• 先生しっかりして (1989 年(平成元年)7 月 10 日(月曜日)中日新聞夕刊 8 面 ハイ編集局です) 静まり返った住宅街にさく裂音と若者たちのざわめきが起こります.三十人ほどの中学生が公 園に集まって花火に興じていました.七夕の夜七時から始まり九時をすぎても一向にやめません. テスト中の息子は「集中できない」と言うし,飼い犬は恐怖でびくびくしています. 我慢もこれまでと公園へ. 「あなたたち,何時までやってるの」と興奮気味に尋ねたら,みな沈 黙です.一人の子がおずおずと「先生があそこにいるよ」.若い男の先生が子供たちの後ろにいた ようですが,私の前には出てきませんでした.やるせなかったですね. (春日井・主婦・45) • もっとゆとり持とう (1989 年(平成元年)7 月 13 日(木曜日)中日新聞夕刊 8 面 ハイ編集局です) 公園で夜,中学生が花火遊びをしてやかましかったという話(10日付)がありました.七夕の 夜に先生と中学生が集まって花火をするなんて,こんないい話はないじゃないですか. 騒音がどの程度だったか知りませんが,公園で真夜中でなかったら怒るほどのことはないでしょ う.ぼくは教育大を目指す高校生ですが,将来は先生と生徒との関係はこうありたいですね. 公園で花火をすることが悪いなら,一体どこですればよいのですか.自分の都合だけを考えず もっとゆとりを持って生きてほしいですよ. (名古屋北・高校三年・男・17)
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