未来への奔流・・・発想を創造へ、変化から進化へ 株式会社 エツキ ************************************* 企業の概要 所 在 地 山形県村山市稲下 1403-1 代 表 者 早坂 設立年月 昭和42年 資 本 金 8,640万円 従業員数 124名 主な製品 食品機械、印刷機械給紙ユニット等 悦男 企業の沿革等 当社は、印刷機給紙装置を主力生産品と その後平成14年工場内工程管理システム し、他に端子圧着機や工作機械部品加工を (POP)稼動開始し、同年 ISO9001 の認証を 行っている。創業は昭和42年、現社長が 取得した。この間、何回か工場の移転・増 早坂製作所として個人創業、昭和48年7 設を行っている。 業界は厳しい環境にあるが、当社はこれ 月に㈱悦機として法人設立、昭和58年県 内では初めて夜間完全無人加工を開始、昭 まで培ってきた高度な技術力と豊富なノウ 和63年オフセット印刷機械用給紙装置 ハウにより、端子圧着機や瓶詰機などの自 (フィーダー)の製造開始、平成3年に現 社ブランド製品の開発を行い、順調に業績 社名に変更。平成7年資本金を8640万 を上げている。 円に増資、平成12年には小型工作機械(汎 用フライス盤)の生産(委託生産)を開始した。 経営理念・経営方針 ■ 経営理念 企業テーマを「発想を、創造へ」「変化から、 進化へ」と掲げており、山形県のほぼ中央に 位置する村山市の最上川のほとりに本社工場 を構え、豊かな自然の中で生まれる生命のよ うに、斬新な発想と情熱ある創造のエネルギ ーで新しい時代へ挑戦することを企業コンセ プトとしている。高度な生産技術力と柔軟な 商品開発、そして機械加工、組立、電装、検 査といった一貫した生産管理体制を武器に、 常にお客様に満足していただける製品づくり にチャレンジしている。 ■ 経営方針 今後は、「人材育成」と「新製品の開発」が 重要となる。「オリジナリティこそ、完成度の 高い製品づくりの原点」と、早坂社長は力説 これまで培ってきた高度な技術力と豊 富なノウハウを活かして、積極的な技術 開発を推進していく考えである。 小規模企業設備資金制度 ■ 制度を利用したきっかけ 昭和42年に裸一貫で始めた早坂社長は、 初めて設備貸与制度を利用したのが昭和4 3年フライス盤2台が最初、当時、村山市商 工観光課の職員からの紹介がきっかけ、利用 に至った動機は、資本がない企業が低利でし かも長期返済で設備が導入できるのが魅力 だったと、早坂社長は昔を振り返る。 制度を利用した効果等 当社では過去利用回数は13回を数え規 模拡大に従って利用回数・金額も大きくなっ てきた。銀行や民間リース会社は、ただお金 を融資するだけ、あるいは設備を貸すだけだ が、企業振興公社の場合は、もちろん設備も 貸すが仕事も斡旋してくれる。 情報も提供してくれるし、場合によってはア ドバイザー等の人材も派遣してくれる。いわ ゆる企業の経営資源といわれる「人・物・ 金・情報」を総合的に支援できるのが銀行や 民間リース会社と大きな違いだ。 ■ 制度に対する期待・要望等 銀行や民間リース会社のサービスは年々変 わってきており、お客さんが利用しやすいシ ステムに変わってきている。企業振興公社も 中小企業のニーズをとらえ、環境変化にうま く対応していただけるよう期待している。 ■ 今後の展望 これまでも食料品製造業で使われる「瓶詰 機」や「端子圧着機」等の自社ブランド製品 の開発に成功しており、今後も業界屈指の技 術開発型企業を目指している。
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