焼尻の銀杏草

冷たいなか、
たいなか、お疲れ様です!
です!
島内海岸沿い各所で銀杏草拾いがおこなれています。水温ひとケタの海水に
足を浸け、その海水よりさらに低い気温の下での作業です。やはりゆるくはあ
りません。
出産シーズンです
出産シーズンです。
シーズンです。
(広報用の
広報用の写真をいただきました
写真をいただきました)
をいただきました)
2月に入り、焼尻めん羊牧場では羊たちが
出産時期を迎えています。
この時期の牧場は、昼夜を問わない仕事だ
と聞きました。僕のような若造にとって、「出
産の立ち会い」という仕事の尊さは、想像し
ても想像しきれないものがあります。
あくまで焼尻島の主産業は漁業ですが、僕
のような移住者、よそ者の目線で見れば、
「焼尻島はめん羊の島」という印象が強いで
す。やはり、羊たちは“焼尻の顔”と言えるで
しょう。
改めて羊の恩恵について考えつつ、無事の
出産を祈るばかりです。
そう言えば、今年は未年(ひつじどし)ですね。
しかし、みなさんは長年の経験者。「しゃっこい!」なんて言いながら足を浸け
る僕を尻目に、「今年はあったかいくらいだ」と笑い飛ばしていました。
焼尻の
焼尻の銀杏草
一般的に、日本でとれる銀杏草は「クロ
ハギンナンソウ」「アカバギンナンソウ」
の2つ。その名前のとおり、色のちがう
2種類の銀杏草が存在しています。
焼尻で商品化されている銀杏草は
後者の「アカバギンナンソウ」。
独特の歯ごたえが人気の珍味です。
その名前の由来は、広げたときの形が銀杏の葉に似ているところ……と言われ
ています。青森から北海道までに分布する海草ですが、地域によって「耳」「福
耳」「仏の耳」「みみこ」などとも呼ばれています。見た目としては「耳」のほうが
しっくりくるかも知れませんね!
その昔は、建築用の糊の原料としても使われていたそう。煮出して得られる成
分が、海草由来の糊があるのは知っていましたが、それでもあの銀杏草が建
築材料になるなんて、なんだか意外です。
寒くてしゃっこくて、どうも気が
重くなりがちな冬。……ですが、
そんな日でも外に出てみると、
素敵な発見があったりするも
のです。
◆焼尻島いまむかし
焼尻島いまむかし
この新聞『焼尻なう』は、平成8年にお亡く
なりになられた磯乃屋旅館
磯乃屋旅館の
磯乃屋旅館の先代・
先代・磯野
利男さんが
利男さんが作成
さんが作成していた
作成していた『
していた『わたしのかわら
ばん』
ばん』に影響を受けた僕(奥野)が、地域
おこし協力隊の活動の一環として作成し
ているものです。
先日感動したのは、白浜海岸
の岩場にできていた氷。
水面に顔を出す岩場からさら
に反り上がるように、鮮やか
な氷が上を向いていました。
白浜海岸の
白浜海岸の岩場にできた
岩場にできた氷
にできた氷
焼尻の
焼尻の自然環境だからこその
自然環境だからこその形
だからこその形です。
です。
平成元年12月
平成元年 月に発行された
発行された
『わたしのかわらばん第
号』
わたしのかわらばん第114号
あらためて、この『かわらばん』を読んでみ
ると、当時の焼尻の姿が浮かんできます。
ちょっと振り返ってみましょう。
「岩の上で雪と波が混ざった水分に、冷たい風が吹き付けることで、こんな凍り方
をするんだよ」と教えていただきました。
『嫁に来ないか』(第114号
号 平成元年12月
日)
平成元年 月9日
自然が織り成す不思議な形に、芸術性を感じさせられます。
今から26年前の平成元年、この年の焼尻は
4人もの花嫁さんをお迎えしたとあります。
実はこれって、「焼尻島だからこそ見られる景色」ではないでしょうか。
読み進めると、「羽幌町が“花嫁対策協議
会”を発足させ、農協、漁協ぐるみで取り組
みを進めているが、成果は芳しくない」と書
いてありました。
この当時で危機感を募らせているわけです
から、つごう四半世紀以上の間、結婚問題、
後継者問題に悩んでいることになります。
かくいう僕も、花嫁云々の話を振られると頭が痛くなるところです……。地域おこし協力隊と
して着任して2年目、定住を図るには「経済的体力」も、「将来の展望」も乏しいのが正直な
ところ。そのためには、衰退傾向の社会情勢に抗えるだけ努力しなくてはなりません。
みなさん、
みなさん、娯楽とは
娯楽とは思
とは思えないほど
の力の入りようでした。(
りようでした。(笑
。(笑)
実家に帰ると「あんたいつ結婚するの?」と言われます。親不孝ですね。頑張ります。
この日
この日のために用意
のために用意された
用意された雀卓
された雀卓
1月31日(土)、研修センターでは麻雀大会が行われました。
ストーブが効いて暖かい部屋でしたが、勝負もなかなかに白熱。手牌をじっと眺め
てうなる人もいれば、言葉巧みに駆け引きを楽しむ人もいました。
一方、麻雀の“マ“の字も知らない僕(と若手島民2名)は、眺めているだけでチン
プンカンプン。「覚えると楽しいんだろうな」と思いつつ、戦況を見守りました。(笑)
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