・モデル
と読み合ったり、
5年生に読んでもらったり、
図書室に置かせてもらったりすることを伝
え、見通しを持たせる。
(T1)
【資料】
1.物流ネットワークのしくみ
2.1/3俳句を作ろう
3.作品集モデル
4.ワークシート
※蔵波小・読書指導員の勤務
(月)(火)(水)(金)堀越千枝子
(木)(金)中村千秋